観たい映画がありすぎる下半期。
今月までにという締切つきの仕事をサボって、後ろめたさを引っ提げ久しぶりの2本立て。
さて、何を観るか。

・地球侵略:ロサンゼルス決戦
・探偵はBARいる
・サンクタム
・監督失格
・ライフ いのちをつなぐ物語
・アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
・ハンナ
などなど…。

来月、映画館に行けないという悲惨な事情も加味すると、これは下手を打てない。
そこで考えたのは、選ぶ2作は対極の映画にしよう!ということ。
同じようなジャンルでは印象が薄れてしまう気がするから。
で、選んだのがコレ。


『アジョシ』そして『くまのプーさん』


せっかくなんで、どっちが面白いかという勝負にしました。
アジョシは日本語でおじさんという意味なので、つまり…


ウォンビンおじさん VS くまのプーさん





ファイト!!







『アジョシ』

監督 イ・ジョンボム
出演 ウォンビン
   キム・セロン

CINEMAN

「母なる証明」のウォンビンと「冬の小鳥」で絶賛された子役キム・セロンが共演し、2010年韓国で630万人を動員したサスペンスアクション。過去のある事件をきっかけに、世間を避けるように孤独に暮らしていたテシク。隣家の少女ソミは母親が仕事で忙しく、テシクを「アジョシ(おじさん)」と呼び、たった1人の友だちとして慕っていた。そんなある日、麻薬密売に巻き込まれた母親とともにソミが犯罪組織に誘拐され、ソミを救うため組織を追うテシクは事件の背後に隠された真実を知る。

                                 ─エイガドットコムより─


『くまのプーさん』

監督 スティーブン・J・アンダーソン、ドン・ホール
制作総指揮 ジョン・ラセター

CINEMAN

A・A・ミルンの児童文学を原作に、ウォルト・ディズニー生誕110周年を記念してシリーズ35年ぶりに製作された新作劇場用映画。プーとクリストファー・ロビンら100エーカーの森の仲間たちは、ある日、しっぽをなくしたイーヨーのために「イーヨーのしっぽを探すコンテスト」を開催。ところがクリストファー・ロビンがナゾの怪物にさらわれてしまったことから、プーたちは予想外の救出劇を繰り広げることになる。                                                                         ─エイガドットコムより─




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まずバルト9におばさまが大挙していてびっくりしました。
公開初日。ウォンビンに会いたくてたまらなかったんでしょうね。

分かります。俺もです。

韓流四天王とか言われてた時代は知りませんが、映画に出演してるウォンビンは魅力的でした。
特にやっぱりポン・ジュノ監督の『母なる証明』での青年役は本当に素晴らしかったです。

そんなウォンビン。登場のタイミングが良い感じで、おばさまにも俺様にもキターーー!!の瞬間。
顔がキムタクに似てるウォンビンですが、キムタクの場合はキターーー!!というより、
出たーーー!!という感じなんですね。ヤマトのキムタクなんて完全に、出たーーー!!ですから。
演技も圧倒的にウォンビンの方が上手いわけで…キムタクは芝居の時だけはもうちょっと自己愛を押さえたらいいのになぁと思いますね。武士の一分は嫌いじゃないですけど。

…!?

すっかりおばさまモードに…。

話は序盤で涙を誘う展開になります。壮絶なラストに向けての入口の入口ですが。
暗闇に響くすすり泣きとほんのり香る加齢臭。いいですね!映画館にいるという実感がします。




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一方のプーさんの回はというと、観客の平均年齢がぐぐっと下がって小さい子供連れが大半でした。
ただ、ディズニーの古典だし一番人気のキャラクターなんで、若い女性とかも多かったです。

『プリンセスと魔法のキス』で復活させた手描きアニメの第二弾として、34年ぶりに作り直された今回のプーさん。やっぱり期待するのはそのクオリティーですね。

凄かったです!
なんというのか、実存感はありつつ、ちゃんと絵本の中の世界になっているという感じでしょうか。
プーさん達が動くときに、下絵の輪郭線とかが少し残って見えるところとかペン画みたいな背景とかが、『くまのプーさん』という変わった作品をより「らしく」してるなと思いました。
絵本を読み進めていくように出てくるアルファベットで遊ぶところも、その点で凄く楽しかったです。




$CINEMAN

事件に巻き込まれてしまったウォンビンおじさん。
ずっとこんな顔してますが、何かを抱えているわけです。



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はちみつが欲しすぎてトリップしてしまったプーさん。
とんでもない顔してますが、テディベアがモデルなんです。



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本作は韓国の男子の間で、「デートで観てはいけない映画」と言われているとのこと。
そうです。ウォンビンがカッコよすぎて、隣の男がポンコツにしか見えなくなってしまうから。



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一切ムダのない肉体と素早くキレのある動きの元・特殊部隊要員とは対照的に、
無秩序に繰り返されるドジのオンパレード。もれなくバカなので、笑いっぱなしです。



