監督 園子温

出演  染谷将太

    二階堂ふみ

    園子温映画常連さん他

CINEMAN

ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で人気を博した古谷実が、ギャグを封印して若者の心の暗部を浮き彫りにしたコミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。ごく普通に生きることを願っていた祐一と、愛する人と守り守られ生きていくことを夢見る景子。ともに15歳の2人の日常が、ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく様子を描く。主演は「パンドラの匣」の染谷将太と、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」の二階堂ふみ。2011年・第64回ベネチア国際映画祭では、染谷と二階堂がそろってマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。
                                  ─エイガドットコムより─


個人的には園子温監督の嫌なところが目立った感じだった。

途中まで絶好調で楽しかったのに、2000万を盗みに入った渡辺哲と窪塚洋介の行動で一気に萎え。
あんなんで死ぬ?っていうのと、なんでわざわざ埋めに行く?っていうのが原因。
なんか、金を手に入れる&そのあとの窪塚のキャラの処理用としか思えない。


これはジブリの『崖の上のポニョ』を観ていた時にも感じました。

宗介のお母さん・リサは、大雨の中危険を冒してまで、宗介を車に乗せて崖の上の家に帰る。
そこで宗助はポニョに出会う。リサは老人ホームが心配になり、宗助とポニョを家に残し、引き返す。

─じゃあ最初っから老人ホームに残ってればよかったじゃん、宗助と一緒に─

これは、津波の上を走ってくるポニョと崖の上で宗介と出会う画が欲しかったんです、きっと。
「遊ぶ金欲しさに」ならぬ「良い画欲しさに」やってしまった犯行なんだと思います。
おかげでポニョが走ってくるシーン、宗介に抱きつくシーンはものすごく素敵です。
ただ、話として必然性が全くないため、画が良ければ良いほど「何やってんだよ、もう!」っていう。

これに関して押井守さんは、高畑勲や鈴木Pが宮崎駿を野放しにしたため、と言ってます。
それぞれのアニメーションは素敵だけど、監修装置がないから映画になっていない、と。


長くなりましたが、『ヒミズ』もこの愚を犯しているように思えました。
ていうか、『冷たい熱帯魚』も観返すと不自然な点がちらほらあったり。

これは、やっぱり園子温を手綱でコントロールする人がいないってことでは?

染谷将太さんの演技とか素晴らしかっただけに、あー!もう!っていう。

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今回はさすがに褒められすぎだと思います。
監督・脚本 ナ・ホンジン

出演 ハ・ジョンウ

   キム・ユンソク

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「チェイサー」のナ・ホンジン監督とハ・ジョンウが再びタッグを組んだクライムサスペンス。罠にはめられ追われる身となった男が、闇に潜む真実を暴き出していく姿を描く。中国・延辺朝鮮族自治州でタクシー運転手を営むグナムは、借金返済のために賭博に手を出すが、失敗して逃げ場を失う。殺人請負人のミョンに韓国へ行ってある人物を殺せば借金を帳消しにすると言われたグナムは、韓国へ出稼ぎにいったまま音信の途絶えた妻に会うためにもミョンの提案を受諾。黄海を渡り韓国へたどり着くが、そこで罠にはめられ、警察や黒幕すべてから追われる身となってしまう。

                                    ─エイガドットコムより─



おもしれッ。。。 やっぱり韓国映画好きだわぁ。

これで、ポン・ジュノ、パク・チャヌクに続いて個人的な韓国映画マスト監督になったナ・ホンジン。

前作『チェイサー』も面白かったけど、振り切りすぎてて若干ひいた印象があった。

それが本作では、いや本作のほうが強烈だったけど、鑑賞後の余韻がすごく心地良かった。

久しぶりに映画の世界が夢に出てきた。首を切られそうになって起きたけど…。

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主人公が徹底的に追い込まれるタイプの映画は本当に面白い。ダイ・ハードとかアポカリプトとか。

物語の基本だからでしょう。葛藤と成長みたいな分かりやすい話ではないものの、本作はまさしく

「行って帰る」というシンプル極まりない骨格だと思いました。実際、黄海を往復する話だし。

それをこんな「何ジャンルだよ!」みたいな不思議面白い話にしてしまうんだから、尊敬します。

もの凄く新しいものを観ているようで、見慣れた古今東西の面白い映画の雰囲気を持った感じ。

きっと、『チェイサー』にくらべて余韻が心地良かったのはそういうことなんじゃないかと。

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個人的にはアクションってジャンルにくくるのは違うかなぁと思ってるけど、

劇中のチェイスシーンは凄い!2回あって、どっちも「それはさすがに逃げられないだろう」な展開。

1回目は、『チェイサー』でも印象的だったソウルの坂になった住宅街を使った追いかけっこ。

やっぱり画になるなぁとか思いながら、GTAでもそうそうないパトカーの多さに「うわぁぁ…」

2回目はコンテナ置き場からの、奴らは群れでやってくる(全員刃物持って)な追いかけっこ。

何人いたのかしらないけど、こっちは武器もなければ味方もいない…。いや、もう無理っしょ。



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韓国映画の食事描写はいつもたまらないものがあるけど、『哀しき獣』は本当に、腹が減る!!

