僕の接客3原則は
1、丁寧
2、気遣い
3、ユーモア
今回は[気遣い]について。
気遣いに大切なのが「目配り」と「おせっかい力」だと思う。常に目を配り、常におせっかいを考える。
まず「目配り」のポイントは3つ。
1、目線
2、行動
3、テーブル

常にお客さんと目線が合うように目をみる。注文や聞きたい事があるとお客さんは店員を呼ぼうと探す。その時下を向いて作業をしていたり、後ろを向いていたり、忙しそうに運ぶことに集中していると声が掛けづらいもの。他のお客さんがいる中、離れた店員さんを大声で「すいませーん!」と呼ぶ事を躊躇した経験がある人は少なくないと思います。目線を合わせる事で「ご注文でしょうか?」とそのストレスをなくす事ができる。
お客さんの行動を見る。からのおせっかいをやく。
例えば、手で顔を仰いでいるお客さんを見たら、店内が暑いかな?→冷房強くしましょうか?→喉が乾く、お冷のおかわりは大丈夫か?冷たいおしぼりの方がいいかな?などその行動から、自分がその人だったらと想像しておせっかいをやく事。
テーブルを見る。空いたお皿はないか、お取皿必要じゃないか、おしぼりは汚れてないか、飲み物はまだ入っているか?
手が空いたときはもちろん、お料理を運んだ帰りに全ての席を見ながら戻る。
これを毎日意識すると、戻ってくる途中に、目線、行動、テーブル全てを全ての席でやってこれるようになる。
あとは「おせっかい力」をどこまで上げれるか。
僕のおせっかい例を1つ☝️

ちょっと高さのあるお座敷へ上がられたご夫婦。お帰りの際、靴を出すのだけど、ここに僕のこだわり。
写真上が奥様、下が旦那さん。ポイントは2つ。
男性と女性では歩幅が違うので、履く位置を数センチ男性は前へ、女性は手前へ寄せる。女性の靴が男性の位置だと遠くて一度床に降りてから履くことになる。同じく男性の靴が女性の位置だと近くて履きづらい。そのお客様が一番履きやすい位置へ。もう1つは、女性は歩幅が狭く段差を高く感じる。バランスを崩しやすいから女性を壁側(掴まるものがある方)にポジション。女性同士の場合、ヒールの高い方を壁側にするようにしている。
お客さんは何も気づかないだろう。でも壁をつかんで靴を履いている姿をみて一人ガッツポーズしている。