フィギュアスケートネタです。

 また、「パーフェクトプログラム」という本からの記事です。

 高橋大輔さんの4回転へのこだわりについて、書かれてあります。

 高橋大輔さんは、バンクーバーオリンピックで、4回転に挑戦しなければ、
優勝していたかも知れない。結果、3位だった。

 2009年グランプリファイナルで、4回転に挑戦しなければ
優勝していたかも知れない。結果、5位に終わった。

 しかし、高橋大輔さんは、4回転にこだわり続けます。


 高橋大輔さんの言葉です。
「ぼくは、4回転を跳んで当たり前という時代にかぶっていますから、
以前は自分が跳べないことがすごくコンプレックスだったんです。
2002年に世界ジュニア選手権で優勝しても、

それが何だ、

という感じでした。

4回転をできない自分は、最初からシニアの試合では
勝負に加われないと思っていました。

跳べる選手がいるのに、

自分が跳ばないで勝ったとしても、

どこかで負けた気持ちがするだろうと思います。

もちろん失敗すれば人生変わってしまいますけれど、
それが人生の終わりではないですから」


ライサチェックさん、
パトリック・チャンさんに、この言葉を聞かせてあげたいですね。

 そして、バンクーバーの銅メダルで大騒ぎするのは、馬鹿げてる、と言った、
某東京都知事にも、聞かせてあげたいですね。


 オリンピックで金メダルを狙うのなら、韓国のやり方や、
ライサチェックのやり方は、正しいかも知れない。

 しかし、高橋大輔さんも、
「鐘」の曲を変えなかった浅田真央さんも
オリンピックを特別の場と考えていなかったのかも知れません。


「4回転を跳ばないで勝ったとしても、どこかで負けた気持ちがする」

という高橋大輔さんの言葉に共感します。

 なんか、これ、
大和魂のような感じがします。


 旧採点方式の時は、4回転を跳びさえすれば良かった。
 しかし、新採点方式になって、ステップやスピンにも体力が必要になった。
だから、簡単に4回転が跳べなくなったのです。

新採点の減点のリスクも大きくなったし。


 高橋大輔さんは、
2008年の4大陸選手権で、2度、4回転を成功させて、
264.41という世界最高得点を出しています。
 この得点は、今でも破られていません。

 高橋大輔さんの身体能力は、
ステップやスピンに要求される体力の新採点方式の上でも
4回転ジャンプをこなせる選手なのです。

 それで、ケガのあと、ケガ以前より、体が柔らかくなったため、
4回転の軸を決めるのが難しくなったそうです。

 しかし、4回転が難しくなったといっても、
4回転なしのプログラムは、

高橋大輔さんにはあり得ないのです。

 だから、これからも、高橋大輔さんは、4回転に挑戦し続けるでしょう。