Time誌の13.10.7付にはReturn of the Samurai(侍の復活)と題して、日本の沖縄基地のF15の活動や、安倍首相の軍事経済両面での日本の復活政策についての記事があり、この中に沖縄人の見方が本土の人間と全く違うことも紹介していて、興味を引きましたので抜粋して紹介します。(特に後半の下線部

1.    まずは沖縄が日本支配下にはいったときの話の抜粋です

 That spooks many Okinawans, who inhabit what was once a kingdom called Ryukyu that paid tribute to imperial China. かつては琉球王国と呼ばれ、中国帝国に貢物を送っていた沖縄に住む人々の多くはこの事態(訳者注:日本の沖縄基地のF15の活動と、安倍首相の軍事復活政策)に驚く。By the late 19th century, though, Okinawa had been absorbed into Japan. Chinese academics and military officers have postulated that China has territorial rights not just to the Senkaku-Diaoyu Islands but all of Okinawa. 19世紀後半までに沖縄は日本に吸収された。中国の学者や軍人は尖閣ー大有のみならず沖縄全体に中国が当然領有権を持つとする。(訳者注:14世紀から18世紀まで琉球から明、清などに貢物を送っていたからこういうのだろうが、贈り物を受けたから送り主の島が俺の国とは言い過ぎ。1589年に江戸幕府が琉球藩主を置き1609年には島津藩が軍事力で沖縄を完全掌握したが、1782年には琉球王家からまた清国に貢物しているという複雑な歴史あり)

 

2.    次は第2次世界大戦中の沖縄についての抜粋です。

At the end of World War in the horrific Battle of Okinawa, the Japanese military forced tens of thousands of Okinawans into combat, with some even compelled to commit sucide in the face of the Allied assault.第二次大戦末期の凄惨な沖縄戦で日本軍は何万とも何十万ともいわれる沖縄人を戦いに狩り出して一部の住民は連合軍の攻撃に合うと自決を強要されもした (これは事実)

"Japan is a very scary country, a warrior cultre," says former Okinawa governor Masahide Ota. "The most important lesson from the Battle of Okinawa is that the Japanese military will never protect the local people.." 「日本は怖い国で軍人文化です」と元沖縄知事の大田正英はいう。「沖縄戦でのもっとも重要な教訓は日本軍は決して沖縄の人を守ろうとしなかったことです」(これも事実.当ブログ白旗の少女参照)


3.
   
最後に尖閣についての沖縄の人の意見は、

Kameichi Uehara, head of the local fishermen's union, doesn'nt see the threat."I'ver never heard of any Chinese boats giving any trouble to us." 地元の漁業組合長の上原恵一は脅威(訳者注:中国の)に会ったことはない。「私は中国の船が我々とトラブルを起こしたのを聞いたことはない。」

Local historian Shizuo Ota concurs."I don't think China has provoked the Senkaku issue," he says. It's rightist groups from Japan that are causing most of the problem." 地元の歴史家太田静雄は「中国が尖閣問題を扇動したとは思わない。問題の大半は日本から来る極右グループの人が起こしている」ともいう。

 

ここは謙虚になって沖縄の人の意見情報も集めます。ヘイトスピーチやネトウヨなどで中国をけなしていると火に油を注ぐことになる。    13.10.18投稿