スウェーデンでは、絶対、仕事よりも家族優先になっている。

◆05.仕事より家族優先

どんな仕事をしていても、どこにいても、スウェーデンでは家庭が最優先です。

「今日は娘のピアノリサイタルに行くために早退するんだ」と言って、
ミーティングをお休みするとしましょう。

返ってくる返事は
「いいね!楽しんで!」以外ありません。

家族のための休暇が妨げられることは、考えられないのです。◆


明治維新は、支配階級の武士による革命であって、農民、町人らの市民革命ではなかったのです。

もし、市民革命だったなら、自由と平等を掲げた革命になっていたでしょう。

そうすると、市民中心の政治になっていて、
家族を大切にする政治になっていたでしょう。

だから、日本は、明治維新以来の家族よりも会社を優先する社会になっているのです。

戦後、与えられた民主主義で、

家族が大事にされなくて、「高度経済成長」とか言う会社優先の社会に
なっているのです。



●J-CASTモバイル ニュース

「子供がいるから夫を早く帰させて」くわばたりえ「あさイチ」涙発言に賛否

[17/6/ 7]

 お笑いコンビ「クワバタオハラ」のくわばたりえさん(41)が、NHKの情報番組「あさイチ」に出演中に突然泣き出し、

ツイッター上などでその言い分が論議になっている。

 2017年6月7日に生放送されたあさイチでは、
「大丈夫? あなたや夫の働き方」がテーマになった。

■テレビを通じて夫の会社に訴える

 ゲスト出演したくわばたさんは、家族で働き方などを話し合ったことがあるかと問われ、自らの夫のことについて口を開いた。

くわばたさんは、子供ができたとき、夫には、

「早く帰って来られへんの?」と懇願した。

しかし、夫は、会社では、子供がいても誰も帰っておらず、

上司も残っているのにそんなことは言えない、と説明したという。

 そこで、くわばたさんも
「お互い帰れるようになったら、周りも帰れるようになるんちゃう?」

と反論すると、ケンカ状態になり、くわばたさんは、

「じゃあ、もういいわ」 と、以後、早く帰ることは口にしなくなったと明かした。

 くわばたさんには、現在3人の子供がおり、番組では、

「なんで3人増えたときに会社の人が『お前ちょっと早く帰れ』って誰か言うてくれへんねんかなって、

テレビを通じて会社の人に言っています」

とカメラに向かって呼びかけた。

 続いて、広告会社に勤める女性(36)が帰宅後に
2人の子供の食事を作ったり宿題を見たりするVTRが流れ、

司会の有働由美子アナがくわばたさんに質問した。

何時間ぐらい早く夫が帰ってきてくれると家族のコミュニケーションが取れるかというもので、

くわばたさんは、少し考えた後、こう話し始めた。

「遊んだり宿題を見る、それをパパがやってくれてると、例えば、ご飯もやってくれてると、やっている間に家事ができる」

 「家事の分担みたいなことが全部1人でやっちゃっているから、あたしの理想は、ほんまの理想は
7時」

■「自分だけ大変みたいに思わない方がいい」

 さらに、「ほんで、みんなでご飯食べて...」と話したところで、

突然くわばたさんの目に涙があふれてきた。

 「もう泣いちゃうけど、本当に。みんなでご飯食べて、お風呂入りたいんだもん」

と言って、ハンカチを取り出して涙を拭いた。

これに対し、同じゲストの石田ひかりさん(45)は、くわばたさんに「がんばってるんですよ」と声をかけた。

 くわばたさんの発言と涙が放送されると、ツイッター上などでは、

「涙された気持ちがよく分かります」などとファンらから励ましの声が寄せられた一方、

