フィギュアスケートネタです。

 まだ、まだ、しつこく世界選手権の分析をやります。

 世界選手権女子フリーのプロトコルを見ていて、気が付いたのですが、

3Aを除く、3Lz、3F、
3Lo、3S、3Tの5種類の3回転ジャンプをプログラムに入れているのは、

鈴木明子さんと、
アリョーナ・レオノワ選手の2人だけなんです。

 チャレンジして、回転不足とか、2回転や1回転になったものも含めて、
24人全員を見ると、

3Tが4人、
3Sが4人、
3Loが7人、
3Fが10人、
3Lzが8人、

のそれぞれが、プログラムに入れていないのです。

 2種類の3回転ジャンプをプログラムに入れていない人は、9人います。

3種類の(つまり、2種類しかプログラムに入れていない)
3回転ジャンプをプログラムに入れていない人は、1人います。

 3Fと3Lzをプログラムに入れていない人が多いのは、
やはり、エッジエラーを問われるからでしょうか。

 こんなに、5種類のジャンプを跳ぶ選手が少ないのなら、
+1点だけでもいいから、ボーナス点を与えるべきだと思います。
(+2点なら、なお、よろしい)

 もちろん、チャレンジしたジャンプに与えるのであって、
3回転が、失敗した場合は、ボーナス点はありません。

 プログラムの中に、同じ種類のジャンプが2回入る場合は、
1回だけ成功すれば、それは、ボーナス点の対象になります。

 ルール改正で、2Aが
2回になったとしても、まだ、
3種類や4種類でジャンプ構成が出来ますからね。

 前のブログにも書きましたが、鈴木明子さんは、旧採点方式時代の選手です。

 旧採点方式時代では、5種類の3回転ジャンプを跳べなくてはいけなかったので、
鈴木明子さんは、5種類の3回転ジャンプを練習してきたのですね。

 新採点方式の問題点をいろいろ言われていますが、
5種類の3回転ジャンプを跳ばなくてもいい、というのも問題点ですね。