フィギュアスケートネタです。

 欧州選手権の女子は、ショート1位のキーラ・コルピは、
フリーでミスの連続で順位を落としました。

 サラ・マイヤーは、今シーズンで引退ということで、
ジャッジの同情で優勝したのかなと思ったけれど、
映像を見直すと、違っていた。

 カロリナ・コストナー は、フリーで1位になっているけれど、

減点は3つある。

      BV  GOE
①3F    5.30 -1.10
⑦3Lo<+2T* 5.50 -0.70
⑧3Lo<*  3.96 -2.10

そして、転倒の-1.00もある。


 それに対して、サラ・マイヤーの減点は、
「e」の付いた
②3F+2T e 5.80 -0.90

だけ。

実質、ノーミスである。

基礎点は、
サラ・マイヤー50.88
コストナー  50.24

GOEは、
サラ・マイヤー5.14
コストナー  4.03

技術点は、
サラ・マイヤー56.02
コストナー  54.27

と、すべて、サラ・マイヤーが上回っている。


 じゃ、どうして、コストナーがフリーで1位に
なったのか。

 それは、コストナーの
PCSが高かったため。

サラ・マイヤー56.02
コストナー  62.10

と、コストナーがひとり、60点を超えていた。
5項目、もうちょっとで8点台という点数。

フリーの得点
サラ・マイヤー112.04
コストナー  115.37

総合得点
サラ・マイヤー170.60
コストナー  168.54

と、ショートの点差が
5.39点あったため、
サラ・マイヤーがわずかに上回って、優勝したのです。

 ジャンプの着氷でミスしても、転倒しても、高いPCSが出るのですね。

 トリノ世界選手権のキム・ヨナと浅田真央さんの時のよう。

 やっぱり、PCSは、実績点なのか。


 それにしても、ヨーロッパ選手権はいつもそうだけれど、
170点で優勝とはね。

 せめて、優勝の得点は、180点を超えるようにしましょうよ。
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