フィギュアスケートネタです。
 
 Jスポーツのホームページに田村岳斗さんのブログが載っています。
 
 普段、あまり見ないのですが、今、見返して見ると、
 
浅田真央さんの積極姿勢を評価しているので紹介します。
 
「田村岳斗の華麗なる舞」というタイトルです。
 
●女子フリー結果
 
2011年5月 1日
 
 安藤選手、優勝おめでとうございます。
 
 今シーズンの安定した滑りが一番いい結果につながりました。
 
 さすがに今日は気持ちが入れ込んでいたのか、少しミスが出て、
ダブルアクセル+トリプルトウループのところで
2回転にはなりましたが、最小限のミスで抑えたのは、
シーズンを通して戦ってきたからこそだと思います。
 
 どんな状況でも自分の滑りができる精神力は頼もしく思えました。
 
 2位のユナ・キム選手は、3回転+3回転もしっかりと決めるなど、
1つ1つの技術は高さを持っていますが、
4分間を滑り切る集中力の部分で、
シーズンを戦い続けている選手との差が出ました。
 
 優勝を分けたのは、その差だったと思います。
 
 浅田選手は、6位とメダルには届きませんでしたが、
次の五輪を見据えて、
 
 
苦手なジャンプにも取り組んでいる積極的な姿勢が感じられました。
 
 
 例えばユナ・キム選手はループ、
 
ロシアの選手やコストナー選手はルッツなど、
 
苦手なジャンプを外し、得意なジャンプで得点を取りにきていましたが、
 
 
浅田選手は、現段階であまり得意ではないルッツ、
サルコウも加えた6種類のジャンプをすべて跳んできました。
 
 得点だけを狙うなら、プログラムを変えて、
サルコウをループにするなどもできるかもしれませんが、
もっと先を見たプログラムだったと思います。
 
 そうした取り組みは今後に生きて来るはずです。
 
 8位の村上選手も1つミスがありましたが、
みんなそこからスタートしています。
 
 SPでは元気がないようにも感じましたが、
フリーでは思い切り滑ってくれました。
 
 彼女もまた、2014年が楽しみな選手です。
 
 試合は終わりましたが、まだエキシビションがあります。
 
 僕もJ SPORTSで解説をします。
 
 皆さんと同じようにエキシビションを楽しみたいと思っています。
 
 
 
(ロクハン)(ロクハン)
 
 浅田真央さんのジャンプ構成は、
3A
3F+2Lo
3Lz
2A+3T
3F+2Lo+2Lo
3S
3Lo
 
で、
3Aを2回入れるのなら、
2A+3Tを
3A+2T
にして、同じ3回転は、
3Fと3Aの2種類になります。
 
 しかし、3Aを1回にしているので、
同じ3回転は、3Fの1種類だけなんですね。
 
 だから、田村岳斗さんが言っているように、得点だけを取りに行くのなら、
3Sを3Loにしてもよかったのです。
 
 そこをあえて、浅田真央さんは、やらなかった。
 
 結果、3Sが1Sになっちゃったんですけどね。
 
 ほかの人のブログに載っていたんですけど、
タラ・リピンスキーが言った言葉で、
 
「オリンピックで銀メダルを取った人が、
さらにジャンプの修正をする人なんていない。
 しかし、浅田真央は、ジャンプの修正をするなんてすごい」
 
 浅田真央さんは、日本人だな、と思うのです。