●「低線量でも“安全な被曝”は存在しない」
 
週刊SPA! [6/3 13:31]
 
★[原発のゴミ]が引き起こす地獄絵図
 
 最近、
「放射線レベルが低いから安全」とか
 
「ただちに健康に影響を及ぼすものではない」と
 
“専門家”が解説しているのをよく耳にします。
 
 しかし、放射線には
 
「しきい値」はありません。
 
「安全な被曝」などないのです。
 
「しきい値」とは、
 
放射線を浴びて体に症状が出る
 
最低の被曝量を言います。
 
 でも、しきい値以下でも、
 
細胞の分子結合が
 
損傷を受けるのは避けられません。
 
 私のこの主張は、
低レベル放射線の影響を長年調べてきた
米国科学アカデミー研究審議会(BEIR)が
 
’05年に出した見解-
 
「被曝のリスクは
 
低線量にいたるまで
 
直線的に存在し続け、
 
しきい値はない。
 
最小限の被曝であっても、
人類に対して危険を及ぼす可能性がある」-
 
で裏付けられました。
 
 低レベルの被曝であっても、
 
がんの発症率が上がるとの
研究結果が出ています。
 
 どんなに低線量でも被曝しないことにこしたことはありません。
 
 まして、放射性廃棄物をリサイクルして使用するなど、
 
絶対にあってはならない。
 
 人形峠のウラン残土の問題でも、
「安全です」と繰り返し残土を放置した
機構(当時は動力炉・核燃料開発事業団)は、
 
人形峠全体の0.6%にしかすぎない残土すら適切に処理できなかったのです。
 
 そして、ウランレンガを生産した鳥取県の三朝町では、
 
それを2万個使って公園を造りました。
 
 自治体はいい加減な解決に手を貸すべきではないと思います。
 
 子供たちが遊ぶ公園に、放射性廃棄物が使われているのです。
 
 残土に限りません。
 
 原発からは、
 
運転中も
 
運転停止後も
 
核のゴミが排出されます。
 
 そのうち低レベル放射性廃棄物は
 
300年もの管理が必要です。
 
300年後まで責任を持って管理するというのも、
 
非常に大変なことです。
 
 さらに、原発から排出される高レベル放射性廃棄物は、
 
その管理に100万年が必要で、
 
日本では既に
広島型原爆110万発分の廃棄物が溜まっています。
 
 しかし、この高レベル放射性廃棄物の処分方を確定できた
 
国は世界に一つもないのです。
 
 
(ロクハン)(ロクハン)
 
 100万年後ということは、
映画「タイムマシン」では、80万年後の世界へ行きます。
 
 その80万年後の世界では、
まだ、現在の高レベル放射性廃棄物が残っているのですね。
 
 
 未来を描くSF映画では、シチュエーションを変えなくてはいけませんね。
 
 過去の西暦2000年代の人類が汚染させた
放射性廃棄物をがまだ残っているため、
 
地球には、もう住めない。
 
 だから、未来の私たち人類は、地球を捨てて、
 
新しい惑星を探す旅に出なくてはいけない。
 
 地球よ、さようなら。
 
 地球を汚染させた、西暦2000年代の人類が憎い。