マンションは古くなります。
2023年末で、築40年以上のマンションは約136.9万戸、総数は704.3万戸なので19.4%です。(国交省資料から引用)
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、建物が古くなると、住民の方大半も高齢者となってしまうマンションも多くなります。
その様なマンションで長期修繕計画見直しを行うと、物価上昇などで修繕積立金が足りず、値上げをしなければならない事例もあります。
ここで問題となるのは高齢者の方の収入が年金に依存していることです。年金も物価上昇に合わせ上昇しますが実質ベースでは目減りになるとの記事がありました。実際、住民説明会などでは「年金暮らしなので修繕積立金の値上げは困る。建物はこのままで良いから値上げしないでください。」などの意見、要望がでた経験があります。
住民の方大半が高齢者の場合は深刻な問題となり、総会で値上げ案が否決される可能性もあります。
最適解は値上げしないことですが、建設業界も物価上昇は既に始まっているので現実は難しいです。
解決策は修繕費等を抑え、値上げ幅を極力少なくする方策です。以下思いつく方策(その他にもあるかも知れません)を書きますが、どうしてもの時採用を検討してください。
- 修繕周期の延長→現況は外壁修繕は15年周期が一般的となってきているが調査診断を実施して更に延長する。
- 専有部分給排水管改修は区分所有者の責任とする。→現況と逆行しますがお金がなければ仕方ないと思います。この場合、保険対策が必要です。
- 窓サッシ改修は部品交換で行う。→カバー工法は高額となります。実施時は窓サッシ調査が必要です。
- 設計監理方式でなく責任施工方式で発注する。→業者選定作業の負担、良い業者を選ぶ難しさがあります。
- 管理費を削減し修繕積立金に剰余金を移行する。→管理費削減の検討、努力が必要です。
考えてみると、使うお金を減らすには管理組合様の負担が増えると言うことなのかも知れません。
今、私がお伺いする理事会様、修繕委員会様は現役を引退された方が主となり積極的に運営されています。皆様、充分な実力をお持ちですので上記方策、その他奇策を実施できると思っています。
今後の皆様のご活躍を期待しております。
追伸
当方ホームページを改修しました。
ご興味のある方はご覧ください。