前にも、このブログに書いたので、繰り返しになるが、
同じことをもう一度書きます。

 テレビの「かんさい情報ネットten」という番組で、
「あなたにとって原発とは」というテーマで、
視聴者から意見を募集していたので、ここにもう一度書こうと思ったのです。

 私の過激な意見を応募しても、多分テレビで採用されないと思ったので、
ここに書くことにしたのです。

 視聴者の意見に、

「今、原発は止められない。原発に頼るしかない」

という意見があった。

 しかし、それは、自民党の間違った原発政策の結果であって、

 間違った自民党の政策の結果、
恐ろしい放射能に怯えながらでも、

原子力発電に頼るしかなくなったのです。

 自民党が、放射能の恐怖から逃れられない、
「呪縛」に追い込んでしまったのです。

 前にも書いたが、
浜岡原発を止めると言ったら、
原発城下町の地元の住民の生活が困る、と言われているが、

それが、「アメとムチの政策」なんです。

 原発を建設する代わりに、地元には、
多額の「交付金」という名のお金をバラまくのです。

 原発の建っている市町村は、みんな裕福です。

 そのバラまきのおかげなんですね。

 固定資産税も入ってくるし。

 地元の議会の議員も原発に反対しない。

 それは、「交付金」という「甘いお金」が入って来るからです。

 「恐ろしい放射能」と「お金」とを比べれば、

人間は「お金」を取るんですね。


 私が高校生の時、社会科の先生が、私に言いました。

 私が、
「原子力発電は、原子力の平和利用で、いい」と言うと、

その先生は、
「いや、それは違う。

原子力発電も原子爆弾も結局は同じ。

 原子爆弾は、一気に核反応が起き、

原子力発電は、ゆっくり核反応が起きる。

それだけの違いだ。

 だから、原子力発電所の建設に反対しなければいけない」

と言った。

 その時、私は「ハッ」と気が付いたのです。

目からウロコって言うんですか。

 原発も原爆も、結局は同じなんだということを。

 放射能(放射線)というのは、
ニオイもなく、目に見えず、
人間には痛みもなく、

「沈黙の恐怖」

なんです。

 火山灰や黄砂、ガス、ウイルスなんかは、
目に見えるし、ニオイがあるし、
ウイルスは、体に症状が出ます。

 しかし、放射能は、何にもないのです。

 そして20年が経ち、
みんなガンで死んで行くのです。

 それが放射能の恐ろしさなのです。


 今、そこにある「恐ろしさ」を感じないため、

原子力発電所なんてものを建設してしまうのです。

 原発は経費が安いから建設したというけれど、

「命」と「お金」のどっちが大事ですか。


 前にも書いたけれど、日本は火山国だから、地熱発電がいくらでも出来るのです。

 自民党が原発政策ではなく、地熱発電政策を取っていたら、

全国にたくさんの地熱発電所が出来ていたのです。

 そして、テレビでもコメンテーターが言っていたけれど、

発電会社と送電会社を別々にするのです。

 そうすると、競争原理で電気代が安くなるのです。


 今、すぐに止められない、原発に頼らざるを得なくなってしまっているのです。

 もしかしたら、核戦争ではなくて、
原発で、人類は、破滅への道のりを歩んでいるかもしれません。

 核兵器廃絶と一緒に、原発廃絶を訴えなくてはいけないのです。