反原発少女マンガ「月の子」のページに書こうと思ったけれど、
画像を入れると、ガクンと字数が食われてしまうので、
書けなくなってしまった。

 だから、ここに改めて書きます。

 反原発の少女マンガがあるなんて知らなかった。

 私も、以前、核戦争で地球が放射能で汚染されてしまい、
人類が住めなくなり、残った100万人の人類が、
100万人が乗る宇宙船を作り、地球を捨てて、
新天地を求めて旅立つ、

というストーリーの小説を考えたことがある。

 ブログで、小説のアイデアを書くと、盗まれる恐れがあるが、

あえて紹介します。

 このストーリーは、ずっと、頭の中だけで描いていたものです。

 頭の中だけで描いて、何十年も経っています。

 忘れてはいけないと思い、あらすじだけは文字に起こしましたが、
本格的に小説に書いていません。

 私のブログを読めば分かるように、私は語彙が少ないです。

 だから、小説は、なかなか書けないんですね。

 でも、このストーリーは、SF映画にすれば、いいんじゃないかな、と自負するのですが。

タイトルは「地球誕生」。

 地球の年齢は、45億年と言われていますが、
この物語の地球の年齢は、実は95億年です。

 じゃあ、今から45億年前に何が起きたのか。

 今から45億年前、すでに50億年経った地球に、
今と同じような、高度に発達した人間の文明があった。

 しかし、20年に及ぶ核戦争で、100億人あった地球上の人類も100万人まで減ってしまい、
地球全体が、放射能で汚染されてしまった。

 放射能で汚染された地球上に住めなくなった100万人の人類は、
月と地球の中間の軌道を回る宇宙船に乗って暮らしていた。

 この宇宙船の中では、大論争が起きていた。

 放射能で汚染された地球には、もう住めないのだから、
地球を捨てて、新しい地球を探すために100万人が乗ったこの宇宙船で、
新天地を求めて旅立つ、ということは決まっている。

 しかし、旅立つ時、
放射能で汚染されていて、もう住めないのだから、地球を爆破させてしまうか、
放射能で汚染されていても、私たち人類のふるさと星なんだから、そのまま残しておくか、

意見が、真っ二つに分かれていた。

 結局、16歳以上の投票になり、得票率51%対49%で、
地球を爆破させることに決まった。

 地球を爆破させるため、核爆弾を地球深く設置する部隊が組織され、
シャトルに乗って、その部隊は地球に降りて行った。

 もちろん、地球上は放射能に汚染されているので、地球に降り立っても宇宙服は着たままである。

 地球上の全ての火山を同時噴火させて、地球を爆破させるのである。

 12個の核爆弾を地球全体に設置して、部隊はマザーシップの宇宙船に戻って来た。

 あとは、マザーシップのコントロール室から、核爆弾の起爆のスイッチを押すだけ。

 スイッチは押され、核爆弾が時間差で順次爆発するようになっている。

 核爆弾の爆発で、火山噴火が誘発されるのである。

 しかし、マザーシップでは、やはり、地球は残すべきという意見が多くなり、
もう一度、話し合われ、地球を残すことになった。

 コントロール室では、核爆弾の爆発を止める信号を送ろうとしていた。

 そのとき、地球を爆破させようとするグループが、コントロール室に乱入した。

 コントロール室では、大乱闘になり、核爆弾の爆発を止めるスイッチが破壊されてしまった。

 このまま、ほっておけば地球は爆破されてしまう。

 核爆弾の爆発を止めるためには、
直接、地球へ降りて行って、核爆弾1個1個止めるしかない。

 核爆弾は、1個目、2個目と爆発が始まった。

 7個目が爆発すると、もう、火山の連鎖噴火は止められなくなる。

 マザーシップの船長は、地球へ降りて行って、直接、核爆弾の爆発を止める部隊を組織した。

 残り6個の核爆弾を止めるため、核爆弾1個につき3名、18名が志願して組織された。

 早くしないと、核爆弾が爆発してしまう。

 タイムリミットは24時間。

 5個の核爆弾は、止めることが出来た、と連絡が入った。

 残るは1個。

 しかし、地中深く入って行く、モウルシャトルが故障して途中で動かなくなってしまった。

 仕方ないので、車外へ出て、歩いて核爆弾の設置場所まで行く。

 宇宙服を着て、高熱の中、歩いて行くのは、過酷な作業。

 核爆弾の爆発する時間が迫っている。

 やっと、核爆弾の設置場所に到着した。

 さっそく、起爆装置を外すのだが、外側のカバーがなかなか外れない。

 爆発まで、あと1分。

30秒前、20秒前、10秒前。

 やっと、起爆装置が外れた。

 これで、核爆弾は、もう爆発しない。

 早く、地表へ出て、地球を離れなくてはいけない。

 先に爆発した核爆弾によって、地球がかなり赤くなってきている。

 しかし、歩いて地表へ出なくてはいけない。

 そこへ、別のモウルシャトルが迎えに来た。

 それに乗ってマザーシップまで戻る。

 マザーシップでは、最後まで残った隊員を待っていたが、
赤くなり始めた地球を見て、
船長は、彼らを待つことなく、マザーシップを出発させる命令を出す。

船長「ミニマムワープで発進」

操縦士「了解」

しかし、副船長が、
「船長! 待ってください。シャトルです。シャトルが見えます」

船長「発進停止。シャトルゲートを開けるんだ」

 最後まで残った彼らを乗せたシャトルが、マザーシップの中に入って行った。

船長「よし、改めて発進。地球とは、おさらばだな」

窓から、見える地球を見て、

副船長「あんなに赤くなってしまった地球。
 もう、元に戻らないのかな」

船長「いや、戻る。きっと戻る。

何万年、何億年、いや、何十億年、かかるか分からない。

しかし、私たちのふるさとの地球だ。

きっと、放射能も浄化されて、また、生物が生まれ、動物が生まれ、
私たちのような人間も生まれてくるでしょう。

今、私たちは、地球を捨てるけれど、

何十億か経つと、きっと、きれいな海、きれいな山、きれいな動物たち、
雪が降り、雨も降る、美しい地球に戻る。

私は、そう信じる。

私たちの反省から、もう、絶対に、地球を放射能で汚しちゃいけないんだ。

今から、45億年経つと、私たちの子孫が、

美しい地球になったかどうか、見に行くと思うよ」

遠ざかって行く地球を窓から見ている4歳の女の子が、
「地球さん、さようなら」

 そして、45億年経った地球に、頻繁にUFOが現れるようになった。
(終)


というストーリーを考えたのだが、
今、原子力発電所を平和利用だなんて、勘違いしている人たちのために、

核戦争だけではなく、原子力発電所も絡んだストーリーを
考えなくてはいけないと思っています。
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