ほんとに、ほんとに、ブログの更新間隔は開きます。
 でも、もうちょっと書きます。
 ちょっと批判的なことを書きますから、その選手のファンの方、ごめんなさい。

 鈴木明子さんの、過去5年間の全日本選手権の成績は、

2005年 117.18 12位
2006年 145.22 10位
2007年 159.93 5位
2008年 173.98 4位
2009年 195.90 2位
となっています。

 2005年の全日本選手権の24人の顔ぶれを見ると、
今は、全く名前の聞かない選手がいっぱいいます。
鈴木明子さんも、そのうちの一人だと思っていたのです。
鈴木明子さんも、消える選手の一人だと思っていたのです。
2005年で、関心があったのは、上位6人と「花の63年組」の4人。
11位以下は、全く関心がありませんでした。

 日本の女子選手は、難しいジャンプで有名になった人がほとんどです。
だから、まさか鈴木明子さんが、上位へ来るとは思わなかったのです。

難しいジャンプじゃなくて、有名になった人と言えば、
太田由希奈さんが2006年の全日本選手権で復帰したのが、非常に喜んだのです。
(その後、引退でがっかり)

 それで、鈴木明子さんの演技を見て「あっ、これは違うぞ」と思ったわけです。

 中野友加里さんは、「伊藤みどりさん以来、
10年ぶりにトリプルアクセル(3A)を成功させた人」
ということで、有名になりましたが、それ以後、なかなか3Aが認定されません。
2004年の成績が悪く、
2005年に突然ブレイクして、トリノ五輪の代表と言われたけれど、
五輪選考基準は、2004年の成績も入れる、ということで、
中野友加里さんは、選考ポイントが伸びなかったのです。

 中野友加里さんを見ていて思うのですが、
2005年のNHK杯で優勝して、トップ選手の仲間入りをしました。
まるで、歌手が、デビュー曲がヒットしただけで、
トップ歌手の仲間入り、という感じです。

今まで、中野友加里さんは、どうなんだろう、と思っていました。

そこで、鈴木明子さんが現れて、
あっ、これは、鈴木明子さんの方が上じゃないか、と思ったのです。

歌手は、一度、デビュー曲がヒットすると、ずっとトップ歌手でいられます。
中野友加里さんは、それと同じ状態ではなかったのかなと思うのです。

鈴木明子さんが、もっと早くブレイクしていれば、中野友加里さんの上を行っていたと思うのです。

 中野友加里さんのあの巻き足(シェーの形)はどうなんだろうと思います。
高い評価は、得られないのじゃないかと思うのです。表情は少ないし。
その点で、鈴木明子さんとは、差がついてしまうのではないかなと思うのです。

そんな、鈴木明子さんがなぜ、もっと、早くブレイクしなかったのかなと思うのですが。
 青嶋ひろの氏のレポートを読むと、鈴木明子さんは、以前は、メンタルが弱かったそうです。
だから、全日本選手権で、上位に上がれなかったそうです。

こんな、オリンピックシーズンで、鈴木明子さんと中野友加里さんが、
ギリギリのところで、攻防をしなくてもいいのに、と思ったのです。

青嶋ひろの氏のレポートによると、中野友加里さんは、緊張しい、だそうです。
今回の全日本選手権で、それがよく表れていましたね。
あんなに緊張して、どうするんですか。

その点、鈴木明子さんは、のびのびやっていました。
転倒で、緊張が解けたと言っていましたが。
でも、その転倒のおかげで、0.17点差になってしまったのですから。

私は、鈴木明子さんと中野友加里さんは、もっと点差があっていいと思うのです。
中野友加里さんの実績が、点差が開かない原因なのですかね。

 フィギュアスケートの選手生命は、短いです。
24歳の鈴木明子さんは、この後、来シーズンはどうするんでしょうか。
もっと、鈴木明子さんの演技を見たいのですが。