くわばたさんの言い分は現実離れしているとの指摘も相次いでいる。

「職場の人だって子どもが3人いるかもしれないし、自分だけ大変みたいに思わない方がいい」

「子供がいるから、を理由にするのは何か違うのでは?単身者、子供のいない世帯ならいいのか?という話」

 自分の夫が早く帰れるよう会社に呼びかけたことについても、

「テレビで会社の事を悪く言われて旦那が可哀想だ」

「夫の立場悪くなると思う」

などと夫を心配する声も出ていた。



●見習いたい!スウェーデンの幸福度を支える
「10の習慣」
スウェーデンの幸福度支える習慣

2017年6月7日21時10分

TABI LABO

世界幸福度ランキングでも、つねに上位に入るスウェーデン。

その生活を真似してみたら、私たちの日々の生活も少しは幸せなものになるかもしれません。

「MATADOR network」の
ライター
Claire Litton-Cohnさんがまとめた、スウェーデンらしさを象徴する習慣を紹介しましょう。

01.「Lagom」
Lagomは、スウェーデン語で「ちょうどいい」を意味する言葉。

「Lagom r bst」は、
「必要最低限は、ごちそうと同じ」という意味です。

中庸を重んじるこうした気風は、会話において衝突を避けたり、大きな声で笑いすぎないようにしたりと抑圧的な面もあります。

しかしまさに「ちょうどいい」くらいに取り入れるなら、これはとてもいい考え方。

高価なものを衝動買いしそうになったとき、SNSのコメントで喧嘩になりそうになったときなどは、この言葉を思い出してみましょう。

スタバに駆け込むより、外に座って春の陽気を楽しもう、という気持ちになるかもしれませんよ。

02.「Fika」
スウェーデンでは、午前
10時頃になると必ずすることがあります。

それが、Fikaと呼ばれる休憩です。

友だちも、家族も、仕事の同僚も、みんなおいしい飲み物(スウェーデンでは、だいたいいつもコーヒー)とおやつを楽しみます。

おやつはkanelbulleと呼ばれる砂糖のかかったシナモンロールか、シンプルなパンであることが多いです。

もちろん、残ったらお昼にも食べられます。

子どもが通っている保育園にもおやつの時間がありますし、私自身、いつもその時間にはお腹が空いてしまいます。

定期的なおやつの時間があることは、年齢を問わず誰にとっても嬉しいものです。

03.「Dagis」
これは習慣というより制度なのですが、

「Dagis」と呼ばれるスウェーデンの保育園/幼稚園は、全体的に質が高く、クリエイティブで、収入に応じて保育金を払うシステムになっています。

低所得の家庭は基本的に無料ですが、

高所得の家庭は一人当たり最大額を払います。

通常は、政府の児童手当と同じ金額になるよう設定されているそうです。

手頃な保育園に子どもを通わせることができれば、男女間の平等はもっと進むでしょう。

女性が子どもを育てるのに、自分のキャリアを犠牲にしなくて済むのです。

さらに、子どもにとっては友だちを作ることができますし、家ではできない経験をするチャンスになります。

たとえば、私の住んでいるところの近くにある保育園では「バスセクション」と呼ばれる3~5歳を対象にした遠足があって、
ビーチや森、国立公園や博物館・美術館にディナー2回分くらいの価格で行くことができます。

04.「Nummerlapp」
郵便局でも医者の受付でも、長蛇の列で無駄な時間を使わなくて済むよう、
スウェーデンでは
「Nummerlapp」と呼ばれる番号チケット制があらゆる場所で利用されています。

