◆無理して開催地に立候補しなければいいのに……。

◆「結局、日本への対抗意識。
『夏と冬、二つの五輪を開催してこそ先進国だ』となぜか思い込んでいます」



●Yahoo!ニュース
●韓国・平昌五輪、日本への対抗意識で開催もチケット売れず

デイリー新潮
 [6/12 05:59]

マスコットも知らない人が多いという……

平昌(ピョンチャン)冬季五輪は、来年2月9日から開催であと250日余り。

さぞ盛り上がっているかと思えば……。

「それが、ほとんど無関心状態。

文在寅(ムンジェイン)大統領が演説で五輪に

触れることも無いし、

それが普通なのです」

と話すのは、在ソウルのあるジャーナリスト。

「その証拠に、5月上旬に観戦チケットの第1次販売の結果が組織委員会から発表されたのですが、

さっそく売れ残りが出ています」

総数約117万枚のチケットを3次にわたって販売予定。

今回の売り出しはわずか約16万枚なのに、

それでもスキージャンプなどでは、

申込み自体が販売予定の
3割しかなかった。

「そもそも韓国では、フィギュアなど一部の氷上競技はまだ人気もあるのですが、

雪上の競技にはまったく馴染みがないのです」
(同)

氷上にしても、チケット販売収入の2割弱を当て込んでいるアイスホッケーは

まるで人気がない。

競技人口も貧弱。

これではマーケットとして魅力がないと、

人気の米NHLも不参加を決めた。

本来、NHLは五輪に協力的。

じつは次の北京冬季五輪には参加するのだ。

無理して開催地に立候補しなければいいのに……。

「結局、日本への対抗意識。

『夏と冬、二つの五輪を開催してこそ先進国だ』

となぜか思い込んでいます」

と話すのは、韓国事情に詳しい評論家の室谷克実氏。

「インフラ整備は遅れながらも何とか間に合わせるかもしれません。

が、現地は北東部の山間で

宿泊施設数、飲食店数、タクシー台数などの

サービス面は

まったく手配が進んでいません。

観客は

寒空の下を彷徨することになりそうです」

公式HPも、

仏語には対応しても、

観客の見込める隣国の

日本語には未対応。

皆様、TV観戦がお勧めです。

「週刊新潮」
2017年6月8日号 掲載