愛知県知事も
主体性が無いですね。
奈良県知事も
感染者が毎日、出ているのに
しばらく、
記者会見をしなかった。
それに対して
和歌山県の仁坂知事は
感染者が、一人だけでも
毎日、感染者が出れば、
毎日、記者会見をしている。
しかも、仁坂知事は
記者会見の時は
マスクを外してしゃべっています。
(テレビ和歌山のニュースより)
マスクを外してしゃべるのは
好感が持てますね。
仁坂知事は、
国の方針に逆らって、
一人でも感染者が出れば、
その感染者の回りの人たちを
徹底的に、PCR検査を
しています。
和歌山県の仁坂知事も
評価をしてほしいですね。
●安倍首相の評価は
「5段階で2」
小池都知事、鈴木道知事らは…リーダーの危機対応
「通信簿」
4月21日
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、かつてないほどリーダーの手腕が問われている。
AERA2020年4月27日号では、日本のリーダーたちについて、
東京工業大学の西田亮介准教授が
決断力、
実行力、
情報発信力、
責任感、
市民の支持
の5項目で評価する。
* * *
かねて指摘されていますが
安倍晋三首相の記者会見を
聞いていると、
自分に対して批判的な意見の相手に対し、
説得する気が全くないことがよく分かります。
記者の批判や想定外の質問に対しては
繰り返しの回答が多く、
新しい言葉を紡ぐことはほとんどありません。
それでいて、「民意」の
動向はとても気にしている。
新型コロナウイルスの
感染拡大に伴い、
緊急経済対策として給付金を出すかが議論になっています。
当初、安倍首相は
「補償はできない」と
かたくなでした。
ところがネットなどで
「自粛と補償はセット」
という声が広がり始めると、
一転して
「国民1人当たり10万円の現金を一律給付」と言い出す。
(つまり、安倍首相は、
自身では決断が出来ず、
主体性の無い
優柔不断な
人です。(ロクハン))
つまり原理原則は乏しく、
自身を批判する相手を説得する気もないが、
民意の動向には大変注意を
払っています。
リーダーシップという点では、
「オリンピック延期」
「中国からの入国制限」
の決断が遅かったという指摘があります。
日本人にとってオリンピックは国民的行事ですから、延期であっても、
その判断が慎重になってしまうのは理解できます。
中国からの入国制限も同じです。
訪日外国人最多で春節を前に国内のインバウンド需要の多くの割合を占める中国人の
入国制限の決断は簡単ではありません。
安倍首相の現在までの対応がベストかといえば
「ノー」です。
ただし、世界各国と比べて
ワーストだったとも思いません。
ベストでもなくワーストでもない。
つまり、
「まあ、こんなもの」というのが正直な感想です。
小池百合子東京都知事は
独自の取り組みと、
強いメッセージを連発しています。
そもそも特措法は、
知事に強い権限と裁量を与えています。
この法律は地域の実情に応じて、
知事を中心とする
都道府県対策本部が対策を
主導するたてつけです。
良くも悪くも地方自治体の
長は、
強いリーダーシップを発揮するお墨付きを得たことになります。
小池都知事の「ロックダウンを招く」発言こそ先走った感がありましたが、
そこからの巻き返しは見事です。
会見も回数を重ねるごとに
改善されています。
「ロックダウン」
「オーバーシュート」など
独特のカタカナが分かりにくいと批判されると、
すぐに軌道修正。
「感染爆発」
「重大局面」など
漢字四文字で端的に表現。
国に緊急事態宣言を出すよう働きかけたり、
アーティストの支援に動いたりと、
選挙が近いこともあり意気軒高です。
その意味では特措法の趣旨にのっとりながら、独自のリーダーシップを発揮している点は評価できます。
特措法の趣旨という意味では、
大阪の吉村洋文知事、
北海道の鈴木直道知事も
同様です。
その独自のやり方に賛否はあるものの、
最終的な審判は有権者が次の選挙でくだすことになります。
愛知の大村秀章知事は、
もともと地方自治体の予算が少なく、財源も乏しいので、
東京、大阪、北海道と比べるとやれることも限定的なものであることは否めませんが、
それにしても国頼みに過ぎます。
非常事態における
リーダー像のあるべき姿として
「市民全体のリーダーである自覚」
が求められます。
特に安倍首相は全ての国民を代表する存在です。
繰り返しになりますが、
批判に対しても
しっかり対策の方向性と政策の説明を尽くし、
非支持層も含めて説得して
欲しいものです。
また有事と不安につけ込んで国家緊急事態に関する法律や憲法改正の議論を進める先頭に首相自らが立っています。
これはあまりにも拙速です。
大きな制度変更は平時に、
腰を据えて行うべきでしょう。
●西田亮介・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授による評価
各5点満点。
(A)決断力
(B)実行力
(C)情報発信力
(D)責任感
(E)市民の支持
※5点満点の相対評価。
総合は5項目の平均
・安倍晋三(首相)
総合…2.2点
(A)2点
(B)3点
(C)1点
(D)2点
(E)3点
・小池百合子(東京都知事)
総合…4.6点
(A)4点
(B)5点
(C)5点
(D)5点
(E)4点
・鈴木直道(北海道知事)
総合…4.2点
(A)5点
(B)4点
(C)3点
(D)4点
(E)5点
・吉村洋文(大阪府知事)
総合…2.8点
(A)3点
(B)2点
(C)4点
(D)3点
(E)2点
・大村秀章(愛知県知事)総合…1.2点
(A)1点
(B)1点
(C)2点
(D)1点
(E)1点
(編集部・中原一歩)
※AERA 2020年4月27日号
■アエラドット
Eコラム TOP
ニュースEX TOP
(C)KDDI・沖縄セルラー電話
/テレビ朝日/朝日新聞社
