Web上の記事は基本的に流し読みされています。
近年は、スマホを使っているインターネット利用者が60歳未満で8割を超えているため、スマホで読みやすい文章を書くことが大切です。
画面の横幅が狭いスマホ画面では、一文が長すぎると文字が詰まって見えるので、読むのが億劫になってしまいます。
また、一文が長すぎると、流し読みで理解しにくいため、読むのが面倒になり離脱される可能性が高まります。
そこで、目安とすべき一文の文字数や、一文が長いと起きやすくなる具体的な問題点について説明します。
Webライティングで理想の一文の長さの制限文字数
Webライティングで最適な一文の長さの制限は1文で60文字以内と言われています。
平均40文字、長くても60文字で抑えるようにすることが基本です。
しかし必ず60文字以内にすべきかといえば、NOです。
最も重視すべきことは、ユーザーにとってわかりやすいかどうかです。
例えば、文字数の多い固有名詞や単語を用いる文章だと、60文字を超えてしまいやすくなります。
また、文章を短く分割しすぎて指示語が増えるとかえって理解しにくくなりますし、短すぎる文章を続けても、幼稚な印象を与えてしまいます。
「だったら一文の長さの制限なんて気にする必要ないんじゃない?」と、思うかもしれませんが、気にした方が文章のクオリティが上がりやすくなります。
次の章で詳しく説明します。
Webライティングで一文の長さの制限を意識しないと起きる問題点
Webライティングでは、読み手にとってわかりやすく伝えるために、一文が長くなりすぎないように意識すべきです。
一文が長くなるときは、複雑な文の組み立てになっていたり、必要でない情報が入っていたりしています。
見直せば簡潔になることが多いのです。
一文の長さを意識しないと起きやすくなる問題点3つを説明します。
問題点①主語・述語がいり込む
一文が長すぎると、いくつもの文章が組み合わされていることがあります。
主語述語が複数存在したり、主語2つに対して述語が1つにまとめられてしまったりするので、複雑で理解しにくくなります。
例文を見ていきましょう。
![]()
![]()
私はハート柄のポーチを姉が毎日使っているのを見てうらやましくなったので、母に買ってもらいました。
この一文を分割すると「私は姉のハート柄のポーチがうらやましい」「私は母に買ってもらった」「姉が毎日ハート柄のポーチを使っている」となるように、複数の文が一つにまとまっています。
「ハート柄のポーチ」は「姉が使っている」「母に買ってもらう」の2箇所に係っているため、さらに複雑になっています。
この文をわかりやすく分けてみましょう。
![]()
![]()
私はハート柄のポーチを母に買ってもらいました。
姉が毎日使っているのを見て、うらやましくなったからです。
一文ずつ伝えたい内容が明確になり、内容を理解しながら読み進めやすくなります。
問題点②修飾部が長くなりすぎる
一文の文字数が多い原因には、修飾部が長いことが原因として挙げられます。
文の切れ目がパッと見でわからず、一読で理解しにくい文となります。
例文を見ていきましょう。
![]()
![]()
最近は、本屋さんで見かけてからずっと欲しいと思っていて先日やっと手に入れることができた本を読むのが楽しみの一つです。
本の修飾部が「本屋さんで見かけてからずっと欲しいと思っていて先日やっと手に入れることができた」と多くの事柄が詰まりすぎています。
読み切るまで「最近」が何のことかわからず、やきもきします。
文を分けて、わかりやすくしてみます。
![]()
![]()
本屋で見かけてからずっと欲しかった本を先日やっと手に入れました。
最近は、その本を読み進めるのが楽しみの一つです。
内容を分割し、時系列に沿って整理できていますね。
問題点③伝えたいことが1つに絞れていない
読み手に伝わりやすい文にするためには、一文一義(ワンセンテンスワンメッセージ)が基本です。
一文一義とは、1文で伝える内容は1つにするという意味です。
文字数が多いと、一文でいくつもの伝えたい事柄が含まれている可能性があります。
すると複雑な文になり、何を伝えたいのかわからず要点がつかみにくくなってしまいます。
すなわち、伝えたいことが伝わりません。
一文一義とするだけで、一文ずつパッと見て理解しながら読み進めやすくなります。
まとめ|Webライティングでは一文の長さの制限を意識しよう
Webライティングで大切なのは、文字数を意識し過ぎるよりも読み手にとってわかりやすい文章を書くことです。
ただし、長すぎる文章は読み手にとってわかりにくくなってしまいます。
一文が長い原因は、文の組み立てが複雑になっていることが多いためです。
文法をシンプルに使いこなすこと、一文一義をベースとすることにより、誰もが読みやすい文章を書きやすくなります。
複雑な文とならないように、一文60文字以内に抑えることを基本として覚えておきましょう。


