チャートでベストなところからエントリーした人はリスクリワード(RR)は2.0まで最低狙ってる、と考える考え方である。そういう視点でチャートを見てみると面白い。
これを知ったから勝てる、というわけではないが、一つの見方として参考になるとは思う。
RR2.0まで届いてない場合はまだ持ってると考えていいし、
一度RR2.0まで到達して戻ってきた場合、支えられず抜ける可能性が高いのではないか、
と言ったような仮説を立てることができる。
トレードは基本的に結果論なので、仮説を立ててそれに賭けてみることしかできない。
そんな不確実(カオス)の中で、根拠となる物語(解釈・視点)の一つとして、
参考になるはずである。
例えば、、
・みんながRR2.0を狙ってるなら、RR1.5で利確すれば、より勝率は上がるだろうし、
まだ上を狙っていたとしても、一旦ここで半分利確しておく、、という安全策も取れる。
・乗り遅れてブレイクで入ってしまったが、そこからRR2.0狙うよりは、ブレイクした波の起点からRR2.0で大半を利確しておく、という利確の目安にもなる、、とか
・RR2.0まで狙ってるが、なかなかそこまで届かず、反対勢力もだんだん溜まってきているレンジの状態では、割ったら一旦撤退しようとか、抜けたらそこまはで最低上がるだろう、とか、抜けたけどそれが否定されたから逆方向にRR2.0までは狙っていいはずだ、とか。
ただ闇雲に保有するよりも、自分なりの理にかなった解釈で理由を持っていたほうが、
より自信をもって保有できるはずだ。カオスの中で自己コントロール感も満たされるし、一つのテーマとして検証もしやすくなる。
持つべき理由があるのとないのとでは安心感に大きな差がでる。そういう意味でも有効だ。
なぜRR2.0なのか?
・トレンドフォローはだいたい勝率は約3割程度に落ち着くから。タートルズ本でも言ってるし、自分で過去に検証して何度勝率を出しても、良くて40%前後にしかならなかった。
・3回勝負して1回以上勝てればプラスになる、そういう所を狙うならRRは2.0以上が必須となり、その内一番早いタイミングが2.0付近である。それ以上引きつけるとRRは跳ね上がるが、できればみんなチャンスは逃したくない。だから割に合うならとりあえず入ってくる。だからそれ以上深く押してくる確率は大きく下がりチャンスを逃す可能性が上がってくる、だから結局みんな2.0付近で入らざるを得なくなる、だからそのポイントが押し目買いに適している値である。
だから、そこ(2.0)まで引きつければ割とうまくいきやすいはずだ。
と僕は考えたのだ。
勝ってる人なら割りに合わないリスクはとらない=勝ってる人はそこ(RR2.0)まで来ないとトレード参加してこない=そこまで来ないと本腰入れてこない=そこまで来ないとデカイ注文が入ってこない=そこまで引きつけないと推進力もでない。
言い換えると、そこまで来たらみんな参加して勢いも出やすい。
みんなリスクを晒さずにリターンは大きくほしい。だがみんな同じことを考えてるので、
(勝ち組が)我先にとなった結果、割に合う最低ラインがRR2.0なのである。
・おそらくフィボナッチ指数やボリンジャーバンドの標準偏差も、そういう人々の習性が統計として出ている、だから示している所自体は似たような値なのではないだろうか、、詳しくは知らないけど。
そのような理由で採用している。
具体的な使い方
・チャートパターンが完成してから
一番最初に入った人Aはどこまで狙ってるか、RR2.0で仮説を立てる。
その中でエントリーできる所があれば乗っていくものいいし、乗り遅れてからRRが合わなくても上に行くシナリオなのだから、乗り遅れてRRが合わなくてもAの利確ポイントまで保有、または到達した時点で利確するのもいい。
以下具体的にチャートで見てみる。
チャート事例

この事例では結果的にエントリーA、B、C、D、E、どれもがRR2.0まで到達している。
まずは「トリプルボトムTB(逆HS)が完成したことを根拠に上を狙う」というシナリオで、
Zの時点からみてみる。
解釈の仕方は無限にあるので、これは一つの物語(解釈)として考えてほしい。
A: Aで短期でロングした人は直近短期サポートの下にLCを置き、そこからRR2.0を目指す。残念ながらこの時点では既に2.0に到達しているのでそのポジションは終了していると考える。
B: だが、この時点では大きなTBが完成した所に位置しており、その時点で一番有利なところから入った人たち、すなわりBで買った人たちはどこまで持つだろうか考える。
BからRRを図ってみると(LCを安値で設定すると)RR2.0 が直近レジスタンス内になるため、ここまで到達すると考えて、入れるところからあったら入っていこうというプランが立てられる。
その後更に短期サポートを作って上昇、そのサポートから深い押し目のポイントCでロングが可能かRRを測る。すると直近高値までくらいならRR2.0となるのでCからロングを狙うのもあり。(そもそもレジスタンスまでは行くはずと考えていたのだから)。
RR2.0に到達して結局A字となった(レジスタンスまで)。
D: Bで買った人はまだRRに到達していない。その深い初押し、だがWTから落ちてきている所。だが、TB完成前にいいところで入れなかった人たちが、どこかで押し目買いをしたいと考えているところに、RRが2.0で合うところ(LCはBの下)まで落ちてきたので、Bポジションの初押し目買い、その位置がDとなる。
E: Bの初押し目買いが成功するのかどうかで揉み合い、短期のWBがでて、その押し目買いEに挑戦できそうだ(初押し目成功にかける)。RRを測ると当初Bポジの利確ポイント(TP)と一致するので、試してみるかちは十分ある。
これで「一応TBを根拠にレジまでいくだろう」というシナリオは達成されたので、
ここからは別のシナリオを考えていく必要がある。
このように、ある一つの大きな物語(解釈)の中で「ここで買った人はRR2.0を目指すはず、それが勝つのか負けるのか、利確したのかまだしてないのか」それを追っていくことで「そこで買った人がまだ生きて耐えてるのか、死んでいなくなってるのか」が見えてくる。このように考えることでサポートの強さが多少イメージしやすくなる。そうなると、自分がどこからどこまで賭けるべきかが見えやすくなる。
これだけで勝てるわけではないが、
ぜひそういう視点でも検証してみて、一つの視点を手に入れてほしい。
絶対にムダにはならないし、きっと面白い発見があると思う。