フィギュアスケートネタです。

 全日本選手権の浅田真央さんの得点です。

まず、得点表です。

●浅田真央
      BV  GOE
①3A<   6.00 -0.60
②3F+2Lo  7.10 0.70
③3Lz e  6.00 -0.42
④CCoSp4  3.50 1.00
⑤2A+2T*  5.17 0.50
⑥3F+2Lo* 7.81 0.84
⑦ChSp   2.00 2.20
⑧2S*   1.54 0.00
⑨FSSp4  3.00 0.50
⑩SlSt3  3.30 1.10
⑪3Lo*   5.61 0.84
⑫FCCoSp4 3.50 1.00
合計   54.53 7.66

8.15
7.90
8.25
8.25
8.25
65.28

TES 62.19
PCS 65.28
TSS 127.47
SP  66.22
総合193.69

 ご覧のように、安藤美姫さんに比べたら、浅田真央さんのジャンプに、
+1.00以上のGOEは、ひとつもありません。

 3Aも、今までと同じ飛距離がなくて、回転速度の速い3Aです。

 3Lzにも「e」が付いているし。

 今までと同じスタイルで、変わっていないんじゃないですか。

 安藤美姫さんの
高いGOEもおかしいが、

浅田真央さんの明らかにGOEが上がる、スタイルのジャンプに変えようとすれば、
今シーズンの世界選手権の代表は、難しいと判断したのではないですか。


①3A<   6.00 -0.60
は、回転不足に取られていますが、
8時50分ぐらいの着氷です。
(時計の短針だけを考えてください)

 しかし、回転不足に取られていないショートの3Aは、9時30分ぐらいの着氷です。
 9時を超えれば、回転不足に取られますからね。

 ですから、ショートの3Aが回転不足に取られるべきです。

⑥3F+2Lo* 7.81 0.84
の3Fは、回転不足の疑いあり、です。

⑦ChSp   2.00 2.20
は、+2.20のGOEが付いていますが、
浅田真央さんのスパイラルは、非常にきれいです。
 だから、3秒、3秒というのは、
時間が短すぎて浅田真央さんには残念ですね。


 もし、浅田真央さんがノーミスだった場合の得点を考えてみました。

回転不足だった3Aに
+0.70のGOEを付けて、

2Sになった3Sに+0.20の
GOEを付けて、

必ず「e」が付くけれど、「e」が付かなかったとして、
3Lzに+0.20のGOEを付けて計算しました。

そうすると、
BV 60.11
GOE 9.78

TES 69.89
PCS 65.28
TSS 135.17
総合201.39

と、なって安藤美姫さんの202.34を上回ることができないのです。

 もう少し高いGOEが付けば、安藤美姫さんを上回ることができますが。

 そこで、
⑤2A+2T*  5.17 0.50
の2Aを3Aに変えた場合は、
BV 65.83
TES 75.61
PCS 65.28
TSS 140.89
総合207.11

になります。

 後半の2Aを3Aに変えれば基礎点(BV)が5.72点、プラスされます。
 この5.72点は、大きいですからね。

 ところで、浅田真央さんのフリーのプログラムに3Tが入っていませんね。

3F+2Loが2回、入っていますが、
このどちらかを3F+3Tにしないのかしら。

 元々、⑤2A+2Tが
2A+3Tの予定だったのだけれど。
 これを⑤3A+2Tにするのなら、3Tはどうするのだろう。

 浅田真央さんは、6種類のジャンプを全部入れる、と言っているから。

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