年始からの読書
ぼやぼやしているとすぐ年を取ってしまうので、2014年は社会人として真っ当に、知識を吸収する為に読書をしようと決意する。もしくは物語世界をしっかり満喫する読書。
という事でネットで見る時事ネタ等に関係する本を中心に、好きな著者の未読本を月初より読み散らかす。
「夜のフロスト」
これは再読。文庫版で数年前に読んでいたものが電子書籍になったので購入。以前のは手放していたので電子書籍になってよかった。不眠不休で働くボンクラ警部に降り掛かる数々の事件が、結末に向かって一気に修練する筋立てはいつ読んでも見事。
「経営のやってはいけない」
何かに書いてあった読み易い経営指南本。サラリーマンではなく起業して自分で事業を動かす人向けだけど、組織を作って人間を動かして、目的に向かって動かすという視点ではサラリーマンも同じ。「信用してもまかせっぱなしにするな」なんて、管理職が日々意識する必要のあるアドバイスが明確に書いてあるので、自分自身の仕事の進め方の指南書としても有益であった。

「プア充」
一部ネット上で貧乏自慢のネタみたいになっていたので、原本を読んでみる。実際は貧乏の薦めと言うよりは、ワークライフバランスを考えようという話を軽い小説仕立てにしたもので、変な事を行っている訳ではなかった。「年収300万円で上を見るな」ではなく、年収300万円夫婦で世帯年収600万円の方が、一人で600万円稼いで体壊すより良い、というよいうな具合。ワークに殆ど重心を置かないバランスを良しとするオージーに囲まれている現状としては、ごく当然の主張でもあったりする。
とは言えタイトルの強烈さで目に付いたのも事実なので、出版社のセンスに感心。

「世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた」
東洋経済オンラインで面白いコラムを書いていた人の本。年収5億円なんていうエリート達は何をしているのか?そんな興味から強烈な個性と実力を持つチームをまとめる方法まで、面白くまとめている。ある意味プア充とは真逆の世界も、これはこれで存在しないと経済は発展しない。

「池上彰の選挙政治がゼロからわかる本」
シドニーの小売最低賃金やオーストラリアでの年金支払い金額は知っていても、日本の様子が怪しくなってきた海外生活6年目(2回目)。日本の政治はどう?何て聞かれても、英語以前に日本語での説明も怪しいので、ちょっと知識を仕入れてみる。
取りあえず次の選挙は投票するか、と思う程度には政治の大切さを認識する。

「東南アジア四次元日記」
柔らかい旅行エッセイが読みたいと思い、購入。20世紀末、日本の方がまだ東南アジア全体より数段上にあった時の旅行話は、ある種の懐かしさを感じる。今はアジアからの富裕層が日本でブランド商品を買いあさる時代。ボーダーレスと言う意味では良い時代に生ったのかも。

「ハーモニー」
屠殺器官という強烈な作品でメジャーに踊り出すも、病気で既に他界されている著者の長編。星新一的なSF未来世界にアーサークラークの幼年期の終わりを混ぜて、攻殻機動隊的なバイオレンスをふりかけたような、不思議な作品。
こういった世界観は多分映像化不可能なので、小説と言う想像力で構成する媒体に非常に向いている。著者の早逝が残念極まりない。


























