きょう、偶然NHKBSをつけたら映画リトルダンサーをやっていました。


私はこの映画が大好きで、何回も見ています。テレビ


最近、amazon Primeで探したけど視聴可能なリストにはありませんでした。

DVDとかブルーレイを買えばあるのかな?


ビリーはイギリスの炭鉱の町で育った11歳のダンスが好きな少年。でも父親からは男らしくなるようにボクシングを習えと言われて、町の体育館に行くのだけど、その半分のスペースで開かれているクラシックバレエのレッスンを受けていた。

父親にそれがバレてもう行ってはいけないと怒られる。


ビリーの幼なじみのマイケルはトランスジェンダーで、昼間は男子生徒として学校に通い家では姉のワンピースを着たりお化粧をして女装を趣味にして楽しんでいる。唇


自我に目覚める11歳の少年が自分を表現できる場を奪われてしまい家に居場所がなくなったのです。


ロイヤル・バレエ団の受験を薦めるバレエ教師に母親への思慕を重ねている場面では切なくなったりして。タラー

ビリーの少し悲しい表情や亡くなった母親が現れる場面から連想したのだけど、胸がキュンとします。


その娘のデビーに初恋を飛び越えた性の意識を目覚めさせられたりして青春してるビリー!


ビリーが子どもから大人の入り口へと成長する思春期のとまどいと自己表現の方法を奪われて悩む気持ちが織り交ぜて描かれていて、ビリーの心のもどかしさが伝わってきます。


とにかく、ビリーは自分の気持ちを表現するのが下手なのね。

ここの家族一家揃って表現下手だから、ややこしくなるのだけど、ビリーは家族に八つ当たりされても気持ちの捌け口がなくて、バレエ団を受験しにきたお利口さんなお坊っちゃまの一言にカッとして八つ当たりして殴ってしまった場面では、もう不合格だと思いました。ムカムカ


父親は最初はバレエなんてと思っていたけど、ビリーを思うように行かなかった自分の人生のようにはさせたくないと思い直し、炭鉱の仕事に戻ります。


その当時イギリスでは炭鉱の仕事に戻るのは労働組合の仲間への裏切りとなってしまうのに、それでもビリーのために炭鉱に戻った場面では、何回も涙を流してしまいます❗️❗️泣えーん


晴れてバレエ団に合格するのだけど、ビリーは慣れない寮生活やバレエに対する不安から、「いやになったら戻って来ていい?」。父親は「部屋はもう下宿として貸した」と返事して微笑んだ。

そして二人はハグして野原に転がります。やっと気持ちがほどけたんだね〜とホッコリしてまた泣いちゃいます。泣えーん


5年後、ビリーはプリンシパルとして舞台に立ち、家族を招待する。マシューボーンの白鳥の湖の白鳥を踊るビリー。

イッチョウラを着た父と兄。(^^)

隣の席にはマイケルもボーイフレンドと共に招待されていました。*\(^o^)/*


最後は立派に成功した姿を見せてくれて、ハッピーな気分になれるのです。

私の大好きな映画リトルダンサーのビリーは、2022年の青春を生きている人たちと同じ悩みを抱え目標を探している。


そして忘れ物をしてきた大人たちの感情を揺さぶるステキなシナリオで胸キュンです。おねがい


今回観て気がついたのですが、町のあちこちにあるカラフルな壁や港のクレーン、空の色を背景にビリーの衣装と小道具の色をみごとにマッチさせていてオシャレです。

ゴッホの絵の色合いを思い出しました🖼