主体性が無いですね。
奈良県知事も
感染者が毎日、出ているのに
しばらく、
記者会見をしなかった。
それに対して
和歌山県の仁坂知事は
感染者が、一人だけでも
毎日、感染者が出れば、
毎日、記者会見をしている。
しかも、仁坂知事は
記者会見の時は
マスクを外してしゃべっています。
(テレビ和歌山のニュースより)
マスクを外してしゃべるのは
好感が持てますね。
仁坂知事は、
国の方針に逆らって、
一人でも感染者が出れば、
その感染者の回りの人たちを
徹底的に、PCR検査を
しています。
和歌山県の仁坂知事も
評価をしてほしいですね。
●安倍首相の評価は
「5段階で2」
小池都知事、鈴木道知事らは…リーダーの危機対応
「通信簿」
4月21日
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、かつてないほどリーダーの手腕が問われている。
AERA2020年4月27日号では、日本のリーダーたちについて、
東京工業大学の西田亮介准教授が
決断力、
実行力、
情報発信力、
責任感、
市民の支持
の5項目で評価する。
* * *
かねて指摘されていますが
安倍晋三首相の記者会見を
聞いていると、
自分に対して批判的な意見の相手に対し、
説得する気が全くないことがよく分かります。
記者の批判や想定外の質問に対しては
繰り返しの回答が多く、
新しい言葉を紡ぐことはほとんどありません。
それでいて、「民意」の
動向はとても気にしている。
新型コロナウイルスの
感染拡大に伴い、
緊急経済対策として給付金を出すかが議論になっています。
当初、安倍首相は
「補償はできない」と
かたくなでした。
ところがネットなどで
「自粛と補償はセット」
という声が広がり始めると、
一転して
「国民1人当たり10万円の現金を一律給付」と言い出す。
(つまり、安倍首相は、
自身では決断が出来ず、
主体性の無い
優柔不断な
人です。(ロクハン))
つまり原理原則は乏しく、
自身を批判する相手を説得する気もないが、
民意の動向には大変注意を
払っています。
リーダーシップという点では、
「オリンピック延期」
「中国からの入国制限」
の決断が遅かったという指摘があります。
日本人にとってオリンピックは国民的行事ですから、延期であっても、
その判断が慎重になってしまうのは理解できます。
中国からの入国制限も同じです。
訪日外国人最多で春節を前に国内のインバウンド需要の多くの割合を占める中国人の
入国制限の決断は簡単ではありません。
安倍首相の現在までの対応がベストかといえば
「ノー」です。
ただし、世界各国と比べて
ワーストだったとも思いません。
ベストでもなくワーストでもない。
つまり、
「まあ、こんなもの」というのが正直な感想です。
小池百合子東京都知事は
独自の取り組みと、
強いメッセージを連発しています。
そもそも特措法は、
知事に強い権限と裁量を与えています。
この法律は地域の実情に応じて、
知事を中心とする
都道府県対策本部が対策を
主導するたてつけです。
良くも悪くも地方自治体の
長は、
強いリーダーシップを発揮するお墨付きを得たことになります。
小池都知事の「ロックダウンを招く」発言こそ先走った感がありましたが、
そこからの巻き返しは見事です。
会見も回数を重ねるごとに
改善されています。
「ロックダウン」
「オーバーシュート」など
独特のカタカナが分かりにくいと批判されると、
すぐに軌道修正。
「感染爆発」
「重大局面」など
漢字四文字で端的に表現。
国に緊急事態宣言を出すよう働きかけたり、
アーティストの支援に動いたりと、
選挙が近いこともあり意気軒高です。
その意味では特措法の趣旨にのっとりながら、独自のリーダーシップを発揮している点は評価できます。
特措法の趣旨という意味では、
大阪の吉村洋文知事、
北海道の鈴木直道知事も
同様です。
その独自のやり方に賛否はあるものの、
最終的な審判は有権者が次の選挙でくだすことになります。
愛知の大村秀章知事は、
もともと地方自治体の予算が少なく、財源も乏しいので、
東京、大阪、北海道と比べるとやれることも限定的なものであることは否めませんが、
それにしても国頼みに過ぎます。
非常事態における
リーダー像のあるべき姿として
「市民全体のリーダーである自覚」
が求められます。
特に安倍首相は全ての国民を代表する存在です。
繰り返しになりますが、
批判に対しても
しっかり対策の方向性と政策の説明を尽くし、
非支持層も含めて説得して
欲しいものです。
また有事と不安につけ込んで国家緊急事態に関する法律や憲法改正の議論を進める先頭に首相自らが立っています。
これはあまりにも拙速です。
大きな制度変更は平時に、
腰を据えて行うべきでしょう。
●西田亮介・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授による評価
各5点満点。
(A)決断力
(B)実行力
(C)情報発信力
(D)責任感
(E)市民の支持
※5点満点の相対評価。
総合は5項目の平均
・安倍晋三(首相)
総合…2.2点
(A)2点
(B)3点
(C)1点
(D)2点
(E)3点
・小池百合子(東京都知事)
総合…4.6点
(A)4点
(B)5点
(C)5点
(D)5点
(E)4点
・鈴木直道(北海道知事)
総合…4.2点
(A)5点
(B)4点
(C)3点
(D)4点
(E)5点
・吉村洋文(大阪府知事)
総合…2.8点
(A)3点
(B)2点
(C)4点
(D)3点
(E)2点
・大村秀章(愛知県知事)総合…1.2点
(A)1点
(B)1点
(C)2点
(D)1点
(E)1点
(編集部・中原一歩)
※AERA 2020年4月27日号
■アエラドット
Eコラム TOP
ニュースEX TOP
(C)KDDI・沖縄セルラー電話
/テレビ朝日/朝日新聞社