1日9品目
ここスーダンでは、市場で手に入る物が限られており、いわゆる1日30品目を摂る食生活など不可能である。
朝食は、基本は1品目。食パンか、ゆでたサツマイモか、パンケーキか。
日によっては卵がつくことがあるけれど。
昼食は、ウガリ(東アフリカの主食。とうもろこしの粉でできたもちのような白い固まり。)と肉と葉っぱの炒め物。
ラッキーな日はバナナかパイナップルが出る。
または、豆の煮込みとキャベツの炒め物とチャパティ。
夕食は、再びウガリ、葉っぱの炒め物、卵とトマトの炒め物。
または、ウガリ、揚げた川魚、トマト。
365日こんな献立なので、1日9~10品目くらいしか摂れないんですね。
栄養が偏りそうだけれど、ビタミン剤や野菜凝縮の粒を飲んでいるし、普段食べている葉っぱは、
実は青汁の元であるケールだったり、モロヘイヤだったりするので、栄養価はとても高いはず。
たまに、それではいけないと思って、輸入品のスーパーへ行って豆乳や100%の果物ジュースを追加する。
雨季が始まって数ヶ月経つスーダンでは、自然の恵みのおかげで市場に出回る野菜や果物の
種類が若干増えてきた。
今まであまり見られなかったナスやオクラも出てきたし、葉っぱの種類も前よりも増えている。
そして、何よりも嬉しいのが果物の種類も増えてきたということ。
この時期は、アボカド、パッションフルーツ、グヮバ、りんごを1日の品目に追加します。
パッションフルーツは、黒い種まで私は食べるのが好き。
アボカドは果物のカテゴリーに入れてしまっていいのかわからないけど、ワサビ塩をかけて食べる。
昨日はシュガーアップルまで発見。(下記、Wikipediaより)
東南アジアで見かけたことはあったけれど、アフリカにもあるんだね。
中身は白くて、やわらかくて、甘くて美味しい。
いわゆるトロピカルフルーツほど味が強烈でないのも良い。
パパイヤも出てきたけれど、サイズが大きいのでちょっと食べきれない。
マンゴーは残念ながら、時期はずれです。
マラカルへ出張すると、グレープフルーツが手に入る。
日本ではめったに食べられないパッションフルーツやシュガーアップル、グヮバを沢山食べられる。
そんな贅沢ができるので、1日9品でも文句は言えないよね。
日本でも栽培ができないかどうか、いつも考えてしまう。
せめて、アボカドとケールの葉っぱくらいは育ててみたいものです。