フィギュアスケートネタです。

 バンクーバー五輪の高すぎるキム・ヨナ選手の得点を
私が、まともな得点にしようと思って参考のために、
キム・ヨナ選手の2009年グランプリ・フランス大会、
アメリカ大会、グランプリファイナルの映像を見ると、

ミスだらけではないか。

 キム・ヨナ選手の演技は録画していたけれど、
アホらしくて、全然見ていなかったのですね。

 それでもう一度見ると、フランス大会は、
3Fが跳ばずに見送っただけで、あとは、GOEは、マイナスは付いていません。

 しかし、アメリカ大会とグランプリファイナルはミスだらけです。

 それで思い出したのが、田村明子氏の「パーフェクトプログラム」という本の中の一文です。

 208ページに書かれてあります。

「彼女(キム・ヨナ)に出る得点は(バンクーバーの得点のこと)、
今このリンクで見せた演技によるものだけではない。
昨年の世界選手権やGPファイナルなど、過去の試合でくり返し見せてきた、
多くの安定した演技に対するジャッジの信頼の貯金がある」


 また、「バンクーバー五輪フィギュアスケートワールドフィギュアスケート編」という本の中の
藤森美恵子氏のインタビュー記事にも書かれてある。

--キム・ヨナ選手のプログラムはグランプリシリーズの頃からほぼ完成されていた印象です。

藤森 そうですね。シーズン最初から出来上がっていました。




 全然、安定していないではないか!



 フランス大会は、3Fを跳ばずに見送ったけれど、そのほかは、マイナスのGOEは付いていません。
 しかし、スパイラル、スピンは、みんなレベル3で、FCoSp4だけがレベル4です。


 アメリカ大会は、
3Lz+3Tでステップアウト、3Tが回転不足。

3Fで転倒、回転不足。

2A+2T+2Loで着氷の流れが止まり、GOEが0.00になっている。

3Lzがパンクで2回転に、その2Lzが回転不足。

3Sも-1のGOEをつけるジャッジがひとりいた。



 グランプリファイナルは、
3Lz+3Tの3Lzの着氷がつまってしまい3Tが跳べず、3Lz+2Tになる。

2A+3Tの3Tが回転不足で両足着氷。

3Sの着氷の流れが止まり、-1のGOEを付けるジャッジがひとりいた。

そして、やっぱりスピンは、FCoSp4だけレベル4で、あとはレベル3です。


 こんなミスだらけの演技でも、バンクーバーの貯金になっているのですか。

 私は、今までキム・ヨナ選手の演技をきちんと見ていなかったので、

バンクーバーの得点は高すぎるけれど、今までの安定した成績のおかげで、
ジャッジたちの心が動かされ、あんな高い点数を出したのか、と
思っていたけれど、

 グランプリシリーズは、ミスだらけではないか。

 ジャッジたちは、キム・ヨナ選手の、順位しか見ていなかったのか。

フランス1位、
アメリカ1位、
ファイナル1位ですからね。

 演技内容を見ればボロボロですよ。


 こうなれば、勘ぐった見方をすれば、財政難のISUは、韓国のスポンサーを非常に大事にしている、ということになる。

現代自動車(ヒュンダイ)とか、サムスン電気とか。


 あんなミスだらけの演技が、どうしてジャッジの信頼を得ることが出来るのですか。


 まっ、フィギュアスケートは、得点ではなく、順位が大事ですからね。

 どんなに低い得点で優勝しても、優勝は優勝ですからね。

 世界ランキングも、得点ではなく、順位で決まりますからね。

 演技がボロボロでも、少し高い点数を出してやれば、優勝出来ますからね。