フィギュアスケートネタです。

 ルール改正のニュースが入って来たので、一時中断していましたが、
まだ、しつこく世界選手権の分析をします。

 フリーの分析は終わりましたが、もう一度ショートを見てみると、意外な発見がありました。
(意外ではないのかも知れないが)

 それは、女子のショートでレイバックスピンは必須要素になっています。
 スピン、スパイラルのレベル4の取る選手は多いと思っていたのが、
レイバックスピンでレベル4を取っている選手は、以下の7人しかいないのです。
 出場人数53人中、7人です。

選手の敬称は略。

左の数字はショートの順位。
丸数字はレベル。
次の数字はGOE。
その次の数字は得点です。
得点の高い順に並べています。

ちなみに、基礎点は、
レベル1 1.5
レベル2 1.9
レベル3 2.4
レベル4 2.7

       GOE 得点
1長洲未来④ 1.5 4.2
5クセニア・マカロワ
     ④ 1.0 3.7
23カク・ミンジョン
     ④ 1.0 3.7
2浅田真央④ 0.9 3.6
20鈴木明子④ 0.6 3.3
25イワナ・レイトマエロ ワ   ④ 0.5 3.2
31ビクトリア・MUNIZ
     ④ 0.4 3.1

 31位の選手は、名前が読めないので、そのままローマ字で書いています。

 そして、レベル3だけれど、GOEが高くてレベル4の人よりも
得点が高い、もしくは同じ得点の
逆転現象が起きているのが以下の3人の選手です。

3ラウラ・レピスト
     ③ 1.0 3.4
8シンシア・ファヌフ
     ③ 0.8 3.2
12エレーネ・ゲデバニシ ビリ  ③ 0.7 3.1


 私は、レベル3とレベル4の違いがよく分かりません。

 しかし、
ラウラ・レピスト、
シンシア・ファヌフ、
エレーネ・ゲデバニシビリ
の3人は、
ビールマンスピンをやっていません。

 それ比べて、
長洲未来
クセニア・マカロワ
カク・ミンジョン
浅田真央
イワナ・レイトマエロワの
5人は、ビールマンスピンをやっています。
 鈴木明子は、ビールマンスピンをやっていないけれど、レベル4です。
 ただ、鈴木明子のレイバックスピンは、見た目がきれいですけどね。

 そして、
長洲未来
クセニア・マカロワ
カク・ミンジョン
イワナ・レイトマエロワの4人は、
ビールマン姿勢へもって行くのが、非常に早いのです。

 浅田真央は、背中の反りは大きいが、ビールマン姿勢へもって行くのが遅いです。
 たから、GOEが少し低いのかな。


 そして、レイチェル・フラットは、レベル1です。
 もう一度、ビデオを見ると、難しい技をなんにもやっていないのですね。
だから、レベル1なのかな。


 しかし、長洲未来のショートの演技を何度見てもいいですね。

ふわりと降りるダブルアクセル。(+2のGOE)

ジャッジ全員が+3を出したレイバックスピン。(実際の点数は+1.5)

 足が180°開いているスパイラル。

 そして、最後の高速スピンで、
音楽の終了と同時に、ピタリと止まってフィニッシュ。

 これからの試合で、フリーで回転不足に取られなければ、彼女が優勝ですよ。