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 フィギュアスケート関係の本、その10です。


最初の写真は、
「もっと深く『知りたい!』フィギュアスケート」
(阿部奈々美著 東邦出版)
(発行2007年12月5日)

 コーチの阿部奈々美氏の書いた本です。

 フィギュアスケートに関するルールなどを
100の質問に答える形になっています。



2番目の写真は、
「浅田真央、16歳」
(宇都宮直子著 文藝春秋)
(発行2007年9月30日)

 この本で、印象に残っているのは、
浅田真央さんがアメリカで練習をしていた時、
日本人だということで、人種差別を受けたこと。

「レストランで、席についても、誰もメニューを持ってこない。
 注文しても、ものすごく時間が掛かったり、
ようやく来たと思ったら、違うものだったり。
 わざとそうしているんだよ。
 後から来た白人の客には、ちゃんと対応しているんだもの」



3番目の写真は、
「素直な心が才能を伸ばす!だれでも結果は出せる」
(山田満知子著 青春出版社)
(発行2007年4月5日)

 山田満知子先生が、初めて書き下ろした著書だそうです。

 この本で印象に残ったのは、生徒たちへのメッセージで、
「学業最優先にしなさい」という言葉です。

「子どもたちには、それしかできない『スケート馬鹿』にはなってほしくないのです。

 そして将来のある人間として、学校にはきちんと行ってほしい。

 最初にスケートありき、ではなく。

 優れたスポーツ選手である前に、素晴らしい人間でいてほしい。

 普通があって初めて、その上に特殊が光るのですから」

 名古屋はスケートママが多いですからね。



4番目の写真は、
「氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート」
(田村明子著 新潮社)
(発行2007年2月25日)

 この本は、アメリカのフィギュアスケート人気の盛衰と、
新採点方式に変わるきっかけになったソルトレーク五輪の
不正採点疑惑事件について、詳しく載っています。


 ISUが財政難になったのは、アメリカでのフィギュアスケートの人気がなくなったからだ、と言われています。

 つまり、アメリカでのフィギュアスケートのテレビ放送が激減したため、
ISUに放送権料が入らなくなったためだそうです。
 だから、グランプリシリーズの賞金も、減額されています。

 ミシェル・クワンに代わるカリスマスケーターが必要なんですね。


 ソルトレーク五輪の不正採点疑惑事件は、実はたいしたことがなくて、

アメリカのメディアが大騒ぎしたから、収拾がつかなくなり、
2つの金メダルを出すことになり、
新採点方式へと変わって行ったそうです。

 もし、アメリカのメディアが騒がなければ、
採点方式は、今でも、旧採点方式のままだったそうです。



5番目の写真は、
「女子フィギュアスケートチームジャパンオフィシャルファンブック
2007」
(発行2007年3月20日)
(著者不明、出版社不明)

「企画・執筆:青島ひろの」
とだけ書いていて、
出版社の名前が書いていないのですね。

 この本は、ムック本の部類ですが、本のサイズが小さいので、単行本と同じにしました。

 この本では、

浅田真央
安藤美姫
中野友加里
村主章枝
恩田美栄
澤田亜紀
浅田舞
太田由希奈
武田奈也
北村明子

の10人が紹介されています。

 この中で、北村明子さんの言葉が印象に残っています。

「スケートを、あきらめちゃうこと、やめちゃうことって、
すごく簡単なことかもしれないって、
ケガを経験したり悩んだりして思いました。

 それよりも続けることの方が何倍も大変だし、辛いこともいっぱいある。
 やめちゃえばもっと楽になるのに、辛い経験もいっぱいする。

 でも、やめないで続けて、頑張っていけば……絶対うれしいこともあるし、
他の人がしないような経験もさせてもらえると思うんです。

 だから、ほんとうに厳しいこともあるけれど、

私がスケートを続けることは絶対意味がある、って思う」


 北村明子さん、今、
どうしているんでしょう。


今回は、ここまでです。