何食ってんのかわかんないけど、超旨そう。喰い方もまた気持ちいい。

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キム・ユンソク先輩も、なにか肉をボイルしたようなものにかぶりついてます。

『酔画仙』でチェ・ミンシク先輩がむさぼってた、茹でただけの鶏肉を思い出す。旨そう。

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そして、喰い終わったその骨は、襲撃されたとき用の凶器に早変わり。すっごい痛そう…。

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凶器といえば、韓国は銃規制があるから基本は刃物。これが陰惨で陰惨でもう凄いのなんのって。

特に本作でフィーチャーされてるのが、このキム・ユンソク先輩が握りしめている斧。

ドラクエばりの勢いでみんな装備してるんで、まじで怖い。魔人斬りよろしく一撃必殺のシーンが…。



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この画像を発見して、ほっとした。



タイトルを『哀しき獣』から原題の『黄海』にかえてくれると完璧。超面白かった!!
2012年も10日過ぎてるのに…取り急ぎ、ランキングだけ。


『2011 劇場で観た映画ランキング』


最下位  もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら

映画を作るくらい好きなら、ちゃんとやんなよ。っていう感じ。つまらなすぎる。



24位  スカイラインー征服ー

共感できない謎の行動ばかりする主人公のせいで、演じたエリック・バルフォーまで少し嫌いに。


 
23位  カーズ2

ピクサーはこちらの期待を上回ってくれるから好きだったのに、ジブリも最近ヤバい感じだし…はぁ。



22位  コリン LOVE OF THE DEAD

少し下方修正。これ製作費6000円っていう超低予算映画なんだけど、それに1800円って…。



21位  トロン・レガシー

もうほとんど内容覚えてない…。でも本作のオリビア・ワイルドはやっぱり超かわいい!



20位  トランス・フォーマー/ダークサイド・ムーン

楽しかった!でも多分二度と観ない!



19位  エンジェル・ウォーズ

変な映画。でもなんとなく2011年らしい現代的な映画。



18位  世界侵略:ロサンゼルス決戦

思ってたのと違った。がっつりSFかと思ったら、どっちかというと戦争映画。



17位  タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密

なんでスピルバーグがモーション・キャプチャー?が、終盤で納得。これがやりたかったのか!



16位  アンチクライスト

精神が崩壊していく女性の相手…何故だか自分は嫌じゃない。怖いけど何故か嫌じゃない!



15位  キッズ・オールライト

地味な映画だけど結構好き。ミア・ワシコウスカも可愛かった!



14位  ピラニア3D

ボートのスクリューに髪が絡まって顔の…ピラニアの関係ないところが一番衝撃的!



13位  ブラックスワン

個人的に、色んな恐怖映画の中で、一番怖いと感じるタイプの映画。でも面白い!



12位  冷たい熱帯魚

相手の肩書きが分かるスカウター的なものが欲しい。あぶねぇ、この人殺人鬼じゃんよ!みたいな。



11位  英国王のスピーチ

アカデミー作品賞受賞。すごく笑えたのにびっくりしたけど、それがこの映画の魅力!



10位  SUPER8

ずいぶん下方修正したけど、やっぱりアメリカの郊外の夜の画は素敵。画が凄い良い映画!



9位  映画けいおん!

映画単体というよりシリーズ全体。友情・運命について隠し味的に哲学しているところが好き!



8位  くまのプーさん

2011年のアニメでダントツ。絵柄的にどストライクのタイプ!それが動くし、喋るし・・!!



7位  スーパー!

アンチカタルシスってこれのことか。ヒーローが悪を退治してんのに、すっきりしない。てか引くわ!



6位  ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル

シリーズで一番面白かった。これは劇場で観て満足度高いと思う!チームものはこうでなきゃ!



5位  ソーシャル・ネットワーク

才能があって頭も良い人が超真剣に映画作るとこんなものが…。もしドラ、見習えぇい!!



4位  X-MEN ファースト・ジェネレーション

これもシリーズで1番!作ったのは『キック・アス』のマシュー・ボーン監督。超信用できる男!



3位  ブルーバレンタイン

「愛」と「憎」をオセロの駒に例えた場合、オセロとはなんぞや?っていう。んん?…俺の中では!



2位  宇宙人ポール

江戸木純さんが言ってました。「この映画が面白いと思えない人に、見せる映画などない!」です!!



1位  アジョシ

目覚めたんじゃないかと思うほどウォンビンに惚れた。あと単純に一番興奮した!!



≪番外編≫ DVDで観た映画で1番良かったのは、ドイツ映画『ソウルキッチン』

このレストラン、自分で店を持つとしたら的妄想において、理想系です。