
お客の家に着き、鍵の掛かっていない玄関ドアを開けると、大きな声で叫んだ!
『○○さん!おりまっかぁ!!』
私の顔と態度は怒りで充満していた・・・!
『はーーーい!』
奥から男の声が聞こえた・・・
『しめた!オヤジもおるな!こりゃ都合ええ!』
私はありったけの罵声を用意して臨戦体勢に入った・・・!
『ガラッ!』
中の引き戸が開き、男が現れた!
その時だった!!
『先輩~!』
『はぁ!?』
なんと!中から私の中学時代の後輩が出てきたのだ!
私はビックリするとともに、頭が真っ白になった・・・
『なんでお前がここに居るの???』
『えっ!いや、ここ、僕の家ですもん、、、』
『最悪。。。。。』
私はいっぺんに、気合が抜けてしまった・・・・
まさかムカつくお客が、後輩の家とは。。。。。
学年が違うので、親の顔までは知らなかったのだ・・・
私は何も知らない後輩に、事情を説明する気も起きず
私が来たことを告げるようにと言い残すと、スゴスゴと帰るのだった・・・
しかしそれからは、不思議なことに毎月決まった日にそのお客は
お金を持参するようになったのだ!
どうも私が息子の先輩であることを知り、バツが悪いのか真面目に支払うようになり
早めに完済するのだった・・・!
私は取りあえずは安堵し、もう金輪際掛売りは、支店ではしないことを父に言いきり
父も苦々しい顔をしながら了承するのだった・・・
そして平和で安穏とした日々が続いたある日
突如、父が支店にやって来た!
父は用事も無いときに店に来るときは、いつも突拍子も無いことを言うのだ!
父はニヤニヤしていた・・・・
私は嫌な予感、、、、いや、悪寒が走った・・・・
『まなぶ~!スーパーの中の雑貨屋の店の権利買うたからな!』
『はぁ!?』
私は悪寒から吐き気に変わるのだった。。。。。