ここ最近、電子書籍を求める傾向のある自分。
一時期はスマホやiPad本を読むことなんか考えていませんでしたが、ここ最近はむしろ電子書籍の方が読み訳す感じています。
特にマンガは、電子書籍の方が断然読みやすい。
何度か気になるマンガがあった時にいわゆる「大人買い」をしたことがありますが、それらを最後まで読むことはなく、途中で断念。鬼滅の刃さえも、読めませんでした。
それが電子書籍だと、スラスラと読めてしまう。
髪のマンガだと1巻読むのにかなり時間がかかるのに、電子書籍だと1時間程度で完読してまう。意外と自分は電子書籍の方が読み進むことがわかりました。
そのきっかけになったのは、リエゾン。
元々はテレビのドラマ化で知り、ドラマが面白かったのでそのままマンガも読んでみたいと思いました。ただ過去の経験から単行本を買うと場所をとるだけになってしまうので、これを機に電子書籍を試してみることに。
すると思ったよりも読みやすい。
フリップで簡単にページを進めることができ、iPadでも読みやすい。なのでどんどんと読み進んでいき、最終的には電子書籍の大人買いをしてしまう始末。でもすでに全て読み終えています。単行本の時では考えられないです。
そんなこともあり、最近は電子書籍があるものは電子書籍で読んでいます。
今ではマンガに限らず、マンガ以外の本も電子書籍で読んでいます。ただ中には電子書籍かされていない物あるので、その時はやむ無く紙の書籍を買うことに。福祉関係の専門書は電子書籍化されていないものも多いですね。
そんな中、最近読み進めているのは「Shrink〜精神科医ヨワイ〜」
リエゾンにしても、Shrinkにしても、同じ精神医療を扱ったマンガ。職業病的な感じもありますが、読んでいて面白いですね。まだ全ては読んでいませんが、着々と読み進んでいます。
Shrinkを知ったのは、Yahooのトップページから。
いろんな記事が出てくる中で、たまたまShrinkを紹介する記事があり読んでみると、なんとなく興味のあるものだったため、電子書籍で早速読んで見ることに。すると、その描写が表情にリアリティのあるものでした。
自分がこの仕事を始めて、今年で20年。
精神領域に携わるようになってからは12年。気がつけばキャリアの半分以上は精神領域に携わるようになっていました。精神科医ではありませんが、Shrinkのストーリーや描写は実際に精神領域に携わっている自分から見ても、とてもよく描かれています。その内容も決して医療だけでなく、それに関係する部分もしっかりと書かれているのが適切な描写と感じました。
どうしても医療モノだと、医療を中心に描かれてしまうのが大半。
でもShrinkは軸になる精神科医を始め、きちんと精神保健福祉士の存在も書かれているし、地域の保健師の存在や精神疾患を支援するための仕組みもしっかり書かれています。デイケアのことや福祉制度、さらにはAA(アルコール依存症当事者参加の自助グループ)のことまできちんと取材して正しく書かれていることが、同じような事柄を扱うマンガと一線を画しているように感じました。
もっとも、文章を読むのが苦手な自分。
専門書を読んで勉強しなきゃいけないところもありますが、どうしても読みやすい本に流されてしまう自分。そんな中Shrinkは専門書ではないけどちゃんと書かれていて理解もしやすいのが、自分でも抵抗なく読めるものになっています。
そういった意味では、精神疾患を知らない人にとっての「導入書」でもあります。
きっと誰でもとっつきやすい内容であり、精神医療がより身近になるようなものと感じています。個人的にはオススメのマンガでもあります。