浜岡原発停止といい、太陽光パネル1000万戸といい、
管首相は、ひとりで、自分勝手に決めてしまうんですね。
 
 
●世界でもKY菅、
放射能隠蔽問題でサミットは大失敗
 
5月28日17時00分
 
★国際社会が不信感
 
 主要国(G8)首脳会議(仏ドービル・サミット)が27日に閉幕。
 
 菅直人首相は、日本時間27日夜の記者会見で成果に胸を張ったが、とんだKYだ。
 
 菅首相は会見で「1日も早く復興を成し遂げ、世界のリーダー国の1つとして、
引き続き国際貢献を行っていく決意を申し上げ、温かい支持を得た」
 
と高揚感たっぷりに語った。
 
 サミットで一国のリーダーを罵倒する者はいないだろう。
 
 しかし、採択された首脳宣言には、
 
「原子力の非常事態について、すべての情報を適時提供することを約束」とある。
 
 国際社会は、菅首相の情報公開にはっきりと不信感を突きつけ、
首脳宣言の形で改善を約束させたのだ。
 
 実際、日本では東京電力福島第1原発1号機への海水注入をめぐり、
政府と東電の説明が二転三転。
 
 27日には、東電に未公表の放射線測定データがあったことが発覚。
 
 枝野幸男官房長官も「政府として情報収集や整理について、
批判は真摯に受け止めなければいけない」と不手際を認めた。
 
 それでも菅首相の暴走は止まらない。
 
 サミットでは、自然エネルギーの発電割合を2020年代早期に
20%に引き上げる目標を掲げ、
「太陽光パネル1000万戸」プランもブチ上げたが、
海江田万里経済産業相は「報道を通じて知った」と困惑するなど、
根回しした形跡は見られない。
 
 情報隠蔽疑惑と場当たり的対応で、
国内の求心力が低下する一方の菅首相を見限ったのか、
 
米国のオバマ大統領は
予定されていた菅首相の訪米をやんわりと断った。
 菅首相のサミットは「失敗」だったとしか言いようがない。 
 
(ZAKZAK(夕刊フジ))