■朝ドラ「舞い上がれ」は、
脚本家が変わって、
舞(福原遥)のキャラが変わった、
と言われているが、
私は、むしろ、
脚本家が変わった
航空学校へ入学した以後の方が、
ドラマがおもしろくなっていると思う。
それまでの桑原亮子氏の
脚本のドラマは、
ちょっと、イライラしていた。
パイロットを目指す物語だから、
航空学校へ入学するのは
分かっている。
そうすると、
主人公は、
落ちこぼれ、でないと、
ドラマは成立しない。
成績優秀の主人公なら
おもしろくもなんともない。
舞(福原遥)は、
宮崎の学校を
ビリの成績で修了するのか、
と
思ったけれど、
それは描かれなかった。
帯広の学校へ移って、
操縦開始の手順である
プロシージャーが
覚えられない。
着陸が、うまく出来ない。
慎重過ぎて、動作が遅い。
などなど、
舞(福原遥)は、
うまくいかないことばかり。
でも、それが、ドラマなのです。
落ちこぼれの主人公が
苦難を乗り換え、
成長して行き、
やっとパイロットになれる。
ドラマは、
「障害」「壁」「枷(かせ)」が
無ければ、ドラマでないのです。
もう一つ、
舞(福原遥)は、
パイロットを目指すのに、
女性である、という「壁」も
あります。
多分、パイロットを目指す過程で、
「女性」である、という差別も
描かれるのではないか。
●主人公が、
落ちこぼれのドラマは、
いろいろある。
◆堀ちえみの
「スチュワーデス物語」
制作会社「大映テレビ」
◆伊藤麻衣子の
「婦警候補生物語」
制作会社「ユニオン映画」
◆宮沢りえの
「青春オーロラスピンスワンの涙」
制作会社「大映テレビ」
などなど。
◆堀ちえみの
「スチュワーデス物語」は、
主人公の
松本千秋(堀ちえみ)は、
スチュワーデス訓練校の
卒業試験を
たった一人、不合格になる。
追試験を受けて、
なんとか卒業するのだが。
◆伊藤麻衣子の
「婦警候補生物語」は、
主人公の
和泉恵子(伊藤麻衣子)は
実際の交差点で、
手信号の訓練をする。
そこで、オートバイが事故を
起こしてしまう。
◆宮沢りえの
「青春オーロラスピンスワンの涙」
は、
主人公の
葉月ミカ(宮沢りえ)は、
シンクロナイズスイミング
(現アーティスティックスイミング)
の選手として致命的な
「水恐怖症」という
大映テレビならではの
設定ですが。
スイミングスクールの
ほかの生徒たちから
バカにされる。
●舞(福原遥)が、
ジェット旅客機の
機長になるためには、
長年、副操縦士の経験が
必要。
機長になるためには、
早くて30歳代。
そうすると、
舞(福原遥)は、結婚をして
子供ができる。
子供は、娘で、
舞(福原遥)の少女時代を演じた
浅田芭路さんが人気だったから、
舞(福原遥)の娘役として、
再び、登場するのではないか。
そして、
お母さん(福原遥)が、
仕事で忙しいため、
娘(浅田芭路)から
「ママは、私と飛行機と
どっちが大事なの?」
と
言われてしまう。
これは
朝ドラ「あさが来た」と
同じパターン。
あさ(波瑠)の
娘の千代は、少女時代は、
あさの少女時代を演じた
鈴木梨央が再び登場して演じ、
大きくなってから、
小芝風花が演じる。
千代(小芝風花)は、
お母さん(波瑠)が、
仕事ばかりで、
家庭をかえりみないため、
反抗的になる。
「舞い上がれ」も
子育てと仕事の両立の
難しさが描かれるでしょう。
●ちなみに、
朝ドラ「あさが来た」は、
BS12で、
毎週月曜日の
19:00~21:00まで
6話ずつ
放送されています。
●福原遥主演、朝ドラ『舞いあがれ!』は令和の『スチュワーデス物語』になるか
11/29(火) 10:15配信
『舞いあがれ!』に“スチュワーデス物語化”の流れ?(写真/共同通信社)
“理想の娘”として人気急上昇中なのが、NHKの朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥(24)だ。
【写真】『スチュワーデス物語』に出演していた白石まるみ
