久し振りに小説以外の本を読みました。
「オシムの伝言」 千田 善 著(元日本代表通訳)
 
 
武力紛争で崩壊した旧ユーゴスラビアでも民族的にとくに複雑ばボスニア・ハルツェゴビナ共和国の
首都サラエボ出身。
 
以前のサラエボはさまざまな民族がおりあいコスモポリタン的雰囲気があったそうです。
そして、オシム氏自身も子供のころ、さまざまな民族・宗教の友人たちと遊ぶことによって、
リスペクト(尊重・尊敬・考慮)する習慣をみにつけたとか。
本人自身もさまざまな民族の血統を引く家族出身。
 
もともとオシムファンではありましたが、知るにつれ、
あ!この人のように強い人でありたいと憧れます。
 
ここで抜粋。
 
「敗北から学ぶ、めけて初めて前進することがある。・・・・なぜ失点したのか、
考えるべきだ。その場面で選手ひとりひとりが、自分がどこにいて、何をしたか、思い出すべきだ。
それはミスを繰り返さないためだ。・・・その点が日本のサッカーがもう1ランク、ステップアップする
カギになる。ミスを犯したときの責任の所在をはっきりさせることだ」
 
サッカーでなくても、自分の生き方にあてはめられる。
なんか、どうすればよいのか指針をもらった気分になれる気が私はしました。
 
 
オシム氏は決して、ミスした人を責めたり怒鳴ったりする事はなかったようです。
そして、選手を型にはめることも。
 
そんなに昔の事でない戦争を体験されたオシム氏の言葉は私の心にも届きました。
 
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日本人の特性なのかもしれないが、誰かが、こうすればいいと言ってくれるのを
待っているように見える。自分自身に責任を持つ、自分で決定を下す能力をみにつけるべきだ。
サッカーはそういうkとを反映する。自分で責任を持ってプレーする、自分を頼る。
それが私の日本へのメッセージです。2008年12月
 
ね、サッカーの話とは思えなくないですか??(#^.^#)