恋愛とカウンセリング、コーチングに共通すること、更に営仕事に共通するものがあります。
皆さん、何だかわかりますか。
それは「信頼」です。
信頼が無いと恋愛、カウンセリング、コーチング、仕事は成り立ちません。
ではその信頼を得るには何が必要でしょうか。
まずは相手の立場に立って物事を見ることが大切なことではないでしょうか。
お話ししても自分の事ばかり話したり、自分の見方にこだわっている方には今一つ距離を感じるものです。
逆に相手の話を尊重したり、立場をわかったりしてくれる方には距離を近く感じたりします。
私は前職営業でした。
営業は売り込むものと思う方がいらっしゃいます。
実は、売り込もうとすればするほど売れません。
それは自分の要求を満たそうとするだけで、相手の立場に立てていないから受け入れて貰えません。
また、相手の立場で物事を見れたら信頼がすぐに得られるかというとそうではありません。
コツコツと積み上げるのが必要です。
まず、相手の立場に立って物事を見るにはどうしたらいいでしょうか。
相手の目線に立つことが必要です。
よく例えてこういう話をすることがあります。
喫茶店でテーブルを挟んで話をすることがありますが、その時は相手と向き合うことになります。
その目線ではなく、公園のベンチに座って相手の目線で、相手が見ているものを見る目線が必要です。
相手が何を見ているのか、相手事を自分事のように感じながら見るのです。
私は以前OA機器を営業していた時があります。
訪問して相手目線で見ると、お客さんがまだ買い替え時期ではないと思ってるなと感じた時は「まだご利用できますね」と言います。
そうすると「そうだろ、まだ利用できるんだ」と言って警戒心が少し解けていったりします。
そして一歩話が踏み込め、つい不満な点もお話しされたりするケースが多かったりします。
自分の気持ちがわかってもらえたりすると、無意識に相手との距離感を縮めていたりするようです。
つぎに信頼を積み上げるです。
心理学ではザイアンスの法則と言うのがあります。
ザイアンスの法則とは、知らない人に対しては攻撃的な態度をとりやすく、会う頻度が多くなるほど親しみを感じるというもので、相手の人間的な側面が見えると感情が深まるなどの心情を示すというものです。
米国の心理学者ロバート・ザイアンスが提唱しました。
では単に相手との会う頻度を高めればいいかというと、そうではありません。
相手が許される度合いでという事です。
最初は挨拶程度で、長居をすると逆効果です。
そして、定期的にです。
自分の都合で出会ったり、気が向いたら出会ったりでは効果がありません。
定期的にお会いする必要があります。
営業では「近くに着ましたから」と言って顔を出すことがありますが、最初から定期的に訪問する計画でお邪魔させて頂きます。
一定間隔で来る人は信頼して頂けます。
恋愛ではいかがでしょうか。
気が向いた時にしか連絡が来ない相手には、なかなか信頼を寄せる事ができにくいのではないでしょうか。
相手との距離感を縮めたいとき、相手の立場に立って物事をみる。そして上手に距離感を縮める。
恋愛も仕事も大切ではないでしょうか。