10月の放送開始から物語は進み、舞が新たな夢となった旅客機のパイロットを目指して入学した「航空学校編」に。
同じ目標を持つ仲間との共同生活が描かれているが、舞は要領が悪く課題を上手くこなせずに思い悩む。
今後は吉川晃司演じる「鬼教官」が登場し、厳しく指導されていく──。
というこの展開、どこか見たことがないだろうか。
そう、1980年代の名ドラマ『スチュワーデス物語』(TBS系)である。
CAを目指すドジな訓練生・千秋(堀ちえみ)と仲間の奮闘、鬼教官(風間杜夫)の厳しい愛のムチなど共通点は多い。
朝ドラウォッチャーの田幸和歌子氏が語る。
「航空学校編に入ってからコメディ要素が増した印象です。
SNSでも令和版の『スチュワーデス物語』になるのでは? という指摘で溢れています。
これまでの繊細な演出から一転、対照的な『昭和のわかりやすいドタバタ』展開に変わりましたが、
これを楽しみにしている方も多いようですね」
この『舞いあがれ!』の“スチュワーデス物語化”の流れは、視聴者だけでなく当時の出演者も感じているという。
千秋の同期役で出演していた白石まるみ(60)が語る。
「私も『舞いあがれ!』、毎週楽しみに見ていますよ。
特に病気がちだった舞ちゃんの幼少期は自分と重ね合わせるように涙ながらに見ていました。
そんな感情移入しまくりの朝ドラですが、航空学校編では私も出演していた『スチュワーデス物語』の撮影当時を思い出しました。
航空学校の二次試験で平衡機能検査を受けるシーンがありましたが、
パイロットとCAで職種は違えど同じ検査を受けますし、
当時は実際の試験と同じ場所でロケをしたので緊張感のある空気を思い出しました」
また、当時の流行語「ドジでノロマな亀」というフレーズも
舞にピッタリ当てはまるという。
「堀ちえみさん演じる千秋は緊張しいな性格でしたが、
今回の舞ちゃんもどこかおっちょこちょいなところがあってキャラクターがかぶるので、微笑ましく見ています。
ひとつ違うのは時代が変わったからか、
女性がパイロットを目指している点ですね。
私も幼い頃に『アテンションプリーズ』(TBS系」を見てCAに憧れて、
ドラマに出演したことでその“夢”を叶えました。
きっと今作を見た視聴者も、『パイロットになりたい』と思う方が増えるのではないでしょうか」(同前)
今後の展開に注目だ。
※週刊ポスト2022年12月9日号
●NHK「舞いあがれ!」
ついに初フライト!緊張の描写の連続にネット
「見てる私まで緊張した」
「操縦席の緊張感半端ない」
11/29(火) 8:16配信
サンケイスポーツ
福原遥が空を飛ぶ夢に向かうヒロイン・舞を演じる
NHK連続テレビ小説
「舞いあがれ!」(月~土曜前8:00)
第42回が29日、放送され、舞がついに初フライトを迎えた。
※以下、ネタバレあり。
舞(福原遥)と柏木学生(目黒連)、水島学生(佐野弘樹)は、初フライトの日を迎える。
学生たちは、フライト前に気象状況と飛行計画のブリーフィング、安全に飛行できるか否か大河内教官(吉川晃司)へ説明を行う。
舞たちはそれを無事に行い、ついに初フライトに臨む。
学生3人のうち、前日に操縦開始の手順であるプロシージャーがちゃんと出来なかった舞が、大河内教官から訓練の一番手として指名される。
そしてついにその瞬間が訪れる。
舞は大河内に注意を受けながらも機体を飛ばすことに成功。
目の前には雄大な景色が広がっていた。
「飛べた…空、飛べた!」
と心の中で叫び、目に涙を浮かべる。
ここで舞は交代。
水島は酔ってしまい操縦が不可能で、柏木に代わった。
空を飛んだ感動と、操縦する難しさを同時に痛感した初フライトだった。
学校に戻り、食事の時間。学生たちは、疲れからか食事を取ることもままならない。
いつかちゃんと飛べるようになるのだろうか…というのは共通の思いのようだ。
夜になって舞はお腹がすいてしまい、談話室で吉田(醍醐虎汰朗)とカップ麺をすする。
部屋の外では柏木がそっとその様子を見守る…という展開だった。
夢にまで見た、空を飛ぶということが実現した瞬間。
そして失敗したら命にかかわることもあり、視聴者からは
