フィギュアスケートネタです。

 ひょいと思った。
2011年の世界選手権は、キムヨナ選手が引退するのなら、
誰が優勝するだろう、と。
 東京で開催されるから、日本人選手が優勝するのかな。

 優勝候補者を並べて見ると、
1浅田真央
2カロリナ・コストナー3ラウラ・レピスト
4安藤美姫
5長洲未来

の5人ぐらいですかね。

 実はこの順番は、今年の世界選手権の、キムヨナ選手を除いた5人を
演技・構成点(PCS)の高い順に並べたのです。

 勝負は、PCSで決まりますからね。

 長洲未来さんは、回転不足に取られなければ、必ず上位に入って来ますからね。

 審判は、順番に今年はこの選手を優勝させよう、という考えがあるから、長洲未来さんが優勝するのかな。
 キミー・マイズナー選手以来、しばらく、アメリカが優勝していないから。

 ヨーロッパ勢の二人は、フィギュアスケートは、ヨーロッパから始まったスポーツなのに、
ヨーロッパ勢は、ロシア以外は、ウクライナのオクサナ・バイウル以外、
優勝した人は、いないのですね。


 今年の世界選手権は、浅田真央さんが優勝したから、2007年以来、ずっとアジア系が優勝しています。

 前にも、このブログに書きましたが、アジア女性はフィギュアスケートに向いているという。

 1989年以降の世界選手権の優勝者を並べて見ました。
◎印は、アジア系です。

1989伊藤みどり◎
1990ジル・トレナリー
1991クリスティ・ヤマグ  チ◎
1992クリスティ・ヤマグ  チ◎
1993オクサナ・バイウル1994佐藤有香◎
1995ル・チェン◎(中国)
1996ミシェル・クワン◎1997タラ・リピンスキー1998ミシェル・クワン◎1999マリア・ブッテルス  カヤ
2000ミシェル・クワン◎2001ミシェル・クワン◎2002イリーナ・スルツカ  ヤ
2003ミシェル・クワン◎2004荒川静香◎
2005イリーナ・スルツカ  ヤ
2006キミー・マイズナー2007安藤美姫◎
2008浅田真央◎
2009キムヨナ◎
2010浅田真央◎

というように、22年間にアジア系が15回も優勝しているのです。
 約3分の2がアジア系で優勝しています。

 なぜ、アジア系女性が強いのか。
それは、「体型」と「筋肉の質」にあるという。

 まず、体型。
アジア系女性は、欧米系女性に比べて、胸や尻が小さく棒のような体で、背も低い。
 この魅力的とは言いにくい体型こそが、細い回転軸が安定し、
ジャンプやスピンに向いている、という。
 また、アジア系女性は、太りにくい体質だという。

 そして、筋肉。
筋肉には、「速筋」と
「遅筋」があるという。

「速筋」は、瞬発力。
「遅筋」は、持続力だという。

 欧米系女性は、速筋1遅筋1の割合で持っているという。
 アジア系女性は、速筋3、遅筋7の割合で持っているという。
 それで、フィギュアスケートは、4分間という長い時間を極限まで体力を使うため、
持続力の遅筋をたくさん持っているアジア系女性が有利だという。
(フィギュアスケート
07世界選手権がもっと面白くなる 毎日新聞社)参照

 だから、これからも、フィギュアスケートは、アジア系女性が優勝していくのでしょうか。

 今、アメリカのスケート教室の生徒の約6割が、アジア系だといわれています。