引退会見をした谷亮子議員(もう、選手ではない)を、
産経新聞が批判していたので、その記事を載せます。


 記事が長いので、前半はカットしています。



●“美意識”貫き引退。変節した全柔連に最後の意地。

産経新聞 10.16. 0:31


 だが、昨年8月には、女子48キロ級で福見友子(了徳寺学園職)が世界選手権で初優勝。

 今年9月には浅見八瑠奈(山梨学院大)が頂点に立ち、
世界ランキング1.2位を日本勢が独占。

 北京後は実戦から離れ、強化合宿にさえ出ない谷から
“信者”の心が離れたのも無理はない。

 15日は11月の講道館杯全日本体重別選手権へのエントリーの締め切り日。

 欠場すれば、強化指定選手から、外れることが規定路線だった。

 この日が重なった引退会見には、
女子柔道の功労者がせき立てられるようにして
窓際に追いやられたような味の悪さも残る。


 引退理由の中で、谷は「限界」をみじんもにおわせることはなかった。


 ライバルの存在を認めず、
自身をより高い場所に置こうとする美意識の表れだろう。

 うがった見方をすれば、変節した全柔連に対し、
最後の意地を通したようにも映る。
(森田景史)



(ここからロクハンのコメント)

 引退会見は、となりに小沢一郎という変な人が座っていたので、
私は、見ませんでした。


 千代の富士の引退会見の時のように、
涙の引退会見になるかと思ったのですが、
それもなかったみたいですね。

「ライバルの存在を認めず、自身をより高い場所に置こうとする美意識の表れ」

とは、どういうことでしょう。



 前にも、このブログに書いたのですが、

伊藤みどりさんは、
一度、引退し、もう一度、復帰して世界選手権に出たものの、
長野オリンピックは、辞退しました。

 その時の伊藤みどりさんの言葉です。

「本当は、長野オリンピックに出たいと思っていました。
 まだ、トリプルアクセルも跳べていましたし、
日本で開催される大会でしたからね。

 でも、そうしたら、ひと枠しかない出場枠を奪ってしまうことになりかねない。
 それはちょっとできないと思いました。

 オリンピックは誰もがあこがれる、誰もが出たいと願う大会。

 私は、若い選手の夢を奪いたくなかったんです」
(フィギュアスケートに懸ける人々 宇都宮直子著 から引用)


 この、伊藤みどりさんの言葉、谷亮子氏は、見習ってほしいですね。