フィギュアスケートネタです。

 今年も、長野県佐久郡南牧村野辺山
「帝産ロッヂ、帝産アイススケートトレーニングセンター」
において、
「第20回全国有望新人発掘合宿」が行われます。

 いわゆる「野辺山合宿」です。

 漫画家 槇村さとる氏の作品のスケート漫画
「ヒロインの条件」の中で、野辺山合宿が描かれています。

その中で、
「残酷-、持って生まれた容姿で振り分けられてしまう」
というセリフがあります。
 この漫画で描かれているのは、体重、身長、
手の長さなどを計測するシーンです。
(今年の計測要項に「皮下脂肪」というのもあります。
細身でないとダメということですか)

 渡部絵美氏の著書「愛するスケートに何が起こったのか?」でも、
野辺山合宿を批判しています。

 つまり、野辺山合宿に参加しなければ、試合の上位に上がれない、と言うのです。

 なんか、野辺山合宿は、さらしものにされる、というイメージがするのですが。


 さて、今年の野辺山合宿は、参加人数が多いのか、
ノービスBとノービスAと、別れた日程で行われます。
ノービスB
2010.7.24~27
ノービスA
2010.7.28~31


 この野辺山合宿で注目すべきは、その参加条件です。

ノービスA女子6級以上
ノービスA男子5級以上
ノービスB女子5級以上
ノービスB男子4級以上

となっています。

 6級と言えば、ジュニアの試合の参加条件ですよ。

 ちなみに、
ノービスB:9歳、10歳
ノービスA:11歳、12歳
ジュニア:13歳~18歳
(19歳まで参加できる)
シニア:15歳以上

となっています。


 女子の参加人数があまりにも多いため、こんな足きり条件にしたのでしょう。


 2008年の野辺山合宿の参加条件は、
ノービスB女子4級以上
ノービスB男子3級以上
ノービスA男女とも4級以上

となっていました。

 この2008年の参加人数は、
ノービスA女子90人、
ノービスA男子7人、

ノービスB女子64人、
ノービスB男子5人、

です。

 いかに女子の人数が多いか。

 この人数を見ても、フィギュアスケートの選手層の男女比が
1対10というのが分かりますね。

 だから、女子は激戦なんです。


 本来の試合の参加条件は、
ノービスB3級
ノービスA4級
ジュニア6級
シニア7級
です。

 今シーズンの試合の参加条件も、
ノービスA女子6級以上
ノービスA男子4級以上
ノービスB女子5級以上
ノービスB男子3級以上

となっています。

 こんなに、男子と女子の参加条件に差をつけると、
男子と女子の技術の差が生まれてこないですかね。