幼き頃の話なんですがね。

学校の屋上に続く階段を掃除担当だった私は、毎日、級友と共にその階段を雑巾で拭いたりホウキで掃いたりしてたんです。

ある日、鍵のかかってるはずの屋上の扉が開いてる。好奇心旺盛だった私は、仲間と共に屋上に出て、解放感を味わっておりました。味わってるうちに、掃除の時間も終了。やべーっ、バケツの水捨ててない…。

どうしようかなぁ。放置しちゃおうかなぁ。でも、明日も使うしなぁ。なんて思いながらふと下を覗いたら、当時、大嫌いだったT先生(♀)が歩いてる。

!!!

と思ったが早いか、私、その先生目がけてバケツの水を濡れるか濡れないかのギリギリに流してた(かなりずる賢いタイプ?)。でも、全部流し切る前に冷静な自分に戻って、慌てて止めたんです。あかん、あかんって。

でも、遅かった。
T先生、これまで見たことないくらいの猛ダッシュで屋上まで駆け上がってきて

「誰ですか!今、私に水を掛けようとした人は!!」

と、大激怒。
その頃には、すっかり証拠隠滅してた私とその仲間たちは「知りませーん」とばかり、しらを切り通す。お互い攻防を繰り返すも、先生にもその後の予定があったらしく「担任の先生に言いますから!」と捨て台詞を残し、去っていきました。

担任に呼び出し食らったらどうしようかと、ビビりつつ、怒られた記憶がないから、お咎めなしだったんでしょう。

悪魔の囁きに耳を傾けたのは、これが最初だったような気がします。
いやぁ、あの頃の私、大胆だったなぁ。