先日『快画』というものを体験してきました。
木村タカヒロさんという方が考案したものだそうで、右脳を解放した自分らしい絵が描ける絵画法だとか。
ちなみに木村タカヒロさんは、『マツコの知らない世界』のオープニングイラストなど手がけておられるそうです。
まず最初に、普通の自分の描き方でインストラクターの方を描画しました。
昔から自分の絵はあまり好きではなくて、どれだけ修正しても対象をちゃんと描写できてる感覚に届かない。。
今回もそんな感覚でした。
次に、画板を片手で支え、画用紙の方は見ず、対象を見たまま鉛筆を走らせて線を描く。
線が描けた時点で画用紙に目を落とし、気に入らなければ消しゴムで消す・・・を繰り返します。
描いてる途中から、なんかいちいち消して修正するのが面倒臭くなってきて・・・
一度描いた線を採用して次の線へどんどん進む方が心地良くなってきました。
抽象度が増してきてしまったけど、自分の中ではこっちの方が満足感が高い。
次にマジックを使って、つまり消すことのできない線で、同じように画用紙を見ず描いていく。
描き始めは修正できない恐れから慎重になってしまってましたが、思いっきり描いていくことの爽快さが増してきました。
こうなるともう「似てるかどうか」「上手だと思われるかどうか」どうでもよくなってきます。
そう、私は今まで絵を描く時「似てるかどうか」「上手だと思われるかどうか」を頭のどこかで気にし続けてたんです。
この捉われから解放されたところで、自分にとって本当に楽しさだけで描く絵・・・これが『快画』なんでしょうね。
4枚目は、黒人の歌手の白黒写真を逆さにして、それを見ながら同じ方法で描いていきます。
この時は結構パッションで描いてて、もうレイアウトも何もないて感じです。
でもすごい楽しかった!
絵を描くのを楽しいと感じたのはいつ以来だろう?
この描き方だったら、今後も色々描いてみたいです。