最初はちょっと混乱しますが、慣れてしまえば簡単です。

同じ場所でずっと待っていなくても、ちゃんと自分の番が来るというのは便利です。

先日、職業紹介所に行ったときは自分の順番が来るまでしばらくかかりそうだったので、

隣のお店で買い物をして時間を潰していました。

とても効率的に順番待ちをすることができるので
す。


05.仕事より家族優先

どんな仕事をしていても、どこにいても、スウェーデンでは家庭が最優先です。

「今日は娘のピアノリサイタルに行くために早退するんだ」と言って、

ミーティングをお休みするとしましょう。

返ってくる返事は

「いいね!楽しんで!」以外ありません。

家族のための休暇が妨げられることは、考えられないのです。

もちろん、自分がサービスを利用する側のときは、ちょっと不便なこともあります。

銀行ローンの担当者が、子供が病気だという理由でなかなかつかまらなかったりしますからね。

でもスウェーデンでは
週80時間以上仕事をしないので、基本的にハッピーで健康的な生活をしています。

働く時間が短くても、スウェーデンは革新的なプロダクトや新しい文化を次々に生み出しています。

スカイプ、エアバッグ式自転車ヘルメット、ペースメーカー、ジッパー、超音波、体温計など、

スウェーデンで作られているものは意外と多いのです。

06.「Lingonberry」
スウェーデンには、
Lingonberryと呼ばれる果物があります。

あまりにおいしいので、夫は「理想のクランベリー」と呼んでいました。

ジャムにしてもいいですし、デザートだけでなく、食事にもよく合います。

この間作ったブラウンバターとリンゴンベリーの餃子はほっぺが落ちそうな味でした。

おいしいだけでなく、リンゴンベリーは健康的です。

抗酸化作用を持つ成分が含まれていますし、血糖値の急激な上下を防ぐため、糖尿病にもなりにくくなると言われています。

抗炎症作用や利尿作用も期待できそうです。


07.なんでもモバイルオンラインで済む

税金の支払いも、家の購入も、テキストメッセージだけで済んでしまうのがスウェーデン。

お医者さんの予約から血液検査の結果まで、専用のウェブサイトで行うことができます。

IDナンバーと一緒に管理されているので、書類をなくさないように持っている必要もないのです。

またスウェーデンは、基本的にキャッシュレス社会です。

Swishという特別なアプリケーションを使って電話番号を通じて送金することができます。

ちょっとした買い物でも現金を使わずに決済ができるので、とても便利です。


08.どこに行くにも自転車で

じつはスウェーデンは、世界のひとり当たり自転車所有数が多い国ベスト
10にランクインします。

みんなどこに行くにも自転車で移動しますし、とくに暖かい季節や晴れている日は、たくさんの自転車が行き交います。

近所のスーパーにも自転車で行きますし、子どもの送り迎えは座席つきの自転車が主流です。

ただスウェーデンでは、サイクリングウェアに身を包んで、チタンフレームの自転車に乗っている人はあまり見かけません。

みんな使い古しの自転車に乗っていて、片手でスマートフォンを操作しながらすれ違う自転車に手をあげて挨拶できるくらいのスピードでのんびり走っているんです。


09.長い時間を外で過ごす

スウェーデン人は自然が大好きです。

近くに森があることがわかれば、きれいな空気と鳥のさえずりを楽しむために、すぐに出かけていきます。

私が最初にスウェーデンを訪れたとき、Airbnbで泊まった部屋には、寝室にカーテンがありませんでした。

5月だったのですが、
朝4時には明るくなりますし、ようやく暗くなるのは夜11時近くです。

どうしてカーテンがないのかホストに聞いたところ、肩をすくめてこう言われました。

「スウェーデンの冬は暗くて長いからね。できるだけ太陽の光を浴びたいんだ」

レストランやパブには中庭があって、寒くないようにブランケットを貸してくれるところもたくさんあります。

こうして外で過ごすことが当たり前な環境なんです。


10.スーパーで配る無料フルーツ

スーパーでは、果物を子どもに無料で配布しています。

たいてい入り口近くの大きな入れ物にバナナやオレンジやリンゴがたくさん入れてあって、

子どもたちが夢中になっている間に、親は買い物を済ませることができます。

配っているのは、そろそろ食べられなくなってしまう果物なので、

スーパーにとっても廃棄を減らすことができるんです。

みんなが幸せになるための方法ですね。

Licensed material used with permission by Claire Litton-Cohn
(MATADOR)