「見てる私まで緊張した」
「操縦席の緊張感半端ない」
「みんなぐったりして食欲がなくなってる」
などの声が挙がった。
朝ドラ通算107作目となる「舞いあがれ!」は、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎の五島列島を舞台に、
さまざまな困難に翻弄されながらも空を見上げて飛ぶことをあきらめないヒロインを描くオリジナル作品。
女優の福原遥が主演し、脚本はNHKドラマ「心の傷を癒すということ」の桑原亮子氏に加え、
嶋田うれ葉氏、佃良太氏が共同で担当する。
語りは歌手のさだまさしが務める。主題歌はback number「アイラブユー」。
●『舞いあがれ!』脚本家の変更で「早く交代して」不満続出、“反省会タグ”もトレンド入りの皮肉
11/25(金) 7:01配信
週刊女性
福原遥
福原遥主演のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』について、不満を訴える視聴者の声が急増している。
【写真】「脚本、気持ち悪い」強すぎる不満を抱く視聴者たちのツイート
朝ドラ第107作目として、10月3日からスタートした『舞いあがれ!』。長崎県を舞台に、ヒロイン・岩倉舞(福原)がさまざまな人々と触れ合いながら、旅客機のパイロットを目指すストーリーだ。
脚本家を名指しで厳しい意見
11月21日からは第8週「いざ、航空学校へ!」がスタート。パイロットになる夢を実現するため、舞が航空学校に通い始める新展開となり、Snow Man・目黒蓮や山崎紘菜らが、ヒロインの同期仲間として登場している。
「21日の放送では、舞がアルバイト中に足をテーブルに引っ掛け、転倒しかけるコミカルなシーンがありました。さらに22日には、航空学校の寮で同室になった矢野倫子(山崎)が毎晩出かけていくことが気になり、舞がこっそり後をつけていくという場面も。視聴者はこうした展開について、『急にドラマの雰囲気が変わった』『舞はキャラ変したの?』などと驚いているんです」(テレビ誌ライター)
同作は、脚本家・桑原亮子氏のオリジナル作品であるものの、嶋田うれ葉氏、佃良太氏も脚本協力として加わっている。視聴者からブーイングを浴びている第8週のクレジットを見ると、桑原氏から嶋田氏に脚本担当が変わったようだ。
「嶋田氏は2020年の朝ドラ『エール』で共同脚本を務めたほか、現在公開中ののん主演映画『天間荘の三姉妹』の脚本も担当。そこそこ実績はあるのですが、桑原氏が脚本を務めていた第7週までの評判がよかっただけに、ネット上には嶋田氏を名指しして、厳しい意見が続出している状況です」(同・前)
ちむどんどんの悲劇がフラッシュバック
23日の放送後に視聴者からは、
《今までの脚本も演出もガン無視、キャラの性格まで変えるって何? 自分のカラーを主張したいなら別の作品でやって》
《航空学校編、せっかく新しい展開なのに全然楽しくない。嶋田さんには悪いけど、早く交代して》
《嶋田うれ葉の脚本はダメだから、桑原さんの脚本に戻るまでは今までの回を再放送してほしい》
《先週までのトーンと違いすぎてしんどい。こんなトンチキな内容を見たいわけじゃない》
といった不満が噴出。
さらに、作品の内容を批判したり、疑問を呈したりする際にTwitter上で用いられる「#舞いあがれ反省会」とのタグを使った投稿も激増。Twitterのトレンドに上がるほどの盛り上がりとなってしまった。
「この『反省会』タグは、前期の朝ドラ『ちむどんどん』放送中に生まれたものです。同作も脚本への苦言が相次ぎ、放送後は毎日『#ちむどんどん反省会』をつけて作品を批判する視聴者が見られました。朝ドラファンの中には、『脚本家が変わった途端、舞いあがれがちむどんどん化した』『ちむどんどんの悲劇がフラッシュバックする』と怯えるような声もあります」(テレビ誌ライター)
視聴者の評価が急落してしまった『舞いあがれ!』。第9週目以降は、「#舞いあがれ反省会」タグが投稿されないと良いのだが……。