前回、書くの忘れましたが、
ジャッジは7人いますが、女子SPで、全く-(マイナス)の付かなかった選手は、30人中、4人います。
しかし、上位の選手で、全くマイナスが付かなかったのは、鈴木明子さんだけです。
ルッツをループに変えたからでしょう。

 さて、今回は、女子ショートプログラム(SP)の演技・構成点(PCS)について見てみます。

 PCSは、一応、評価基準というものはありますが、
技術点のように
「ジャンプの着氷で、片手お手つきで-1点、両手お手つきで-2点」というような、
明確な判定基準がないため、あいまいなものになっています。
 見ていると、どうも実績と年齢に比例しているように思われます。
つまり、年齢が低いと
PCSも低い、というふうに。
技術点が低くても、
PCSは高めになっている選手もいます。

PCSが20点以上の選手を並べてみました。

ちなみに、あくまでも平均点での目安ですが、
8点台で32点以上、
7点台で28点以上、
6点台で24点以上、
5点台で20点以上が
目安です。

1浅田真央 32.28
2安藤美姫 31.88
3中野友加里30.20
4鈴木明子 30.04
30点以上はこの4人だけ
5村主章枝 28.60
6村上佳菜子26.48
7武田奈也 24.80
8西野友毬 23.56
9高山睦美 23.24
10村元小月 23.16
11今井遥  23.08
12後藤亜由美22.16
13村元哉中 21.84
14中村愛音 21.80
15藤澤亮子 21.52
16水津瑠美 21.44
17萩原綾子 21.08
17澤田亜紀 21.08
18佐藤菜乃初20.44
19石川翔子 20.32

 SPの基礎点で1位、
TESで5位だった藤澤亮子さんは、ここでは、
15位なんですね。
やっぱり、年齢に比例しているのでしょうか。
彼女は、今、14歳ですね。総合で、SP9位でした。
 でも、全日本選手権で、彼女は目立っていました。
 彼女を見ていると、どうも根性の人のように見えます。
最初、千葉県に住んでいたけれど、スケートのために、九州に引っ越したといいますから。
 彼女は、将来、トップで活躍してくれるのでしょうか。
「フィギュアスケート日本女子ファンブック
2010」という本に、
藤澤亮子さんのことを
「戦うベビーフェイス」というタイトルで、紹介記事が載っています。
人によっては、年齢が進むと、ぜんぜん違う顔になる人がいますが、
彼女はどうなんでしょう。変わるのでしょうか。

 顔が変わると言えば、キム・ヨナ選手は変わりましたね。
2007年の世界選手権の映像を見ていると、彼女は、子供っぽい顔をしていました。
それが、今は、ほおがふっくらしていたがなくなりました。

 ベビーフェイスと言えば浅田真央さんですが、彼女は変わりませんね。
あの顔立ちで、損をしている部分があると思うのです。
なぜなら、大人っぽい演技が出来ないからです。また、似合わないし。
アイメイクで、目じりを立てていますが、それだけでは、まだまだという感じです。

次回は、FSについて述べます。