再読っていっても、そんなにしっかり読み直そうというわけじゃあないんだけど、ね。
しかし、昔よく読んで、ガツンと、若く柔らかい心に衝撃を受け、カタルシスを味わっていた。
これ、
残虐な内容のメルヘンタッチの短編漫画ですけど。
あー、すごく残虐かも。
久しぶり、じつに、かなり久しぶりだな、と思いつつ、ぱらぱらめくると、確かによく死ぬ。
それも陰惨な死に方で。
話は単純で、
姉妹(きょうだい)が、ほんのちょっと関わりあう知人・友人、赤の他人が、次々に事故死する。
いや、「事故死」っていっても、主人公の姉妹の言動がきっかけなのだ。
いかにも危険な行為を「やってみたら」と促したりする、悪魔的なきょうだい。
だいじょうぶ、だいじょうぶ、危ないけど、やってみたら?
で、あっさり人が死ぬ。
あとは、たいして同情もせず、知らんぷりしてバタバタバタバタと遊びに出かけて終わる…
忙しい、忙しい、今日も遊ぶのに忙しいわー(という、フリ)。
……ことさらこのパターンの短編が多い。
わたし子供だから関係ない、責任無い、わたしわからない、忘れた、わたし子供だから、
という精神構造の主人公なのでしょうか?
今読むと、もう、あまり衝撃は来ない。
かつてのような、毒々しいカタルシスがない。
俺も歳をとった、ということだろう。
むしろ、このワンパターンを可能にする構造を読み解きたい。
そんな感想だけが、チラと脳裏をかすめた……