真相は、

ゲンダイネットの記事に書いているように、

ニュース23のキャスターの岸井成格氏は、原発に対して批判的な発言をするため、

TBSとしては、岸井成格氏を辞めさせたいのだが、

1人だけ辞めさすと、
政府の圧力に屈したと
思われるため、

膳場貴子氏もセットで
辞めさせたいわけです。

しかし、膳場貴子氏の
妊娠が絡んで、

ややこしいことになったのです。



●Yahoo!ニュース
●TBSで契約打ち切りの膳場貴子アナ マタハラか?

弁護士の見解

NEWS ポストセブン
[12/5 16:00]

『NEWS23』(TBS系)の降板報道が出た膳場アナ

『NEWS23』(TBS系)のメーンキャスター・膳場貴子アナウンサーが生放送で産休を宣言。

同番組への復帰への意欲を述べた。

ところが、10月末のこと、TBS報道局幹部から呼び出されて、

来年3月をもって専属契約を終わりにしたいと告げられたという。

また自らの降板報道も出たが、

本人はそれを否定している。


妊娠や出産、育児を理由に退職を強要したり、

降格などの不利益な扱いをすることは

「マタニティーハラスメント(マタハラ)」

と呼ばれる。


男女雇用機会均等法は事業主にそうした労働者の取り扱いを禁じており、

厚労省がこの9月、妊娠・出産を経験した派遣社員に実態調査をしたところ、

48%が「マタハラの経験がある」と回答した。


労働法務が専門の伊倉秀知弁護士が指摘する。

「膳場さんがTBS1局に独占的に出演し、

他局には出演していなかったとすれば、

完全なフリーランスというよりも、

事業主と『雇用契約』を結んでいる契約社員や嘱託社員に近いと考えられます。


一般論として、雇用契約であれば、

結婚や妊娠を理由にした『解雇』は男女雇用機会均等法に

違反するとの判例がたくさん出ています。

有期雇用の期間満了ということであっても、


妊娠・出産を理由に雇い止めをすることはできません。


もし約10年にわたって雇用契約をしてきたとすれば、

その契約を打ち切るためには、

妊娠以外の相当の理由が必要です」

「女子アナ30才定年説」という言葉があるほど、

局アナもフリーアナもその多くが30才前後で結婚、妊娠するとキャリアを捨てて家庭に入る。

ところが膳場アナはプロフェッショナルとしてキャスターの仕事に携わり続けてきた。

それで離婚も経験したこともある。

そんな膳場アナに、

理由が出産であるかないかは別にしても、

産休直前というタイミングで、

事前の相談なしに契約の打ち切りを伝えるべきだったのだろうか?

※女性セブン
2015年12月17日号



●livedoorニュース
●膳場貴子キャスターが激怒した「降板騒動」の裏

 12月5日06時00分

 まるで“陰謀”?
出産を目前に控えて産休に入ったTBS系「NEWS23」の膳場貴子キャスター(40)の降板騒動が、

波紋を広げている。

一部スポーツ紙が、

「本人から降板の申し入れがあった」とTBS関係者が語ったと報じたことについて

3日、膳場氏自身がSNSで

「降板申し入れはしておりません」

と完全否定。

TBSサイドの虚言を膳場氏が断罪する展開になっている。

■TBSサイドはなぜすぐバレるうそをついたのか?

その裏にはある思惑が見えてきた。

 膳場氏は11月20日の
「NEWS23」の放送を最後に産休入り。

同日の放送で

「またみなさまの前に戻って、この番組でお目にかかれる日を楽しみにしています」

とおなかに手をやりながら、復帰に意欲を見せた。

 だが、今回はTBS関係者が一部紙に

「膳場アナから『番組に区切りを付けて、育児に専念したい』と申し入れがありました」

と語ったと報じられた。

これを受けて膳場氏本人が

3日、自身のフェイスブックで

「責任と愛着を持ってやってきた仕事です。

降板申し入れはしておりません。

このような誤報を、たいへん残念に思っています」

と完全否定したのだ。

 冒頭の産休前最後のコメントを見ても

「この番組で…」と復帰への意欲を見せていただけに、

自ら降板を申し入れたとは考えにくい状況だ。

 事情に詳しい関係者は

「もともとTBSは膳場さんを降板させたい意向で、

すでに両者の間で話し合いが持たれていた」

と明かす。

背景を探るとTBSが抱える2つの問題点が見えてきた。

「--23」はメーンキャスターだった筑紫哲也さん(享年73)が2008年に死去して以降、

視聴率が大幅ダウン。

全盛期は10%台だったが、今では4~5%程度をうろうろ。

ライバルの「NEWS ZERO」(日本テレビ系)は10%弱をキープしている現状がある。

「TBSは常々、ギャラの高い膳場さんと岸井成格さんを起用しながら、

さほど数字が取れない状況に頭を悩ませていた。

そこへきて、今回の産休は

降板を促す絶好のタイミングと考えた。

局側が懇意のメディアを使い、

本人が知らされる前に人事を世間に公表して

外堀を埋める手法は“新聞辞令”とか“週刊誌辞令”とか呼ばれていますが、

膳場さんが激怒するのも当然ですよ」(同)

