プロットが捗らない……。 | 物書きの大脳辺縁系~ライター・白土勉のブログ

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【大脳辺縁系】脳の中で、感情や記憶、本能行動を司る中枢となる部分。
 サラリーマンから転身した脚本家、白土勉の感情(日々思うことや気になるニュース)や記憶(今までの仕事や経験談)、本能行動(執筆に関するあれこれ)などを書こうと思います。

今日は正月の準備の買出しで近所のスーパーへ行って参りました。


「人口密度高っ!」と思わず叫んでしまいそうな程にごった返す中を、

行き交う人にぶつかってはよろけ、進もうとしては跳ね返されながら、

おせちを買い集めること数十分。

その間も、ずっと頭から離れないことがありました。


と言うか、ここ数週間、頭からずっと離れない懸案の種なので、

年末の人混みくらいで忘れられる筈もないのです。


何かと言うと、新たに書いているプロットが一向に進まないことです。


プロットとは、小説のあらすじ(文庫は裏表紙、単行本は袖の部分に

掲載されている物語を現す文章)とは似て非なるものでして、言わば

『シナリオの青写真』となるもの。

あらすじは、全体をざっくりと伝える物語ですが、プロットは、それを

元にして企画の成否を判断したり、ストーリーの開発を行ったりする

ので、シナリオの構成通りに書きます。

つまり、オープニングシーンは冒頭に、エンディングシーンはラストに

描かれ、全体の流れもシナリオ通り(現段階で執筆者が想定している

通り)に書かれるべきものです。


今煮詰まっている企画は、あるカセ(転じて制約)を物語にかけており、

それが特徴にもなっているのですが、その制約に絡め取られてしまい、

思うように筆が進まないのです。


て言うか、全体の構成も完成していない状態で四苦八苦している有様。


上記のように、シナリオの青写真なので、構成がある程度見えてない

と書けないのです(勿論、そうではないライターの方も、中には居ます。

あくまでも私の場合ですので、念の為)。


まるで自分の仕掛けた罠に自ら嵌ってしまったような状態で、情けない

こと、この上ない。

ってか、本当にプロットが完成するのか?この作品。

もうすぐ、年が明けてしまうというのに……。


そうだ! 明日、初詣に行って神様にお願いして来よう。そーだそーだ、

それがいい。


これ、現実逃避ですね、やっぱり……願掛けで上手く書けたことなど、

一回もないもんな。


事ある毎に、年末の大掃除という口実で現実逃避してたから、家の中

は不自然な位にピカピカだし……そもそも買出しも現実逃避だし……

だから、構成は完成してないし……(泣)


という訳で、やっぱり自力で何とかするしかないので、引き続き面白い

アイデアを求めて、パソコンの前で悶絶苦闘することにします。


生みの苦しみは、この仕事を何年続けてもしんどいものですね。

けど、それが意外に癖になってきたりもします。

そう。この仕事は、一度やったらやめられない、常習性の強い危険な

仕事なんです。


あ、「行く年来る年」が始まる。



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