●共謀罪は「真っ平御免」 芸能人がツイッターで表明

(共同通信)

「『共謀罪』は声を奪う法律」

「真っ平御免」-。

「表現者」である落語家やタレントら芸能人が、

自身のツイッターを通じて反対や懸念の声を次々と上げている。

「国民から声を奪う法律、共謀罪大反対」

とぶち上げたのは、

毒舌で知られる、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんだ。

「マリーアントワネットの頃に共謀罪があったら

フランス革命は起こってなくて、

いまも独裁の国で貴族は金持ちのまま、

庶民は貧しいままだったと思う」と、

独特の例えで危険性に
突っ込みを入れた。

また別の日には

「共謀罪、国民が悪いことしないかプライバシーを侵害して

監視するなら、国会や政治家のプライバシーこそ

侵害させてもらって覗かせてもらいたい」

と切り込んだ。

小説など文筆活動でも活躍する落語家の立川談四楼さんも反対し、

その理由について

「戦中、時局にふさわしくないと落語やレコードに検閲が入ったという。

落語家は慌てて廓噺を始めとする53席を禁演落語として葬ったが、

そうなるのは真っ平御免」

と説明。

その上で

「ただ単に落語を自由に演りたい一点に尽きる。

一度やったことはきっとまたやる。

我らの学習能力は高くないのだ」

と続けている。

このほか、「キッチュ」の愛称で親しまれているタレント松尾貴史さんは

「秘密保護法その他とセットで、

国民を黙らせる仕組みは完了という状態になってしまう」

と危惧。

若者に人気のグループ
「AAA」メンバーの歌手日高光啓さんは

「トランプ政権以降の国家間、人種間の軋轢や

日本でも共謀罪とかなってくると

戦争の気配は感じずにいられない」

とつぶやいた。

06月14日(水)17:35