●この記事に、
◆この状況に、警察幹部は「1発目の直後に警護担当者は安倍氏をかばわないといけなかった。現場からすぐに安倍氏を退避させるべきだった」

書いているが、

これが、まさに、
私が、「ほんこんさん」の記事に書いた通り、
交差点の警官と同じなのです。


◆私が、経験したことですが。

私がオートバイに乗っていた頃の
出来事ですが。

私がオートバイに乗っていて、
少し大きな交差点で、
信号待ちをしていました。

私が、交差点の停止線の先頭で、
信号待ちをしていたのです。

ちょうど、その時、
交差点の端に警官が立っていました。

交差点に警官が立っていることは、
よくあることです。

そして、私が信号待ちをしていた、
その時、
その交差点で、
自動車同士の接触事故が起きたのです。

しかし、交差点に立っていた警官は、
すぐに、その接触事故の現場には
行きませんでした。

警官は、接触事故を目撃しているのだが、
警官は、足を半歩前へ出して、
また、足を戻してしまったのです。

そして、しばらくしてから、
警官は、接触事故現場へ行ったのです。

以上は、
私が信号待ちしている間に起きたことです。

私が、この様子を見ていて、
警官は、
「自分は警官だから、すぐに事故現場へ行かなければいけない。
しかし、
目の前で事故が起きてしまった。どうしよう」
という心理がはたらき、

警官は、
しばらくは、
その場に立ったままだったのです。


●この交差点の警官と
安倍元首相を警備していた警官と
同じなのです。

事件・事故が起きても、
日本人の警官は、
すぐに動こうとはしないのです。

◆奈良県警の警官は、
1発目の銃声を聞いて、
とっさに安倍元首相に飛び付いて、
安倍元首相を倒れさせる、
ということをしないのです。

◆SP(セキュリティーポリス)だったら、
出来たかも知れないが。

SPは、自分を犠牲にして、
要人を守りますからね。

レーガン大統領襲撃事件の時は、
銃声が鳴った瞬間に、
SPは、レーガン大統領に
飛びかかっていますからね。

それでも、レーガン大統領は
重症を負っている。


◆この記事には、
1発目と2発目の銃声は
2秒以上の間隔があった、と言うから、

2秒あれば、
とっさの判断で、
警官が、安倍元首相に
飛びかかることは出来たはず。

しかし、奈良県警の警官は、
躊躇(ちゅうちょ)して、迷ったのです。

この2秒の迷いが、
致命的になったのです。

日本人は、
何か異常事態が起きた時に、
すぐに動けないのです。



●警備態勢、身内も批判 接近も制止せず…かばう姿なし

7/9(土) 22:03
配信

安倍晋三元首相が奈良市での街頭演説中に銃撃され死亡した事件では、背後にも広いスペースがある場所が演説会場となり、近づく男を警察官が制止できず至近距離での発砲を許した。1発目の発砲直後に安倍氏をかばおうとする姿もうかがえなかった。奈良県警の鬼塚友章本部長は9日、警備上の問題があったことを認めたが、今回の警備態勢に警察内部からも批判の声が上がっている。

【写真】安倍元首相が襲われ、騒然とする現場付近

安倍氏は8日午前11時半前、多くの聴衆が集まった近鉄大和西大寺駅前で演説を始めた。当時の様子を撮影した動画などによると、山上徹也容疑者(41)は、車道を挟んだ斜め後方の歩道で拍手を送るようなそぶりを見せる。演説が始まって2分が過ぎた頃、山上容疑者が車道に出て安倍氏の背後に近づくと、1発目の轟音(ごうおん)が響いた。

要人警護に詳しい警察幹部は「360度を見渡せるような演説会場は狙われやすい。不審者を早く発見するため、要人の背後を含め警護要員を張り巡らせないといけない。簡単に接近を許すとは、一体どうなっていたのか」と批判する。

発砲とともに白煙が広がったが、この時点で安倍氏自身が大きな傷を負っていたようには見えない。複数の警護担当者が山上容疑者の方を振り向いて防弾用のケースを掲げた一方、安倍氏を身をていしてかばうことはなかった。安倍氏も振り向くと2発目の銃声が響いた。1発目と2発目の間隔は2秒半程度。駆け出した警察官数人が山上容疑者を取り押さえたが安倍氏は崩れるようにして倒れた。

この状況に、警察幹部は「1発目の直後に警護担当者は安倍氏をかばわないといけなかった。現場からすぐに安倍氏を退避させるべきだった」と指摘し、2発目まで2秒以上の時間がありながら最悪の事態を防げなかったことを嘆く。

選挙の街頭演説は、候補者や演説者が握手をしたり、写真撮影に応じたりしようとするため、聴衆との距離が近くなる。さらに、候補者側が票を意識して「ソフトな警護」を要求してくることもあり、警備・警護はより難しくなる。対策として警察幹部は、①聴衆との十分な距離の確保②不審者の早期発見③警戒区域を分担することによる責任の明確化-を挙げる。

今回、要人警護を専門とする警視庁のSP(セキュリティーポリス)も1人配置されていたとはいえ、警備計画や要員配置は奈良県警が担っていた。安倍氏の演説が事件前日に急遽(きゅうきょ)決まったことが、警備上の不備につながったとの指摘もあるが、鬼塚本部長は9日の会見で「どのような日程にも対応できるよう体制を構築すべきだ」と強調。具体的な問題点への言及は避けつつ、警察庁と連携して検証する意向を示した。

最終更新:7/10(日) 0:14

産経新聞