雨の札幌を抜けて支笏湖が見えると青空が広がっていた。

対岸の風不死岳・樽前山は雲の陰だが、予報ではこれから晴れ間が広がるはず。

風が強く、落ちた枝やら落ちてくる枝やら注意しつつ登山口へ。

砂利道を自転車押して登る。

今日はとにかく荷物が重い。中身は照明器具。そう、ヨタカ探しの季節だ！

…なーんて、風が強い日にヨタカが出たためしがない。今日はダメな予感しかしないのだけど、先週天気が悪くて引きこもっていたから出かけたいのだ。

アカハラやクロツグミの声を聞きながら、暗くなっていく林道を辿ってなんとか駐車場に到着。重かったぁ

やはり風は強く、枝が揺れて落ち着かない。カメラをセットして暗くなるのを待つ。

遠くに手稲山の鉄塔群が見える。

札幌は雲が多いのかな。

どんどん暗くなっていく空。

ついに飛んだ…ヤマシギが。

ここではヤマシギはヨタカと並んで夜の2大スターである。

である…のか？暗い空によくわからない鳥が飛んでいるだけ、ヨタカと違って枝に止まって鳴くこともないし、キングオブ地味な鳥である。顔出しNGの流行りの歌手みたいなものだ。

それが今日に限って駐車場の地面に下りてくれたのだ。

これだ！

え？よくわからない？

じゃあもう一枚、これだ！！

いや、だってですね…

肉眼ではいるかいないか分からないくらいの暗さだったんです。手持ちでここまで撮れるだけ素晴らしいです。せっかく持ってきた照明器具だって遠くに置いてあったし…そもそもこんなところに下りるなんて想定していないし…

大トリでコレ！

まあヨタカも来ないし登っちゃお。

なんか小さい蛾が多くて気持ち悪い。尺取り虫系のコイツ、多分キタエダシャクだと思う。が、尺取り虫もイモも毛も大の苦手なので成虫になった蛾も蝶もやっぱり嫌い、怖い、キモいの3Kだ。

よいしょっと932峰（北山）へ。

ここは東山が暴風の時にも風が弱いことがあってオススメだ。まあでも周辺の樹林帯でクマが出たという情報もあるからあまりオススメしない。どっちなんだ

上は24mm、光害カットフィルターあり。

下14mm。画角の違いは置いといて、光害カットフィルターっているのか？うーん

支笏湖方面は明るく、あまり星は見えない。支笏湖自体も風不死岳に遮られて半分も見えない。

花の季節はうつりかわる。もう岩に張り付いて咲いていたイワヒゲはなく、マルバシモツケが残っているのと樽前草が咲いているのみ。

長居すると仕事に差し支えるので下りながら。

夜中の一人歩きは楽しいね。

で、帰宅してシャワー浴びて少し眠って仕事に戻った訳ですが

疲れてるわ眠いわ、年々低下している中年の回復力。

ブログの更新もそんな感じで遅くなったという

月曜はいつも雨