●石川ひとみ
「まちぶせ」の次に出した
「ひとりじめ」は、
なぜ、
ヒットしなかったのか。
(正確には
「まちぶせ」と「ひとりじめ」の
間には、
「まちぶせ」と同じ
三木聖子のカバー曲の
「三枚の写真」が
発売されているが)


●まず、
この私のブログは、
YouTubeなど、
動画を張り付けることが、
出来ないため、
(できれば、
石川ひとみ「ひとりじめ」
を動画で
聴いてほしいのだが)

「ひとりじめ」の
歌詞を書きます。


◆ひとりじめ / 石川ひとみ

作詞・作曲 天野滋

もっと見つめて あなたの瞳で
もっと愛して 私だけの心

薄紅のア・ネ・モ・ネは 
窓辺に咲いたけど
あの人と私には 春がまだ浅い
陽を浴びている場所が 
そこにある時は
どこかしら陰になる所が
あるのでしょう

初めての口づけは 何時だったかしら?
ふたりはあの頃と 
変わってないかしら?

そばで話して あなたの出来事
そばで笑って 私だけのために

云わなくてわかるけど
 確かめたいのよ
揺れ動く心には 言葉が必要
友達が集まると 黙ってしまうのね
この人が恋人と 紹介して欲しい

ふたりなら生きて行く事はできても
あなたのぬくもりが
まだまだ足りない

そばで見つめて あなたの瞳で
そばで愛して 私だけの心

もっと見つめて あなたの瞳で
もっと愛して 私だけの心

もっと見つめて あなたの瞳で
もっと愛して 私だけの心

そばで話して あなたの出来事
そばで笑って 私だけのために

もっと見つめて あなたの瞳で
もっと愛して 私だけの心


●私は、
石川ひとみの「まちぶせ」の
レコードは買わなかったけれど、
(何十年か後に、
中古CDで「まちぶせ」を
買っているが)

「ひとりじめ」は、ラジオかテレビで、
一度聴いただけで
「これは、いい曲だ」と
すぐに、レコード店へ行き、
「ひとりじめ」のレコードを
買いました。


◆「まちぶせ」もいい曲だけれど
「ひとりじめ」は、もっといい曲で、

歌詞も、
「まちぶせ」は、
「わたしきっとあなたをふりむかせる」
気の強い女の子の物語になっている。

「ひとりじめ」も
「まちぶせ」と同じ流れで
「もっと見つめて あなたの瞳で」
「そばで話して あなたの出来事」
「そばで笑って 私だけのために」
「もっと愛して 私だけの心」
「この人が恋人と紹介して欲しい」
「ひとりじめ」そのものの
歌詞になっている。

メロディーもアップテンポで
いい曲になっている。

「まちぶせ」も、
いい曲だけれど、
「ひとりじめ」の方が、
もっといい曲だと思う。
(個人的感想だが)


●「まちぶせ」と「ひとりじめ」の
売り上げ枚数を調べたのだが、

「まちぶせ」は、

◆まちぶせ / 石川ひとみ
作詞 作曲 荒井由実
発売日 1981/04/21
売上枚数 39.7万枚


◆39.7万枚と
インターネットに載っていたが、

「ひとりじめ」は、
売り上げ枚数は調べても、
分からなかった。

しかし、
◆「ひとりじめ」は

◆まちぶせ
発売日:1981年04月21日 
最高順位:6位
登場回数:30週
◆ひとりじめ
発売日:1982年02月21日 
最高順位:37位
登場回数:9週


●「まちぶせ」は
最高順位:6位
登場回数:30週

◆「ひとりじめ」は
最高順位:37位
登場回数:9週

「ひとりじめ」は
最高順位も低く、
登場回数も9週
少ない。


●「まちぶせ」から
「ひとりじめ」まで
発売時期は、
10ヶ月、間が開いている。

一度、ヒット曲が出ると、
2曲目は、
ヒットした1曲目と
似た曲が出ることが多い。

それと同じように、
「まちぶせ」がヒットしたから、
「まちぶせ」と同じような
気の強い女の子の
内容の曲にしようと、
「ひとりじめ」を出したのだけれど、

10ヶ月、間が開いているし
間に「三枚の写真」の曲が
挟まっている。

「まちぶせ」の直後に
「ひとりじめ」を出していれば、
ヒットしたかもしれない。


●「ひとりじめ」は、
「まちぶせ」のように
テレビで何度も
歌われることはなかった。

「ひとりじめ」は
いい曲なのになあ、と
思っていたが。


●ヒット曲の多くは、
「この曲は、いい曲だ」と
自分で判断して、
レコードを買う人は少ないと思う。

多くの人は、
ヒットしているから、
私もレコードを買おう。
という人が多い。

だから、
「ひとりじめ」は、
いい曲だから買おう、
という人は少なくて、

ヒットしていないから、
私も買おう、という人が、
少なかったのです。



●ちなみに、
石川ひとみの「まちぶせ」は
三木聖子の「まちぶせ」の
カバー曲だが、

曲のアレンジ(バックの音楽)
は、
石川ひとみの「まちぶせ」の方が
ずっといい。


◆同じように、
天地真理の
「想い出のセレナーデ」
よりも

浜田朱里の
「想い出のセレナーデ」の
方が、
アレンジ(バックの音楽)
が、ずっといい。


◆山口百恵の
「秋桜(コスモス)」よりも

宮地真緒の
「秋桜(コスモス)」の方が
アレンジ(バックの音楽)が
ずっといい。

歌のうまさは、
山口百恵の方が、ずっと上だが、
曲のアレンジ(バックの音楽)
は、
宮地真緒の「秋桜(コスモス)」
の方がずっといい。

◆宮地真緒の
「秋桜(コスモス)」は、

女優の吉井怜さんが、
白血病を克服した物語を
宮地真緒主演(吉井怜役)で
「神様、何するの」という
タイトルで、
ドラマ化されているが、

このドラマのバックの音楽に
宮地真緒の「秋桜(コスモス)」が
流れていた。

山口百恵の「秋桜(コスモス)」では、
このドラマには合わない。