スポーツ界で活躍している人は、ほとんどが、弟か妹です。
プロ野球選手は、ほとんどが弟です。
 古くは、王、長嶋、広沢、秋山幸二、清原和博、野村克也、伊東勤、古田敦也、
そしてイチロー選手もみんな弟です。
 女子プロゴルフも、宮里藍、横峯さくら、上田桃子とみんな妹です。
横峯さくらさんは、3姉妹で、3人とも、プロゴルファーになったけれど、
一人の姉は、プロを辞めてしまい、もう一人の姉は、プロを続けているけれど、成績は低迷。
一番下のさくらさんだけが、トップを維持しているのです。

 フィギュアスケートの選手も、高橋大輔、織田信成とみんな弟です。
小塚崇彦さんは、確認出来ていませんが。
女子も、太田由希奈、中野友加里、浅田真央と、みんな妹です。
鈴木明子さんは、確認出来ていませんが。

 これには、明確な法則があるのです。
それは、「兄、姉に負けるもんか」という気持ちが強いのです。

 それを表す特徴的な出来事が、「Number」というスポーツ雑誌に、記事が載っています。
「Number 667号(2006年12月14日号)」
の「ナンバーノンフィクション 姉妹。浅田舞 深い闇からの覚醒」
という、浅田舞さんの特集記事の中に載っています。
ちょっと長いですが、丸写しします。


 幼い頃、真央はどんなに頑張っても、舞に勝つことができなかった。
それを、舞は、
「お姉ちゃんだし、大きいのだから勝つのが当たり前」
と考えていたが、妹のほうは、まったくそうは思っていなかった。
 小さいからと言って、なぜ、自分が負け続けなければならないのか。
そんな理不尽は、とうてい我慢できない。
 真央は、試合で舞に負けると、怒って口を利かなかった。
悔しくてご飯も食べなかった。
そして、次こそは絶対勝つ、と考えていた。


 これが、今の、浅田真央さんの原点かも知れませんが。

 浅田姉妹は、典型的な姉妹です。
つまり、姉はおっとり、妹は頑張り屋。
でも、姉の舞さんも、小学6年生の時に、3回転+3回転を跳び、
世界ジュニアではトリプルアクセルを跳んでいるんですけどね。
正式に、認定されませんでしたけど。

 この舞さんの特集記事を読んで感じたのは、
妹同様、姉の舞さんも、完璧主義なのかなと思うのです。
2回出場した世界ジュニアでの挫折が、
ずっと後まで引きずっていたと言いますから。

 舞さんが、もし、妹だったら、今よりもっと活躍していたのだろうか、と思うのです。

 そして、安藤美姫さんは姉です。
安藤美姫さんが、もし、妹だったら、あんなに、しょっちゅう
辞める、辞めるとは言わなかったのではないか、と推測するのです。

 妹というのは、浅田真央さんや、中野友加里さんのように、頑張り屋が多いのです。

スポーツ界というのは、弟、妹が支えているのですね。