フィギュアスケートネタです。

「週刊朝日4月30日号」の記事です。

「浅田真央3回転、編集されていた!ライブでは転倒。なのにオンエアでは大成功…?」

というタイトルで、

 スターズオンアイスの浅田真央さんの3Fが、実際は転倒していたのに、
テレビの放送では、映像を差し替えられていて、3Fが成功していた。という記事です。


 実は、私は、以前は、試合も、エキシビジョンも、アイスショーも、全て録画していたのですが、
最近は、試合だけしか録画しなくなったのです。
(フジテレビの塩原恒夫アナウンサーの、あのくさいコメントが
好きなので、「ドリームオンアイス」は録画しますが)


 だから、スターズオンアイスは録画していないのです。

 録画していたら、気がついたかも知れません。


 画面の、カット割りのカメラワークは、ようく見れば、
つながりがおかしいということで、
差し替えの映像だということがすぐに分かりますからね。


 4月11日の放送の時は、こちらでは、テレビ和歌山で放送されていました。

 テレビ和歌山は、独立UHF局で、純粋のテレビ東京のネット局ではありませんが、
かなりの数のテレビ東京の番組が放送されています。

 スターズオンアイスは、4月9日から11日まで開催されましたが、
テレビで放送されたのは9日の公演の分です。

 それで、テレビで放送される前、9日か10日だったと思うのですが、

ほかの人のブログを読んでいて、インターネットの映像での情報だったと思いますが、

「浅田真央さん、スターズオンアイスで、3A着氷の乱れ、フリップで転倒のようですね」

と書いてありました。

 浅田真央さんも、お疲れのようで、ケガしないように、と思っていました。


 そして、4月11日のテレビの放送を見たのです。

 実は、この時、
テレビは、音声を消して映像だけ見ていたのです。
携帯電話で、ブログの入力中で、きちんと映像を見ていなかったのですね。

 携帯電話とテレビと両方を見ながら、

浅田真央さん、ショートの赤い衣装だから、
ショートをやるのだな、と思いました。

最初、3Aの着氷の乱れ。
あっ、ブログ主さんの言った通りだ。

 そして、次、3Fは、
あれ?転倒していないじゃないか。

ブログ主さんの情報の間違いだったのか。


 私は、そう思ったのです。

ブログ主さんの

情報の間違いだ、

と思ったのです。


それ以上、深く疑問に思いませんでした。

 残念なことに、4月18日に放送された、BSジャパンの映像は、
後半の浅田真央さんの映像は見なかったのです。



 それで、「週刊朝日」の記事を読んで、ブログ主さんの情報は間違っていなかったのです。



 「週刊朝日」の記事によると、
テレビ東京が、意図的に浅田真央さんの
3Fの映像を差し替えた、というのです。


 テレビ東京の言い分は、
「11日の放送は、9日の模様を情報番組として放送したものではありません。
また、9日の模様をベースにしてはおりますが、番組中にも
『9日の模様』というご紹介は一切しておりません。
『スターズオンアイス』は、『競技』でもなく、『エキシビジョン』でもなく、
『アイスショー』です。したがって、転倒などがあった場合、
失敗したシーンを差し替えることがあります」


しかし、

差し替えた結果、

私は、

テレビ東京に、

だまされたのです。


 会場で、実際の演技を見たお客さんが、家へ帰ってテレビを見ると、
会場と違うではないか、ということになる。


つまり、テレビ東京は、
ウソを放送したことになる。


失敗したシーンを差し替えることがある。

と言っても、織田信成さんの転倒は、差し替えられていない。

浅田真央さんの3Aも、着氷が乱れたのに、差し替えられていない。

「アイスショー」として、きちんとした映像にするのなら、
織田信成さんの転倒も、浅田真央さんの3Aの
着氷の乱れも
差し替えるべきじゃないですか。



「11日の放送は、9日の模様を情報番組として放送したものではありません。
転倒などがあった場合、失敗したシーンを差し替えることがあります」

と言うけれど、

スターズオンアイスは、

テレビ東京が制作した
アイスショーじゃないでしょ。

スターズオンアイスは、アメリカの団体です。

それを日本のテレビ局が、情報番組として、中継するだけなんじゃないですか。

生中継でなくても、メインの選手の演技をいじっちゃ、いけないと思います。


 私の推測するところによると、

浅田真央さんは、日本のカリスマ的選手だから、

浅田真央さんは、絶対、失敗しない人。

だから、浅田真央さんのジャンプの転倒の映像を

絶対、放送してはいけない。


だから、テレビ東京は、おじけづいて、

「うわっ、浅田真央さん転倒しちゃった。こりゃ、大変だ。
浅田真央さんの転倒のシーンなんか放送出来ない。
そうだ、成功したシーンと差し替えよう」

ということになったのではないですか。

でなければ、ほかの選手の転倒のシーンも差し替えるはずです。


 しかし、映像を加工すると、それは、もう、テレビではなく、
フィクションの映画ですよ。

 映画は、ウソで作られた虚像ですからね。

 映画は、失敗すると、何度も、何度も、撮影をやり直しますからね。



「アイスショー」であっても、失敗したシーンをそのまま放送するのがテレビじゃないですか。


 私のように、ほかの人のブログで、正しい情報を知ることが出来る人はいいです。

 しかし、情報源がテレビだけの人は、ウソの情報を見せられているのです。

 やっぱり、テレビ東京のやり方は、間違っていますよ。


「週刊朝日」の最後の方の記事に、


 他局のテレビディレクターは、こんな見方をする。
「フィギュアスケートは冬季五輪の種目にもあるスポーツです。
スポーツは数少ない加工しないコンテンツの一つ。
たとえショーであっても、そんなことをするなんてあり得ない」


 放送業界に詳しい評論家の佐怒賀三夫氏は言う。
「会場にいたお客さんは転倒したことを知っているわけで、
テレビの映像とズレが出てきて、
断りもなく再編集したことが明らかになる。

事実を伝えることがテレビの性格でもあるわけで、

転んだりすることもご愛敬ですから、おもしろさの一つにもなる。
それをカットして奇麗にみせようとするなんて、視聴者をバカにしていると思います」