 しかも、自分の意向が無視されたことも

膳場氏の怒りを増幅させた。


「膳場さんは育児を考えて渋々、降板を視野に入れ、

降板は番組に復帰して自ら発表したい意向だった。

それがTBS側からの事実ではない悪質なリークだったことがわかり、

相当怒っている。

TBSに怒りの連絡を入れたみたいですよ」(同)

 2つ目の問題は、番組で解説を担当する毎日新聞特別編集委員・岸井成格氏(71)の処遇だ。

「膳場氏は月350万円、
岸井氏は月300万円の出演料といわれていますが、

TBS側は2人のダブル降板を画策していた」
(テレビ関係者)

 岸井氏については、
11月14日付の産経新聞、同15日付の読売新聞に

「私達は、違法な報道を見逃しません」という意見広告で、

名指し批判される騒動があった。

「岸井さんは安保法案の廃案を番組でも訴えてきましたが、

広告主には政府に近い人の影も見え、

TBSとしても放っておけなかった。

ただ、岸井さんだけ降板では

権力に屈したのが露骨すぎるから、

膳場さんと一緒にダブル降板させて番組一新をうたうことで

“岸井降ろし”を

隠そうとした。

リークしたのもその道筋をつけるためでしょう」

と別のテレビ関係者。

岸井氏を起用し続ければ、TBSとしてもスポンサー離れを招きかねないため、

膳場氏降板を“岸井切り”の

隠れみのに利用したかったという。

「早ければ『--23』は来年3月末で打ち切り。

約1時間枠を30分ほどの報道番組に短縮し、

空いた枠にバラエティー番組を立ち上げる案が浮上している」(関係者)

 TBS広報部は、膳場氏の降板報道や本人の否定について

「番組の制作過程のことはお答えできません」

としている。

もはや膳場氏降板は

決定事項のようだが、

出産をめぐる降板となると

「マタニティーハラスメント」

に該当する可能性も残るだけに、

どう決着するのか見ものだ。


(東スポWeb)



●Yahoo!ニュース
●NEWS23 岸井氏&膳場アナ総退陣なら「TBSは二度死ぬ」

ゲンダイネット
 [12/5 09:26]

「NEWS23」は大揺れ…(C)
日刊ゲンダイ

アンカーの岸井成格氏(71)に続いてメーンキャスターの膳場貴子(40)まで--

今、TBS「NEWS23」で一体何が起きているのか。

番組内の岸井氏の発言をめぐって任意団体が

イチャモンをつけているのはすでに報道の通りだが、

膳場の一件とはこうだ。

3日の一部スポーツ紙が
TBS関係者の話として

「膳場アナから『番組に区切りをつけて育児に専念したい』と申し入れがあった」ため、

来年3月で番組を降板することが決まったと報じたところ、

膳場が即座に反応。

自身のフェイスブックで

「降板申し入れはしておりません。

このような誤報をたいへん残念に思っています」

と報道をひっくり返したのである。

このギクシャク、どう見たらいいのか。

巷では

「TBSは岸井氏の降板を決めたのではないか。

ただし、岸井氏一人を辞めさせてしまうと

任意団体のバックに見え隠れする

官邸の“圧力”に屈したのが

ミエミエになってしまう。

そこで、膳場も同時に辞めさせることで

“番組一新”を印象づけようとしている」

との臆測が流れているのだが……。

こうした見方について

「あってはならないこと」

と前置きした上で、

放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこういう。

「もちろん現時点で断定はできませんが、

選択肢のひとつとして今後そういう方向で

進む可能性も否定できませんね。

どうせ辞めさせるなら、

2人同時に辞めさせた方が各方面との関係をリセットしやすい。

膳場さんを辞めさせる理由は

“長すぎる”(来年で10年目)など、

後からいくらでもつけられます」

前例はある。

今年3月、それまで「ニュースウオッチ9」(NHK)のキャスターを務めていた大越健介氏と井上あさひアナが

同時に降板したことだ。

大越氏は自身のブログで

原発に否定的な発言を繰り返していたため、

官邸からの覚えが悪く、

当時、井上アナについては

“道連れ降板”などと言われたものだ。

一連のこうした人事情報についてTBS広報部は

「番組制作の過程には、従来お答えしておりません」

と言うのみだが、

“膳場騒動”の前日(2日)、

TBSの武田信二社長は定例会見で岸井氏への批判について

「番組についてさまざまな意見が寄せられているうちのひとつ」、

つまり“ワンオブゼム”と胸を張った。

その言葉通り、TBSは今こそ報道機関としての

矜持を見せなければ、

故・筑紫哲也キャスターがオウム事件の際に発した

「TBSは死んだ」の言葉につづき、

TBSは“二度死ぬ”ことになる。