カンニング竹山さんが、
言っているように、

想像力を2段階ぐらい
上げなくてはいけない。


しかし、
パチンコ店へ行く人や
陽性と分かっていながら
高速バスに乗っちゃう
とかの人たちは、

2段階、
上げられない人たちです。

陽性と分かっていながら
高速バスに乗った人は、

「犬が心配だったから」
と言っていたが、

自分が、新型コロナウイルスに
感染して、

ほかの人に
うつすかも知れない
ことよりも、

犬の方が、
優先順位が
上だったのです。

人間より
犬の方が
大事なのです。

それだけ思考力が
低いのです。

犬なら
「私が新型コロナウイルスに感染したから、犬のことをお願いします」

家族なり友達などに
電話をすればいいのです。

そこまで、
思考力が働かないのです。

パチンコに行く人も
依存症もあるが、
と言っているが、

依存症以前の問題です。

パチンコ依存症になる
ということは
その人の人間性に
問題があるのです。

思考力のある人なら
依存症になる前に
パチンコは、
やめているはずです。

そんな人たちが
パチンコへ行くのです。

それらの人たちは
新型コロナウイルスよりも
パチンコの方が
大事なのです。



◆依存症の問題もあるんだろうけど、
こんなときに遠くのパチンコ店に並ぶとか、

PCR検査で陽性だったと知りながら
高速バスに乗って長距離移動しちゃうとか、

「今日だけ」って友達とBBQしちゃうとか。

そういう人に何が足りないかというと、
想像力だと思うんですよね。

その人が感染するかどうかは別にどうでもいいんですが、
感染したら医者に行かなきゃいけない。

そうなれば医療従事者の負担になるって、
想像力を2段階ぐらい上げれば
わかるはずなんです。

でもそれができない。



●カンニング竹山
「コロナ自粛できない人に
圧倒的に足りないもの」

5月6日
 
 緊急事態宣言の5月末までの延長が決まり、
外出自粛は
まだまだ続きそうだ。

お笑い芸人のカンニング竹山さんは、
ワイドショーなどで
特集される
「自粛できない人たち」
について、

「想像力と読解力が低くなっているのは、メディアが与えすぎたせいなのか」

と疑問を投げかける。
 
 *  *  *
 
 最近、コロナって
怪しいなと
思っているんですよね。

数字と実態が
合わないというか……。

日本はそもそも
PCR検査の数が少ないし、
東京都は
実行再生算数(感染者1人が何人に感染させるかを示す指標)を公表しなくなりましたが、

神戸市内の病院が抗体検査をしたら
神戸市民の約4万人にあたる
人が
感染歴を持つかもしれないという
調査結果も出ました。

そうだとしたら、
感染しても
無症状の人がかなり多くて、

致死率だって
今想定されているよりもずっと低いことになる。

その前提が
崩れてしまうと、
今やっている
政府の対策だって
変わってくる
気がしますよね。

世界で
パンデミックが
起きる前から、

感染は始まって
いたんじゃないか
ということも、
考えられなくはないような……。
 
 そんな中で、
ワイドショーでは

「コロナ自粛の中で遊んでいる人」が
盛んに特集されています。

依存症の問題も
あるんだろうけど、

こんなときに
遠くのパチンコ店に
並ぶとか、

PCR検査で
陽性だったと
知りながら
高速バスに乗って
長距離移動しちゃうとか、

「今日だけ」って友達と
BBQしちゃうとか。

そういう人に
何が足りないかというと、

想像力だと思うんですよね。

その人が感染するかどうかは別にどうでもいいんですが、

感染したら
医者に行かなきゃいけない。

そうなれば
医療従事者の
負担になるって、

想像力を
2段階ぐらい
上げれば
わかるはずなんです。

でもそれができない。
 
 専門家だって
はっきりとしたことが
言えない状況で、
多くの人が、

政府も
守ってはくれないと
感じているだろうし、
マスメディアだって
手探りで、

そもそそも100%信頼を
置ける情報って
無いのかもしれないと
考え始めていると思う。

先行きが見えないからこそ、これからは
己の選択で
生きていくしかないんだと
思うんです。

そういうときに
想像力とか
読解力って
大事になっていくると思う。
 
 もちろん
テレビや新聞、ラジオの
情報は今も
力を持っていますが、

誰かがツイッター上で
発信した情報が
拡散されたり、
専門家がブログで
書くことを
信頼している人もいます。

個人のブログでYouTubeを
引用したり、
ツイッターにアップしたり、

メディアミックスも
進んでいる。

現在の情報は
ビュッフェスタイル
ですよね。

高級料理もB級グルメも
あって、
自由に選べるという
時代です。
 
 多様で
便利ではあるんだけど、
1人1人が
ジャーナリストに
ならなきゃいけないし、

プロデューサーに
ならなきゃいけない
のだと思います。

さらにコロナによって
外出できない状態になって、

テクノロジーが
力を持つように
なっています。

これが平成初期以前に
起きていたら、

そうはならなかったと
思いますが、

一方で、
情報ソースが
少なかったら国民も
もっとすんなりと
政府の指示を
聞いたかもしれない。
 
 今は情報が双方向になり、無数の考え方が
表に出てきているし、

多すぎて追えなくなっていて、
声が大きい人に
「それでいいや」って
乗っかったり、

自分が非難されない情報を
支持するように
なってきていると感じます。
 
 ここ30、40年ぐらいの間、マスメディアはわかりやすく
伝える工夫を
してきたと思います。

例えばテレビでは、
テロップや字幕スーパーを
出したり、
ワイプを使ったり、
図解したり。

わかりやすいかたちで情報が
出てくるのは
ものすごく
良い文化だと思いますが、

与えすぎてきたんじゃないか。

個性や判断能力を奪って、
結果的に
格差を生んでしまった
んじゃないかとさえ
思ってしまいます。
 
 緊急事態宣言が
5月末まで延長されましたが、
これから時間が経っても
「はい、終わり!」と
以前の生活に
戻るようなこと
はないでしょうね。

今、企業で行われている
Zoom会議は
今後も続けられそうだし、

テレビ番組の
リモート出演も
定着するかもしれません。

まあ、ネットで
できることをテレビで
やっているだけだという
批判もありますが。

情報を自分で分析したり、
それがズレていたと
わかったら
方向修正したり、
そういう力が
必要なんだと思います。

匿名のSNSで
裏アカを作ったり、
ネットニュースの
コメント欄で人を叩いたり、
炎上に乗っかったり
しているのは
ただのストレス発散ですよ。

この状況になって改めて、
自分で選択するという力を
磨かなきゃいけないなと
思っています。
 
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