●真央「体いい感じ」 フィギュア・ロシア杯きょう開幕
 
11月25日 01:52
 
 フィギュアスケートのロシア杯は、
 
グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦として25日にモスクワで開幕する。
 
 シリーズ上位6選手によるGPファイナル(12月、カナダ)進出をかけて戦う最後の舞台に、
 
日本からは男子の羽生結弦(宮城・東北高)、
 
女子は浅田真央(中京大)と
今井遥(東京・日本橋女学館高)が出場する。
 
 第4戦のNHK杯で2位だった浅田は、
 
モスクワでも2位以内なら他選手の結果に関係なく
 
3季ぶりのファイナル行きが決まる。
 
 24日の公式練習後、
「体もいい感じに動いている」と笑顔をのぞかせた。
 
 浅田にとってロシア杯は2季ぶり。
 
 バンクーバー五輪シーズンだった前回は、
 
トリプルアクセル(3回転半)に苦しみ5位に沈んだ。
 
 この日の練習では一転、
自分の代名詞ともいえるこのジャンプで2回きれいに下りた。
 
 「中京大での練習よりもNHK杯の時よりも、回った。
 
 自分でもちょっとびっくりしました」
 
 ただ、「今は自分の100%で跳べるジャンプを入れようと思っている」とも話し、
 
試合ではダブルアクセル(2回転半)にする可能性も示唆した。
 
 高校生の今井、羽生は 
GP今季初戦はともに4位だった。
 
 モスクワでGP初制覇を達成すれば、確実にファイナルに行ける。
 
 「全然考えてません。
 
 (年末の)全日本選手権に向けいい演技が出来ればいい」
 
と謙虚な今井に対し、
 
羽生は「ファイナルに行きたい。
 
そのためにもここで優勝を目指したい」と力強かった。
 
 男女ともショートプログラムは25日、
 
フリーは26日に行われる。
 
 ペアには、すでにファイナル行きを決めている
 
川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)も出場する。
 
(モスクワ=平井隆介)
■朝日新聞社