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髪もすっきりして反撃開始!
セロとクリス・ペプラーを混ぜたような顔のタイ人とのバトルは本当に興奮しました。
やっぱり新作を観る以上、アクションにしても新しいものを観たいわけです。
そこへきて『アジョシ』は全篇すごい上に、このセロペプラーを含むラストバトルは斬新でしたね。
敵は本当は待ってくれない・小刀じゃ一撃では倒せない・特殊部隊要員は元だろうがハンパない。



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個人的に一番好きなシーンは、プーさんが棚の上のハチミツを取ろうとして体を伸ばしたら、
縫い目が解れて中綿が出てきちゃう所。シュールすぎます。




『アジョシ』はウォンビン目当てでも韓流バイオレンスアクション目当てでも、十二分に楽しめます。
『くまのプーさん』個人的には大好きな作品でした。

なんで、引き分けで。
監督 アレクサンドル・アジャ

出演 エリザベス・シュー

   クリストファー・ロイド

   リチャード・ドレイファス 他

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1978年に大ヒットを記録した「ピラニア」を3D映画としてリメイクしたパニック・スリラー。毎年スプリング・ブレイクには、町外から45000人以上の学生がやってくるビクトリア湖。例年は、酔っ払いの学生とそれに対する地元の老人からの苦情に悩まされていた町役場だったが、今年は湖に突如として発生した外来種の人食い魚の対応に迫られることになる……。 
                                ─エイガドットコムより─


こちらが78年ピラニアのポスター。

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TOHOシネマズ渋谷で観たんですが、エレベーターで乗り合わせた大学生くらいの女の子三人組が、
「これ失敗だったかな」とか言いながらピラニア3Dのチケットを見つめていて驚きました。
どんな映画か分かっているのか!?アレクサンドル・アジャが誰だか分かっているのか!?

トランスフォーマーに続き、他の客の余計な心配をすることになってしまいました。
人体破壊とか見慣れてなかったら「え!?…ほ、本物?」とかなりそうなんだけど大丈夫か…?

それにしてもなんで?とか思ったらレディースデーだったんですね。
ま、何にしろ「神様のカルテ」より「ピラニア3D」を選んでる時点で好感がもてますが。

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珍しくついてきた友人は、とにかく「おっぱいの3Dが観たい」だけという、
この作品内でピラニアに食い殺される軽薄な若者とがっつりシンクロしてたので、
大量のポップコーンをむさぼりながらビールを煽る彼の隣では4Dみたいな感覚で観れました。

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ただその期待は裏切られます。自分も結局残念がったんですが、
おっぱいとかお尻が飛び出てくるとかいうことは無いです。代わりにCGの男根が飛び出ます。

それでも面白かったです。
果てしなく調子こいたアメリカの若者描写がたまんないですね。アゲポヨ感全開です。
途中、ヒロインのケリーが観客の気持ちを代弁してくれます。「うわぁすごい、馬鹿ばっかり…」

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後半にものすごいパニックシーンがあるんですが、普通に結構怖いです。
浮島に逃げ込む若者達にある惨劇が襲うんですが、浮島を引きの画でビフォア・アフターみたいに見せられるので
「これはアカン!」って思わされましたね。
それから、ピラニアとは直接関係ないところでやられちゃう人達のエグさったらないです。
あそこを見た時に、これは人に薦めるのはやめようと思いました。



鑑賞後、エレベーターの女の子達がちょうど前を歩いていたので様子を見てると、
楽しそうに話し合っていたので一安心しました。

その足で焼き肉屋で一杯。
さんざん人体破壊を見てたのに、なんの躊躇いもなくホルモンを食べてましたね、今思えば。

店を出たらすぐのところでバリケードが引いてあって通れないようになってました。
さっきニュースでやってましたが、結構物騒なことが起きたてみたいです…。

ホラーが娯楽として成立するには平和であることが必須。そういうのは映画の中だけで十分です。



≪突然のキャスト説明≫

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この人はエリザベス・シュー。「インビジブル」でケビン・ベーコンに悪戯されてたひとです。

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この人はクリストファー・ロイド。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクです。

エリザベス・シューは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも出てるんですね。
で、この二人が久しぶりに共演してるというお話でした。
共演フェチの自分には外せないポイントなのでした。

あと、冒頭釣りをしているおじいさんはリチャード・ドレイファスという人で、過去にジョーズを倒したことのある強者です。



『バーバー』の大好きなシーン。ベートーベンのピアノソナタ『悲愴』です。
iPodに入ってるのを久しぶりに聴き、泣きそうになりました。

ということで、映画内の好きな音楽シークエンスで今思いつくものを勝手に集めました。

『マスク』のキューバン・ピート。ジム・キャリー凄ぇ。


『リトル・ボイス』のパフォーマンスシーン。懐かしい。


『フルメタルジャケット』のミッキーマウスマーチ。良いラストでした。


『ズーランダー』のウキウキ・ウェイク・ミーアップ。何度見ても笑う。


『デス・プルーフinグラインドハウス』のチック・ハビット。興奮のエンディングで流れます。



貼れなかったけどこれも大好きです。
『バッファロー66』のムーンチャイルド。タップダンスやりたくなります。
http://youtu.be/0vF5djN4Pyk