ハッピー・バースデー、サー!!&「ベストヒットUSA」(先々週分のチャート) | リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

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テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。

BS朝日の「ベストヒットUSA」、毎週のチャートは、残念ながら公式サイトには載っていない。
局のケチさ、ダメさ加減はともかく、なかなか面白い番組だから、欠かさず観ている。


意外にも慶応大中退の学歴を持つ小林克也は、72歳の高齢なのに、後継者がいないという悲しい業界では重宝されており、困ったものである。


「高齢者」といえば、6月18日は、サー・ポール・マッカートニーが、71歳の誕生日を迎える。

ハッピー・バースデー・サー。

先日の番組では、リンゴ・スターと仲間たちのビデオを、のんびり流していたが、もうすぐ、7月7日が、リンゴさん、73歳の誕生日。
この時期、ザ・ビートルズのファンにとっては、おめでたい季節だろう。


しかも、今のところ、サーも、スターも死にそうにない。

両者とも現役バリバリ感がある。

スゴイことだ。


他方、話題のニューアルバムを出した66歳のデヴィッド・ボウイは、ちょっと死にそうな、ヨレヨレの気配があるし、ニュー・シングルが好調の68歳のロッド・スチュアートも瞼がふさがり気味で、頼りなげなヨボヨボ感が色濃い。

同じ68歳のエリック・クラプトンは、恒例の新作を発表しつづけ、まだまだ元気に見えるが、かくしゃくたる69歳のミック・ジャガーは、コケたら死にそうな老人である。


まあ、みんなコケたら寝たきりになって御臨終だとは思うが……むしろ、「70」のラインを超えると再び元気を取り戻せるのかもしれない。


たとえば、ボブ・ディランは72歳だが、渋くて健康そうなハンサム爺だ。


実際、「40」あたりにも、死のハードルというのがある。つまり、40歳に近づくと一気に老け込むが、40を超えるとまたまた若返りやすい。オレは、福山雅治のことを考えている。


もちろん女優もそうだ。黒木瞳、壇れい等、40前には老けた気がするが、40を超えてしまえば、改めて「美」を取り戻している。


というわけで、たぶん60代後半のロック・スター連中も「死の予感」に包まれているのだろう。

「あーもうすぐ70だ、オレ死ぬかも…」的な……


しかし、「70歳」を越すと蘇りがある。

歳を忘れたような、気力の回復ぶりがあるのだ。
きっとそうに違いない。


「数字」というのはバカに出来ないものである。


***


先々週の「ベストヒットUSA」のチャートは、1984年特集に押されて、猛スピードで流された。

録画しておいたから、メモしておこう。

洋学をこよなく愛するオレだが、最近は堪えがたい曲が多い。


1+. Stay (Rihanna featuring Mikky Ekko)

  今週もやはり若年寄の(ヘタな)演歌が上位に並ぶ。まずは、ヘタな演歌歌手、リアナ。


2. When I Was Your Man (Bruno Mars)

  お次は、醜悪なブルーノ・マーズの自己陶酔。脳を溶かすバカ演歌だ。


3+. Just Give Me A Reason (P!nk featuring Nate Ruess)

  ピンクとネイト。メロディーの完成度は高いし、そこそこ歌心もある。そして、コンビの意外性もある。

  というわけで、売れ線ポップの王道が躍進してきた。


4+. Feel This Moment (Pit Bull featuring Christina Aguilera)

  安全策として昔売れた女性歌手と「テイク・オン・ミー」を使う、退屈なイケイケ・オジサンのバブリー・ダンス・サウンド。


5. Suit & Tie (Justin Timberlake featuring Jay-Z)

  中庸というかノスタルジックというか保守的な音楽。

  疲れたオヤジを慰安する懐古趣味的なBGMゆえに、ジェイZも気だるく参加し、キレが無い。


6. Thrift Shop (Macklemore & Ryan Lewis featuring Wanz)

  2012年8月発売の超ロングセラー。ポスト・エミネムの一角、マックルモア。

  徐々に下降してきたが、ラップならではのシニカルな詞世界で、格差社会を反映してみせた。


7. Daylight (Maroon 5)

  マルーン5による、IQの低い歌謡曲。多くの批評家たちもコケにしている駄作である。


8+. Heart Attack (Demi Lovato)

  地味で、ちょっと陰気なバンド・サウンド。一応、バンド・サウンド、である。
  というわけで、相川七瀬、田村直美、大黒摩季etc.の系譜にあるロック調・歌謡曲のアメリカ・バージョンといえる。


9+.Mirrors (Justin Timberlake)

  ジャスティンの干からびた感じのする新曲。

  「干物」的な味わいがある。
  じっくり聴けば、聴けなくもない、が、そんなのは倒錯的な趣味でしかない。


10+. Troublemaker (Olly Murs featuring Flo Rida)

  アメリカ的な軽薄でカラっとした雰囲気を充満させた歌謡曲。
  たぶん、オリー・マーズのファンというのは、日本には生まれないと思う。


11. Sweet Nothing (Calvin Harris featuring Florence Welch)
  超ロングセラーがようやく降下。
  カルヴィン・ハリスは、さほど有能ではないが、保守化して新味のないジャスティン・ティンバーレイクよりはマシのようだ(とはいえ、どんぐりの背比べ)。


12+.Can't Hold Us (Macklemore and Ryan Lewis featuring Ray Dalton)
  人気があるから売れてるだけの(時流に乗った)イマイチなイケイケのダンス・ラップ。

  ズッコケそうになるピアノ音が、挑発的といえるかもしれない。

  「マックルモアのアルバム、やっぱ、要らないかも…」、と思わせる1曲。


13+. Alive (Krewella)
  シカゴのバンドだが、パキスタン系の姉妹である。若くもないらしい。でも、EDMなら売れる。


14+.I Love It (Icona Pop featuring Charli XCX)
  スエーデン産の女性デュオ、アイコナ・ポップ。安いポップなら、スエーデンということか。

  この二流感みなぎる輸出品、日本人も見習うべきかもしれない。


15+. 22 (Taylor Swift)
  一見マジメそうなモテ女が「ジャーン、あなたのこと狙ってるわよ」と男殺し的に歌う、危険であざといキャッチー・ソング。


16+. My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up) (Fall Out Boy)
  ソフトなハードロック。あるいは、ポップなメタル。

  ロック色の薄いチャートの中に、しぶとく食い込んでいる。


17. Carry On (Fun.)
  そろそろ遠慮なく「ダサい」と断言してしまっていいファン.の捨て曲。


18. Scream & Shout (will.i.am featuring Britney Spears)
  まあ、無視しておいて構わないEDM。


19. All Around The World (Justin Bieber featuring Ludacris)
  リュダクリスは久しぶりだが、テンポが早いせいで、ラップは死んでいる。
  曲は、控えめなエレクトロゆえ、ダサくて、古い。
  ジャニーズ色が濃厚で、小学生向けの音楽だろう。  


20+. #thatPOWER (Will.i.AM featuring Justin Bieber)
  劣化中のウィル・アイ・アムによる冴えないエレクトロ・ダンス曲。
  ただしPVは、「近未来=日本」をロケしており面白い。


(順位の横に+が付いているのは、今週POINTが増加した曲。)


***


以上、「先々週」のチャート。毎回、あまり変わり映えがない。

「先週」のチャートは、また後日、掲載したい。

(予算不足のBS朝日のHPにチャートが掲載される可能性は限りなくゼロにひとしい)