しゅうかいどう

秋海棠

 

 母が亡くなったのは真冬でしたが、今はもう秋。タンスや押し入れの中の遺品の整理はほとんど手をつけていません。しかし相続税の申告は税理士を頼まずに、本や国税庁サイトに載っている「相続税の申告のしかた」などを参考にしつつ、自分で行いました。相続税を少なくするには、生前に時間をかけて準備する必要がありますが、母の場合は相続税対策はゼロでしたので、せめて税理士の費用ぐらいは節約しようと思いました。

 

 

 自分でやってみて、いろいろ感じることがありました。

①主な財産が自宅と預金のみの簡単なケースならば自分で申告するのは難しくないと思います。私は「判らなくなったら税務署に相談すればよいや」と軽く思い始めました。相続税の手続きは複雑なマニュアルに従って行う作業ですが、AIを利用したアプリが開発されて、誰でも利用できるようになると良いのですが。

 

②区役所、法務局から発行してもらう書類は多量です。二度足を踏まないよう整理してから出かけましょう。改製原戸籍、除籍謄本、戸籍謄本、住民票、印鑑証明、不動産登記関、課税台帳登記事項証明書などです。

 

③金融機関によって差がありましたが、被相続人から相続人の口座に財産を移す場合、相続人全員のサイン、実印が必要なところが多かったです。あとから隠れた預金が出てきて二度手間になり迷惑をかけてしまいました。

 

④手続き終わってから通帳が発見された。そんなことのないように相続財産の判りやすく整理しておくことが必要だと感じました。

 

吾亦紅

 

 母の遺品の整理はこれからですがかなり大変です。植木鉢一つをとっても山のようにあります。それがすんだら自分の物の整理。

 

彼岸花

 

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